神鋼環境ソリューション シェムリアップの浄水場工事着工

　6月19日、神鋼環境ソリューションは、日本の円借款案件「シェムリアップ上水道拡張事業」のパッケージ3（浄水場＋取水設備の機械・電気工事）の起工式を開催しました。式典にはシェムリアップ水道公社のKhut Vuthiarith総裁をはじめとして、工事関係者など約70人が参加したとのことです。
　シェムリアップ市では、急激な人口増加とアンコール遺跡群への観光客の増加から安全な水への需要が急速に拡大しています。一方で、シェムリアップ水道公社は、地下水および貯水池を水源とする2か所の浄水場を有していますが、供給量が不足しています。また、ホテル等では個別で地下水のくみ上げが行われており、地盤沈下などの環境影響が懸念されています。本事業では、トンレサップ湖を水源とする浄水場（6万立方メートル/日）を建設することで、安全な水を安定的に供給することに加え、環境保全への寄与が期待されています。浄水場は、2022年11月の完工を予定しています。
　神鋼環境ソリューションでは、「カンボジアでの水処理ビジネスを通して同国のインフラを整備し、持続可能な開発目標（SDGs）の達成に貢献して参ります。」としています。
（写真は、浄水場の完成予想図。新聞発表より）

神鋼環境ソリューションの新聞発表
https://www.kobelco-eco.co.jp/topics/news/2020/20200629.html


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