英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

戦う!書店ガール 第7話

2015-05-27 14:30:15 | ドラマ・映画
原作もこうなのか?と思ってしまう……
1 やはり残念なトリオ
 野島の策略に嵌まってしまったことに気付き、「八方ふさがり」などと自省のないセリフを吐く麻美たち。
 そのトリオに対し、理子は自分のいたらなさを謝罪する。
 その後、麻美、日下、由香がそれぞれに思い悩むシーンを挿入、
 翌朝、皆の前で理子に謝罪、理子から返された異動届を破り捨てる。

 おそらく、それぞれの思い悩むシーンと、異動届を破り捨てるシーンを見せたかったのだろうが、
 普通の社会人なら、野島の策略に気付いた時点で理子に謝罪するだろうし、せめて、理子が頭を下げた時点で、トリオも謝罪し店に留まることをお願いするのが最低レベルの礼なのではないだろうか。


2 異動で済むレベルなのか?
 小幡自身が「一書店の売り上げアップのために、会社にとって大切なキャラクターを使用することは難しい」と述べていたが、まさにその通りで、版権問題でペガサス書房と一つ星出版の関係悪化や「出版社が一書店に肩入れした」と他の書店などからもクレームがつきそう。
 次回、大問題に発展するのかと思いきや、副編集長に過ぎない小幡の異動(左遷)でことが収まったようだが、上司(編集長)の指示を無視したうえ、会社に損害を与えたのだから、懲戒処分、下手をしたら、損害賠償や背任行為で訴えられてもおかしくないように思える(素人考えなので、方向違いかもしれません)。
 それに、理子が最初そういう問題の危惧をしただけで、漫画家のあがちやユニコーン堂の田代、また、他の書店員や、野島や社長の谷田部も問題視しないのは不思議である。
 ネットで評判になった時点で、ストップが入りそうなものだ。

 余談だが、番組サイトのストーリーで「社長の二郎」はないんじゃない?
 

 次回は「吉祥寺店の閉店」を取次に告げて、本を乳化させないようにするらしいが、これって、社長のすることじゃないよね。

【ストーリー】番組サイトより
 吉祥寺店の閉店をなんとか阻止しようと直談判する理子(稲森いずみ)に対し、社長の二郎(山中崇)は売上を20%アップさせたら閉店を撤回すると明言。あまりに厳しい条件に、三田(千葉雄大)や志保(濱田マリ)は不安な表情を見せるが、麻美(鈴木ちなみ)たちが理子の説得に応じて戻ってきたこともあり、書店員たちは目標達成に向け一丸となって動き出す。
 亜紀(渡辺麻友)は作戦会議を開こうと、麻美らを自宅に招待し、売り上げアップにつながる企画を考えることに。そこへ亜紀の恋人で編集者でもある小幡(大東駿介)もやって来るが、ひょんなことから二人の将来に対する考え方に温度差があることが発覚し、気まずい雰囲気になってしまう。
 一方の理子もまた、田代(田辺誠一)との距離を急速に縮めるが、ある晩、田代がキスを直前で思いとどまったことに、自分は恋愛対象として見られていないのではとショックを受ける。
 そんなある日、三田が吉祥寺店オリジナルのブックカバーをつけたらどうかと提案する。すると、それを聞いた漫画家のあがちなお(浅利陽介)が、連載中の人気漫画のスピンオフ漫画を描くと協力を申し出るが、それには版元である一ツ星出版に話を通す必要がある。
 あがちは、一書店の売り上げアップのために、会社にとって大切なキャラクターを使用することは難しいと話す小幡に「なんとかするのが担当の仕事」とプレッシャーをかけ、亜紀にも「小幡くんがきっとやってくれる」と伝えてしまう。実現すれば売上アップ間違いなしの企画だけに、亜紀はじめ、理子らも大喜び。しかし、小幡は編集長の植松(池田鉄洋)から「おまえがうまくやめさせろ」と命じられてしまう。
 しばらくして、あがちがブックカバーのラフ画を持って店にやって来るが、亜紀はサラリーマンである小幡の立場を考え、浮かない表情を見せていた。
 そこへ小幡が正式に許可が下りたと報告にやって来て、喜んだ一同は着々と準備を進める。やがて、あがち自身による告知も功を奏し、企画は大成功! 新聞や雑誌にも紹介され、一週間で売上24%アップという記録的な数字を叩き出す。
 しかしその頃、会社の方針に従わず、私情を優先した小幡は、コミック編集部から総務部への異動を告げられていた…。

原作:碧野圭『書店ガール』シリーズ(PHP文芸文庫)
脚本:渡辺千穂
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2015順位戦C級1組予想

2015-05-27 11:13:38 | 将棋
『週刊将棋』に順位戦予想が書かれていたので、触発されて……
(でも、C級1組だけ。C級1組を選んだ深い理由はありません)

記事によると、各記者が昇級候補を有力順に3位まで名を挙げ、1位5点、2位3点、3位2点としその総点で予想を出している。
 雨宮編集長 1位・中村太地 2位・高崎一生 3位・千葉幸生
 下村 記者 1位・中村太地 2位・千田翔太 3位・斎藤慎太郎
 荒井 記者 1位・千田翔太 2位・阿部健治郎 3位・中村太地
 渡部 記者 1位・中村太地 2位・千田翔太 3位・斎藤慎太郎
棋力だけでなく、現在の調子、順位戦の順位、対戦相手なども考慮して順位を付けている

総合予想……1位・中村太六段 17点、 2位・千田五段 11点、 3位・斎藤六段 4点



 至極、妥当な予想である。
 ただ、中村太六段は、ここ二年連続次点に甘んじている。一昨年は最終戦で菅井五段(当時)に敗れ共倒れ、昨年は最初に連敗して以後8連勝も届かなかった。
 なかなか実力通りいかないのが勝負の世界。10か月に亘る長丁場で調子の変動もあり、低迷期に強敵と当たってしまうこともある。対戦相手の抽選運もある。本当に大丈夫なのか?
 そこで、対戦相手の難易度を考えてみた。

まず、
 本命の中村太六段、千田五段を10点
 記者が候補に挙げた斎藤六段、高崎六段、阿部健五段、千葉六段、記事中に名が挙がった大石六段と佐々木勇五段を8点
 また、私の独断と偏見によって金井五段、真田七段、船江五段、横山五段、村田顕五段を7点、
 片上六段、阪口五段、宮田敦六段を6点とした。
千葉六段は雨宮編集長が「5期連続、ひと桁順位」を評価、同じように毎期上位成績を残す真田七段も7点を付けた(昨期7勝3敗・6番手、2期前7勝3敗・5番手、3期前8勝2敗・3番手(次点)、4期前7勝3敗・4番手、5期前6勝4敗・10番手、6期前6勝4敗・9番手、7期前6勝4敗・10番手、8期前7勝3敗・7番手)
 残りの棋士には5~3点を付けた


 6点以上の点数を付けた棋士それぞれに、今期の対戦棋士の総難易度点を算出してみた。
阪口 五段(今年度順位17位) 46点
斎藤 六段(今年度順位9位) 50点
阿部健五段(今年度順位7位) 52点
高崎 六段(今年度順位8位) 52点
中村太六段(今年度順位2位) 53点
佐々木五段(今年度順位18位) 53点
千葉 六段(今年度順位3位) 54点
真田 七段(今年度順位5位) 54点
片上 六段(今年度順位10位) 54点
大石 六段(今年度順位12位) 54点
金井 五段(今年度順位4位) 57点
船江 五段(今年度順位6位) 58点
千田 五段(今年度順位28位) 59点
宮田敦六段(今年度順位26位) 60点
横山 六段(今年度順位27位) 62点
村田顕五段(今年度順位29位) 63点

 新参加の横山六段、村田顕五段は、順位の低いうえにこの難易度………
 横山六段は、千田、村田、阿部、大石、中村、千葉、
 村田顕五段は、千田、横山、佐々木、阿部、大石、真田と当たっている。

 一昨年、不運だった阪口五段は、昨年も不運だった。斎藤、大石、菅井、佐々木勇、澤田、高崎と当たっている。菅井10点、澤田8点として昨年度の順位戦を計算すると、何と66点! 5勝5敗はなかなかの成績である(本人は不本意かも)。
 その埋め合わせだろうか、難易度6点以上の棋士は千葉(8点)、金井(7点)、片上(6点)だけの46点。ただ、順位が17位と低いので9勝1敗以上の成績が必要。

 もちろん、この点数は難易度、つまり、“勝つのに苦労する度合い”なので、当人が強ければ問題はない。
 また、同じ50点でも、「5点×10人」より、「難易度10点2人と難易度が低い8人」とでは、昇級を目指す棋士にとっては後者の方が大変であろう。


 本命の二人は
中村太六段は、難易度6点以上は金井、佐々木勇、横山だけの53点
千田五段は、横山、村田顕、阿部健、船江、宮田、金井の59点

 編集部3位の
斎藤六段は、高崎、真田、宮田敦、片上の50点

 中村太六段は、実力トップレベル、今期順位2位、難易度点53点と「易」の部類で、大本命と言ってよいだろう。
 千田五段は、実力は折り紙つきだが、順位も28位と低く、難易度も高いので今期は苦しいか?
 斎藤六段は、順位は9位で「上位」と言えないこともないが、競争相手が上に7人もいる状況は「下位」と言っても差し支えない。ただ、組み合わせ的に恵まれているので、9勝1敗、あるいは全勝も望めるので、2番手で推して良いだろう。 
 今期順位や難易度を考慮すると、千葉六段(3位・54点)、真田七段(5位・54点)、阿部健五段(7位・52点)、高崎六段(8位・52点)らも有力だが、3番手には阪口五段を挙げておきたい。

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