東京都・目黒区 旧前田家本邸 パンフレットから
旧前田家本邸は、旧加賀藩主前田家16代当主の侯爵前田利為(としなり)侯(1885-1942)の居宅として昭和3年(1928年)から昭和5年にかけて建設されました。
滞欧経験が豊富で駐英大使館附武官も務めた利為侯は、「欧米諸国を歩いて常々残念に思うことは、わが国には外国からの貴賓を迎え得る邸宅がないということ」だと周囲に語っていたといいます。
洋館は家族の生活の場であるとともに迎賓館としても利用できるよう、和館は外国からの賓客に日本文化を伝える空間として設計されました。
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和館の設備は外国人向きになっていたりします。
これらは、国産品でTOTO(当時は東洋陶器)の製品だそうです。
TOTOの歴史については こちら
さすが前田のお殿様は、国産品の宣伝にも役立てていた?
畳廊下の杉戸絵は日本画家橋本雅邦筆のものとのこと。本郷邸で使っていたものだとか。