新聞報道によりますと、今週カンボジアの中央銀行であるNational Bank of Cambodia (NBC:写真)は、リエル防衛のために為替市場に介入し、ドルを1000万ドル程度売却し、リエルを買い支えた模様です。最近のリエル減価の理由は必ずしも明らかになっていませんが、中央銀行は、目標レートを1ドル=4000リエル近辺に置いているといわれています。この介入により、最近少しずつ値を下げていたリエルは、1ドル=4240リエル程度から、1ドル=4160リエル程度に2%ほど値を戻したとのことです。
なお、中央銀行が保有する外貨準備は20億ドル以上ですし、カンボジア国内で流通する通貨の90%以上は米ドルキャッシュですので、当面カンボジアが通貨危機に陥る可能性は低いとするのが一般的な見方です。
なお、中央銀行が保有する外貨準備は20億ドル以上ですし、カンボジア国内で流通する通貨の90%以上は米ドルキャッシュですので、当面カンボジアが通貨危機に陥る可能性は低いとするのが一般的な見方です。