9月12日、建設会社大手の大林組は、国土交通省が主催する「第7回JAPANコンストラクション国際賞(国土交通大臣表彰)」の建設プロジェクト部門において、大林組がカンボジアで手がけた「チュルイ・チョンバー橋改修計画」が受賞したと発表しました。なお、大林組がJAPANコンストラクション国際賞を受賞するのは、今回で5年連続、6回目とのです。
JAPANコンストラクション国際賞は、日本の優れた技術力やプロジェクト管理能力などを通じて、質の高いインフラを実現した海外プロジェクトを表彰するものです。海外における日本の建設業の競争力向上と海外進出の支援を目的に2017年度に創設されました。
チュルイ・チョンバー橋は、1964年に日本の援助により完成し、その後の内戦の被害により不通となるも、1994年に再び日本の援助により修復(大林組施工)され、再開通しました。日本とカンボジアの友好のシンボルとして「日本橋」の愛称で親しまれており、地域住民にとって重要な生活道路である、主要国道上の橋です。
本プロジェクトは、老朽化や交通量の増大によって著しく損傷したチュルイ・チョンバー橋の全面的な改修・補強を行うものです。近隣住民や隣接する学校などへの影響を最小限にするため、また安全・環境保護・品質管理の観点からも、日本の技術や手法、資材を採用して工事を進めました。主橋の再塗装では、旧塗装の除去で生じた研磨材を分離回収・再利用する日本の工法を採用したことで、研磨材廃棄物の削減も実現しています。
今回の受賞では、維持管理費用を低減できる補修方法・材料を採用し、かつ効率的な施工方法の提案や関係者協議を通じて工期を短縮したことや、産業廃棄物の削減や騒音・振動・粉じん発生を抑制したこと、周辺の緑化を行ったことが高く評価されました。
なお、大林組は、日本の円借款事業であるカンボジアの国道5号線改修工事に関して今年の「第44回エンジニアリング功労者賞」も受賞しています。
(写真は、大林組の発表より)
大林組の発表
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20240912_1.html
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JAPANコンストラクション国際賞は、日本の優れた技術力やプロジェクト管理能力などを通じて、質の高いインフラを実現した海外プロジェクトを表彰するものです。海外における日本の建設業の競争力向上と海外進出の支援を目的に2017年度に創設されました。
チュルイ・チョンバー橋は、1964年に日本の援助により完成し、その後の内戦の被害により不通となるも、1994年に再び日本の援助により修復(大林組施工)され、再開通しました。日本とカンボジアの友好のシンボルとして「日本橋」の愛称で親しまれており、地域住民にとって重要な生活道路である、主要国道上の橋です。
本プロジェクトは、老朽化や交通量の増大によって著しく損傷したチュルイ・チョンバー橋の全面的な改修・補強を行うものです。近隣住民や隣接する学校などへの影響を最小限にするため、また安全・環境保護・品質管理の観点からも、日本の技術や手法、資材を採用して工事を進めました。主橋の再塗装では、旧塗装の除去で生じた研磨材を分離回収・再利用する日本の工法を採用したことで、研磨材廃棄物の削減も実現しています。
今回の受賞では、維持管理費用を低減できる補修方法・材料を採用し、かつ効率的な施工方法の提案や関係者協議を通じて工期を短縮したことや、産業廃棄物の削減や騒音・振動・粉じん発生を抑制したこと、周辺の緑化を行ったことが高く評価されました。
なお、大林組は、日本の円借款事業であるカンボジアの国道5号線改修工事に関して今年の「第44回エンジニアリング功労者賞」も受賞しています。
(写真は、大林組の発表より)
大林組の発表
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