カンボジア経済

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プノンペンの水上バス 実現へ

2018年01月30日 | 経済
 1月14日、フン・セン首相は、公共事業運輸省が計画している、プノンペン都と郊外を結ぶ水上バスを今年4月中旬のクメール正月までに開業させることに意欲を示しました。水上バス(英語では、Water Taxiと言っています)は、北はトンレサップ川のプレック・プノブ橋から、南はバサック川のタクマウ市付近まで、プノンペンの東側の水上約25キロの区間で、途中8カ所程度の停留所を結ぶ予定としています。時速30キロ程度の90人乗りの水上バスということで、当初は2隻により運行する計画とのことです。
 事業の実施により、トンレサップ川沿いの国道5号線、バサック川沿いの国道2号線、プノンペン市内のリバーサイド等における渋滞の緩和等に効果があるものと期待されます。また、プノンペンを水上から見ることが可能となり、プノンペンへの観光客誘致にも効果が期待されます。
 他方、プノンペン都によりますと、現在、路線バス9路線に157台の車両が投入され、一日当たりの利用客は、延べ1万2000~1万3000人に達しているとしています。
 プノンペンでは、渋滞が厳しさを増す中で、これまでの自家用車やオートバイに加え、様々な交通モーダル(バス、水上バス、鉄道空港線、高架鉄道等)による公共交通機関の整備が始まっています。公共交通機関をできる限り活用することは、首都の経済活性化の観点からも重要な施策であり、着実な実施が期待されます。
(写真はクメールタイムズより)

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