カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規感染者数は4月12日以降ゼロの日が続いています。しかし、海外帰国者の感染者が空港での検査や2・3回目の検査等で発見されており、先々週までに帰国者のうち88名が陽性と確認されていました。先週の海外帰国者の新規感染は15名で、8月2日の保健省発表によれば、累計感染者数は240名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は196名です。なお、新規感染者は、マリの国連平和維持活動から帰国のカンボジア軍人4名（3回目検査）、パキスタンからマレーシア経由で帰国したカンボジア人4名、アメリカから韓国経由帰国のカンボジア人1名、インドネシアから帰国のカンボジア人3名（2回目検査）、インドネシアからマレーシア経由で入国したインドネシア人１名、米国人1名（2回目検査）、インドからマレーシア・韓国経由で入国したインド人1名等でした。インドネシア及びマレーシアからの航空便での陽性者数が多数となっているため、8月1日から両国からの航空便は休止となっています。
カンボジア教育省は、新型コロナ対策が十分と認められる学校20校について、第1陣として8月からの再開を許可する方針です。日本人学校及び日本人補習校もこの第1陣に含まれています。当初、関係者全員のPCR検査を行うとしていましたが。総数が2万人と多く相当な時間がかかってしまうことや国内感染ゼロが続いていること等から、カンボジア人生徒・関係者は検査免除、外国人でも家族全員が5月31日までにカンボジアに入国している場合は検査免除とすることとなりました。
また、7月29日、教育省は、屋外の公共スペース・オリンピックスタジアムでのスポーツについて解禁しました。但し、民間のスポーツジムについては、解禁の対象外となっています。
フェイスブックと経済協力開発機構(OECD)・世界銀行が共同で行った世界50カ国での中小企業調査によりますと、カンボジアでも中小企業の39％が人員削減を行ったとのことです。調査は、5月28日～31日に行われ、カンボジアからも200社以上が回答したとのことです。
カンボジアでは、新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動が復旧してきています。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。なお、カンボジアの入国規制については、度々変更されていますので、日本大使館のサイトやカンボジア日本人会のフェイスブックで最新情報をご確認ください。
（写真は、普通の状態に戻りつつあるプノンペン。国道1号線モニボン橋付近）
カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/
在カンボジア日本大使館のサイト（カンボジア入国時の防疫措置）
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000271.html
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