青森のタクシーの運転手さんは話題が豊富な方が多いので、いろいろ話をしてみることをお勧めします。
青森はねぶた祭が行われるだけあって道路が自慢のまちですが、2月には、雪のため道路の幅がかなり狭くなります。
その雪の中を高齢者が自転車で走っていたり、少しのことで若者が切れやすくなっていたりで、運転手さんもたいへんなのだとか。
新青森駅には、ねぶたの飾りがあれこれあります。
青森は穏やかな人間が多いんですけれど・・・・・
新青森駅のいつも写真を撮るところからです。
同じ日でも太平洋側は雪が少ないのがわかります。
帰りの新幹線で、岩手の駅から乗ってこられて隣の席に座った同じぐらいの世代の男性の方とお話をしてみました。
雪中行軍で岩手出身の犠牲者が多かったことで、岩手の方とお話をしてみたいと思ったからです。
おじいさんが日露戦争に出征し、森鴎外のもとで衛生兵をつとめたんだとか。
歯科医をされているとかで、いろいろなお話を聞くことができました。
奥様が介護もお孫さんの世話もされているとかでたいへんそうでした。
私の父方の祖父は富山、祖母は青森・五所川原の出身で、母方の祖父母は岩手・湯田の出身です。
主人の本家は広島・呉の倉橋島で、主人は神戸で生まれて育ちました。
それぞれの土地での生活の知恵があるように思ったりします。
高校の同期会や、自治会で集まったときに、ひとりひとりが話をするのを聴くことが楽しく感じられます。
評論家や有識者の意見を拝聴というのではなく、ちょっとしたことに日本再生のヒントが隠れているのかもしれません。
多くの人たちがつながって、知恵の持ち寄りといったものがもっとあってもよいのではないか、と考えるこのごろです。
病院の忙しい若いお医者さんからみると
開業医の方たちはお金儲けばかりだ
とぼやく方もいたりします。
また、開業医の先生方は経営にたいへんそうで、検査とか投薬が多くなってしまう?
主人の友人のお医者様は高齢になったときに頼りにしていたのにかなり早く亡くなられました。医者の不養生というかストレスの多い職業だと思います。
ドイツには医学での留学が多くて
もっとほかの分野の留学生を増やすべきという意見があったとか。
日本では優秀な方たちが医学に多く集まり、それぞれ多忙で、見方によっては、日本の知性が囲い込まれてしまっていると思ったりします。
政治などに人材がまわらないようで・・・・・
日本は言論の自由が無制限というわけではなかった
さまざまな方法の統制があったとも思ったりします。
自由を確保するためには、大きな組織に属するといったことが必要で、その組織に規則があって・・・・
主人は若いころは革命家を夢見て新聞記者になったりしていたようなんですね。
私から見れば、主人は自分にそれほど厳しくなくて無理なことに思えるんですけれども。
脇が甘いというか、昼酒でワイワイ批判をやっていたりするのが垣間見えたりなんですけれど。
明治維新以降戦前まで、優秀な人材は軍にかなり集中した
日露戦争当時、外国の観戦武官たちは指揮官たちの有能さに感銘を受けたようです。
その人材と次世代の若い人材が戦争でかなり失われたのではないでしょうか。
嫉妬やいじめもあって、逆の淘汰が働いたみたいな。
戦後のマッカーサーは、若いときにみた日本人とかなり違っているような印象を持ったようですね。
女性のほうがしっかりした人が多かったけれども、使いこなす男性のほうに能力不足があって、女性の地位は低いまま
女は若い方が良い、容貌が第一
みたいなことになってしまった
女性の方でも足を引っ張られるような損な立場はとりたくない、ということになったのかもしれません。
ただ格差が広がって、有能なのに教育の機会に恵まれない人たちが増えれば、社会が不安定になってしまうのではないでしょうか。
有能で苦労をした人たちは人材である
ともっと社会が評価すればいいのだと思います。
でないと、振り込め詐欺的な犯罪が増えていき、うっかりすると日本が犯罪大国になりそうです。