10月3日の昼、クレリ灘ホールへ出かけました。
横たわった義姉は義母そっくりに見えました。生前はあまり似ていないように思っていたのですが。
義母は昔の小学校の教師だったので威厳といったものをよく感じましたが、義姉はその母親に反発していたことがよくありました。
義母の口から、自分が他人に頭を下げて頼むことができなかったために、娘たちは結婚しそびれてしまった・・・・・
と聞いたことがあります。
担当してくださる方と打ち合わせをして、その後Fさんと娘さんが来られました。
Fさんは東北の出身の方で、義姉に悩み事をいろいろと相談していたようです。
お2人で涙を流してお別れの言葉をかけていただきました。義姉にとって、ありがたい家族のような存在であったのだと思います。
10月4日の葬儀・告別式のスケジュール表は以下のようになりました。無宗教葬・一日葬です。
9:30 湯灌・納棺
10:30 進行についての打ち合わせ
12:00 開式 黙祷 玉串奉奠
女性の司会者の方が義姉の経歴を紹介、その後、義姉についての各自の思い出を語る
お別れ(棺に花入れ)
12:45 出棺 霊柩車 タクシー2台
13:00 甲南火葬場到着、荼毘
13:30 灘ホール帰着 精進落とし 音羽鮨(和食・生ものは避けてもらう)
15:05 火葬場へ出発
15:30 火葬場到着 お骨拾い
16:00 ホール帰着
湯灌は義姉が母親の葬儀でしてもらったと話していたのを思い出したのですが、
なるほど遺族にとってありがたい儀式のようにも思われました。
司会者の方により手際よく進行していただき、スタッフの方たちの気配りもありました。
義姉についての思い出を語り合うことで和気あいあいとした葬儀と出来なのではないか
と思います。義姉はそれぞれ甥2人に思い出を残していたことがわかりました。
火葬場との往復の時間もそれほどかからず、ゆったりと食事をおいしくいただくことができました。
甲南火葬場の職員の方が丁寧にお骨について説明をしてくださいました。
古い火葬場のほうがきれいにお骨が残るようにも思われました。
お骨は最も小さい骨壺を2つ用意してもらい、しばらく私が呉と所沢での納骨まで預かることにしています。
おかげさまで、無事、義姉の葬儀が終わり、思ったほど疲れが出なかったのはありがたいことでした。
高齢化社会では、無理なく見送る、ということが大事そうです。
面倒なことは避けて通りたいではなく、どうしたら無理なくできるかを考えてみる、ということをあらためて義姉から教わったような気分です。
クレリ灘ホールでお世話になった皆様、どうもありがとうございました。
とくに男性の方は、考えたくない、見たくないという傾向があるようにも思ったりします。
ここは立ち止まってしっかり考えてみませんか?