黒猫の胸にほんの少しだけある白い部分のことを西洋では「エンジェルマーク」と言うのだそうです。黒猫の胸やお腹あたりに、まるで塗り残しのように白い毛があるのを不思議に思っていました。
ヨーロッパでは「天使が触れたあと」や「幸せを呼ぶ猫の印」などと言うそうです。黒猫にこの「エンジェルマーク」があるのは、中世ヨーロッパ時代に黒猫だけが虐待された歴史の影響だと話されているそうです。
動物学的に言うと、黒猫に胸だけ白い毛が生えているのは、黒猫が持つ「黒い毛色を持つ遺伝子」が表面の毛だけに働いたことによるものとのこと。したがって、黒猫の毛をかき分けてみると、内側にびっしりと白い毛が生えていることがあるのだそうです。こんど、厳島神社のクロネコで試してみよう。
そういえば、この縁の下に寝ているクロネコ。実は黒い毛糸のセーターです。呼んでも出てこないので近寄ってみて初めて分かりました。
サンタクロシロースとメジロのツーショット。