日本の農林水産省は、主要国の農林水産業の概要を取りまとめています。12月19日、カンボジアの農林水産業の概要2024年度更新版がサイトに掲載されました。
カンボジアの主要農産物は、コメ、キャッサバ、さとうきび、とうもろこし等です。耕地面積の約8割を占める稲作は、雨水を利用した一期作を中心として、灌漑施設が機能している地域では二期作が行われています。主要地域は、メコン川及びトンレサップ湖周辺となります。キャッサバは主に北西部で栽培されており、多くが燃料用バイオマス原料としてタイやベトナムに輸出されています。
農林水産業がGDPに占めるシェア(2022年)は、日本が1.0%にまで低下しているのに対し、カンボジアは低下傾向にあるものの22.2%となっています。農用地の面積は、カンボジアは611万ヘクタールと、日本の464万ヘクタールを大きく上回っています。コメ(籾)の生産量(2022年)は、日本の1036万トンに対し、カンボジアは1162万トンと日本を上回っています。
カンボジアからの主要な農産物輸出品は、コメ(農産物輸出の28.8%)、天然ゴム(28.2%)、バナナ(12.8%)等となっています。日本とカンボジアの農産物の貿易額は大きくないものの、日本からカンボジアへの輸出の第1位が牛肉であることが注目されます。カンボジアで日本産の和牛の消費量が多いわけではなく、ほとんどが中国向けに再輸出されていると言われます。
カンボジアでも農業センサス等を行って農業関係の統計の整備に努力しています。日本の農林水産省がこうした資料を取りまとめているのは大変大きな意義があることと見られます。
(写真は、カンボジア・シソポン近くの水田)
日本の農林水産省のサイト
https://www.maff.go.jp/j/yusyutu_kokusai/kokuchi/asia/attach/pdf/index-28.pdf
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村
カンボジアの主要農産物は、コメ、キャッサバ、さとうきび、とうもろこし等です。耕地面積の約8割を占める稲作は、雨水を利用した一期作を中心として、灌漑施設が機能している地域では二期作が行われています。主要地域は、メコン川及びトンレサップ湖周辺となります。キャッサバは主に北西部で栽培されており、多くが燃料用バイオマス原料としてタイやベトナムに輸出されています。
農林水産業がGDPに占めるシェア(2022年)は、日本が1.0%にまで低下しているのに対し、カンボジアは低下傾向にあるものの22.2%となっています。農用地の面積は、カンボジアは611万ヘクタールと、日本の464万ヘクタールを大きく上回っています。コメ(籾)の生産量(2022年)は、日本の1036万トンに対し、カンボジアは1162万トンと日本を上回っています。
カンボジアからの主要な農産物輸出品は、コメ(農産物輸出の28.8%)、天然ゴム(28.2%)、バナナ(12.8%)等となっています。日本とカンボジアの農産物の貿易額は大きくないものの、日本からカンボジアへの輸出の第1位が牛肉であることが注目されます。カンボジアで日本産の和牛の消費量が多いわけではなく、ほとんどが中国向けに再輸出されていると言われます。
カンボジアでも農業センサス等を行って農業関係の統計の整備に努力しています。日本の農林水産省がこうした資料を取りまとめているのは大変大きな意義があることと見られます。
(写真は、カンボジア・シソポン近くの水田)
日本の農林水産省のサイト
https://www.maff.go.jp/j/yusyutu_kokusai/kokuchi/asia/attach/pdf/index-28.pdf
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村