カンボジア経済

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新型コロナ カンボジアの状況 6月15日

2020年06月15日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの新規感染者数は4月12日以降ゼロの日が続いていましたが、海外帰国者の感染者が先々週までに4名ありました。先週も海外帰国者2名の感染が確認され、6月14日の保健省発表によれば、累計感染者数は128名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は125名です。新規感染者2名は、インドネシアからカンボジアに到着したカンボジア人とのことです。
 6月9日、全日空は、成田~プノンペン便の運休期間をこれまでの6月30日までから7月31日までに延長すると発表しました。この発表を受けて、カンボジア日本人会では、「ANAプノンペン・成田便の早期再開を嘆願する署名活動」を開始しました。趣旨にご賛同いただける方は、下記の日本人会のサイトからご協力をお願い申し上げます。クメール語版もありますので、シェアもしていただけますと幸甚です。
 6月11日、カンボジア保健省は、カンボジア入国時の防疫措置で生じる費用について、カンボジアに到着する外国人渡航者は、自己負担となると発表しました。検査費100ドル、滞在費:1人1日当たり30ドル、食費(3食分):1人1日当たり30ドル等です。また、これらの費用の支払いに充てるために、カンボジア到着時に指定された銀行に最低3000ドルをデポジットとして預け入れなければならないとされています(発表によれば、現金またはデビットカードでの支払い)。なお、これまでどおり、カンボジアでの滞在期間をカバーし、治療費の保険金額が5万米ドル以上の保険証書の提示などは、引き続き求められています。カンボジアの水際規制については、毎週変更されていますので、日本大使館のサイトで最新情報をご確認ください。
 この措置に対し、カンボジア観光業界からは、大きな落胆の声が上がっているとのことです。感染者の落ち着きもあり、段階的な規制緩和を期待していたところに、他国には例を見ない有料化等の規制強化が追加され、「入国禁止と等しい」との批判の声もあるようです。4月以降、観光客数は激減しており、カンボジア政府も観光業界への様々な支援策を打ち出していますが、今回の有料化はその方向に真っ向から逆行するものと受け取られています。
 カンボジアでは、新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動が復旧してきています。営業禁止が求められているスパ、マッサージ、スポーツジム等も、再開しているところも出ている模様です。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本大使館のサイト(カンボジア入国時の防疫措置)
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000271.html


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