椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

主人から聞いた話〔3〕

2014-06-09 19:00:30 | 藤村瞬一
育ち盛りのころに食糧不足であったため、慢性的に空腹をかかえていたようでした。
両親とも小学校教師で、闇の物資にはなかなか手が出なかったとか。
広島の親せきでは米や野菜をつくっていたようですが、そちらも子だくさんで
たいへんだったようです。
今でいう家庭菜園をつくってみても、カボチャなどできたものが盗まれてしまうのだとか。

主人の父親のアイデアで空腹を満たすためたくさんのフダン菜を水炊きにして油を落としたりして食べたのだそうです。

私は北国育ちなのでホッケなどが好物なんですが、主人は戦争中、北からの魚で臭いがするものが
配給になったせいであまり食べたくないようでした。
当時は今のような冷蔵・冷凍での輸送ではなかったでしょうからね。

銭湯などで靴が無くなるのは日常茶飯事であったとか。
また、気の毒だということで友人の友人みたいな人を泊めたりすると
金品を盗まれて、恩をあだで返すという話もあったんだそうです。


戦争中、軍との商売で儲けた人たちは、戦後も闇で大儲けしたということのようで
戦争ですべて変わった、ということではないようです。


ただ、主人の場合、子どものときのひどいアレルギー体質が改善されたとのことで
空腹ということがアレルギー体質改善に役立つのかもしれません。



椿峰を高齢化社会のモデル地区に 
  所沢を日本のモデル地区に
  日本を世界のモデル地区に



人気ブログランキングへ


にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 所沢情報へにほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 所沢情報へにほんブログ村