カンボジア経済

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2020年上半期 カンボジアから自転車の輸出好調

2020年08月12日 | 経済
 カンボジア関税消費税局によりますと、2020年上半期(1月~6月)のカンボジアからの自転車輸出は、対前年同期比18%増の2億4170万ドル(約256憶円)に達しました。カンボジアからの自転車輸出額は、2018年3億3100万ドル、2019年4億1250万ドルと増加傾向にあり、今年は新型コロナの影響はあるものの、昨年を上回ることが期待されます。上半期の輸出台数は、約110万台で、その半数以上がEU向けとなっており、その他は、米国、英国、日本等に輸出されているとしています。
 2020年上半期の輸出総額は、対前年同期比約3%増の70億1000万ドル(約7360億円)となっています。カンボジアからの主要輸出品目は、縫製品ですが、自転車輸出のシェアは、3.4%にまで高まってきています。
 カンボジアでの自転車生産は、台湾系企業がメインで、ベトナム国境近くのバベットの経済特区に複数の工場があります。また、中国系企業が自転車生産を中国からシフトさせる動きも進みつつあります。新型コロナの影響により、自転車の輸出市場である先進諸国では3密を避ける観点から自転車通勤等が見直されており、需要が拡大するとの見方もあります。カンボジアが、台湾や中国からの投資を集めて、自転車生産を増大させていくことも期待されます。
(写真は、プノンペン市内。カンボジアでもロードバイクが人気です)


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