さて、ピックアップを「Fender Custom Shop Custom ’54 Stratocaster Pickups」に乗せ換えた 1954 Fender Stratocaster レプリカ(もう、ボディーとネック以外は ほとんど Fender Japan ST-54 83 DMC の面影はないので、これからはこう呼ぶことにしました )の音の違いを検証するつもりでしたが、どうしてもネック側のピックアップのトーンコントロールが効かないのが気にかかり、根性をだしてもう一度ピックガードを外して検証しました。
前に言った通り、ポッドには故障がないようなので、セレクタースイッチの通電をテスターで確かめましたが、やはり問題ないようです。万策尽きてピックガードを戻そうと、手で配線をザグリに合わせてまとめると、なんとトーンコントロールが効くようになっているではありませんか。またちょっとピックガードを動かすと効かなくなります。
これはと、アンプにつないだシールドを挿してハムノイズを流しながらあちこちいじってみたら原因が分かりました。フロントトーンコントロールポットのキャパシタをつないである端子の内部の接触不良が原因でした。ここをいじるとトーンコントロールが効いたり効かなかったりしています。
こりゃあ、ポットの交換しかないなと思ったところ、少しポット自体をねじってみたら、キャパシタの足に引っ張られて内部の接触が回復したようで、その後はピックガードを動かしても問題なく正常にトーンが働き続けるようになりました。
原因が特定できたので、今回はこのまま使うことにして、おいおいポットの交換(この際だから、ポット3つとセレクタースイッチとも全とっかえしようと思います)を行うことにしました。
それでは、新しいピックアップの音の変化を検証します。
Fender Japan DiMazio DCS-1 VS Fender US Custom Shop Custom 54 Pickup 比較
「DiMarzio dcs-1 classical vintage」 は、どれも 抵抗値が 6.4k ぐらいあって、強力なのですが、「Fender Custom Shop Custom ’54 Stratocaster」と比較してそれほど強力な感じはしません。もしかしたらマグネットがビンテージの例にならい アルニコ3とか2ぐらいが使われているのかもしれません。
「Custom ’54」に特徴的なのが、Bridge のキラキラした音と、Center、Neck ピックアップともに意外と明るい音がすることです。そしてこの恩寵なのか、Bridge+Center の鈴鳴り感が半端ないということです。
いままで、Stratocaster の Bell Tone って意識したことがあまりなかったのですが、すごく特徴的な音がします。「DiMarzio dcs-1 classical vintage」では出なかった音です。
The clean tone of a Fender Stratocaster and Vox AC30
特に、Fender Twin Reverb 系のアンプで、リバーブを効かした音で弾くと聞いたことの無い、いい音がします。
結局、苦労して投資した甲斐があった改造でした。
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