中央銀行は為替市場への介入を拡大

　中央銀行（NBC)は5月以来、現地通貨リエルと米ドルとの為替レートを安定させるために、為替市場への小口介入を繰り返しています。これまでに総額1700万ドル（約15億円）で、ドル買い介入を行ってきました。
　今般、さらに1300万ドル（約12億円）を追加投入して、合計3000万ドル（約27億円）規模で市場介入することとした模様です。カンボジアリエルは、米ドルとの安定的な為替レートを維持していますが、ユーロや周辺諸国通貨（中国元、タイバーツ、ベトナムドン等）の影響も受けざるを得ず、対ドルで緩やかな減価はやむえないものとみられています。為替レートは、4200リエル／ドル台後半（先週は4275）で安定しています。

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