アンタッチャブル………
・英語で「触ることができない、触ってはいけない」という意味の形容詞。 またそこから転じて、触るのも汚らわしい人や賄賂の通じない真面目な人など「触ることのできない人」を意味する。(by 『ウィキペディア』)
・インドの不可触。四種あるカーストの最下級にあたるシュードラよりも、さらに下の階層。(by 『YAHOO!知恵袋』)
タイトルから、個人的にはマフィア映画を連想してしまうが、「触れてはいけない」というオーソドックスな意味だった。
とは言え、特命係の二人が、警視庁副総監のアンタッチャブルな命令に簡単に背いてしまうので、タイトルの重みがない気がする。
(まあ、今回の件で、特命係が警視庁副総監の抹消対象になってしまったので、その点では意味があるかも)
事件解明については、目撃者を捜しだし、目撃者の記憶を引き出しただけ。
しかも、その目撃者が犯人探しに首を突っ込み、危険な目に遭うという“お約束”のパターン。
まったく薄っぺらでつまらないストーリーだった。
目撃者を探し出す過程も、「現場は人通りの少ない通りで、近くにコンビニなどもないことから、目撃者である少女はどこに向かおうとしていたのか」が気になっただけで、あとは中学生の隠れ家を見つけ、副総監の情報を青木(浅利陽介)から教えてもらっただけ。
目撃者への聴取も、多少、記憶のカギをを外してあげるような聞き取りのテクニックはあったが、記憶力がやたら良い目撃者の能力によるところの方が大きいし、ひねた少女の心を揺さぶるような言葉もなかった(「不良行為を見逃す」取引はしたが)。
勝手に少女が思いだし、正義感をもたげ、危険な目に遭い、役に立ったと喜んだだけ……
脚本は山本むつみ氏。
「人情的なドラマ性に重きを置いているようだが、今回はその部分が面白かっただけに、事件のミステリー度が低かったのが残念である」とseason15 第4話「出来心」で述べていたが、今回はその点でも不満が残る。
確かに、中園参事官の正義感とささやかな反抗は面白かったが、そのきっかけが、食堂で偶然に会った同期の刑事に被害者の事情を訊いたという都合の良い展開。中園参事官が報告書を読み、被害者の持っていたケーキに注目し、被害者の心境を知ったというのなら良かったのだが…
先週の真野勝成氏に続いて“要注意脚本家”に昇格決定!
≪参照≫
season12 第15話「見知らぬ共犯者」
season13 第13話「人生最良の日」(タイトルを見た瞬間、ダメさを思い出してしまう)
season14 第16話「右京の同級生」
season15 第4話「出来心」
【追記】
目撃証言がないと全く捜査が進まない捜査一課というのも……(一生懸命捜査はしていたようだが、無関係者をしょっ引いて、怒られていた)
もみ合っていたのなら、何らかの痕跡があったのでは?(足跡や遺留品、傷口から凶器の特定、衣服や皮膚に犯人の汗や指紋が付いた可能性も)
人通りの少ない場所に自動販売機があるというのも不自然のような気が……
【ストーリー】番組サイトより
唯一の目撃者は警視庁ナンバー2の愛娘!?
特命係が手掛かり無き殺人事件に挑む!
都内の裏通りで会社員の男性が刺殺される事件が発生。犯人の遺留品はなく、捜査が難航する中、有力な目撃者が現れる。しかし、その人物が警察上層部の家族で、中学生の少女ということが分かり、捜査本部にも接触禁止が厳命される。それを受け、刑事部長の内村(片桐竜次)は、自分に火の粉が及ばないよう、あらかじめ特命係に事件とかかわらないよう釘を刺す。
ところが、そんなことはお構いなしの右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、さっそく事件現場に足を向ける。周辺の状況を確認した右京は、現場は人通りの少ない通りで、近くにコンビニなどもないことから、目撃者である少女はどこに向かおうとしていたのか気になる。すると、事件現場付近の空き家に中学生ぐらいの少年少女がたむろしているのを発見し、注意する。その中には、事件の目撃者である里奈(桜田ひより)の姿もあった。
そんな中、中園(小野了)は、事件が起きた日が被害者の娘の誕生日だったことを知り、同じく娘を持つ父親という自身の境遇を重ね、事件の早期解決と上層部の命令との板挟みに苦悩する。実は、中園たちが頑なに口を閉ざしている目撃者・里奈の父親とは、警視庁副総監である衣笠(大杉漣)であった。さらに、その事件の背後で“ある人物”が特命係の存続にかかわる危険な裏工作を進めはじめて…!?
目撃者の少女との接触を禁じられ事件は迷宮入り…!?
そんな中、意外な人物が真相解明の突破口を開く!
そして、この事件をきっかけに特命係が“終わりの始まり”を迎える!?
ゲスト:桜田ひより
脚本:山本むつみ
監督:橋本一
・英語で「触ることができない、触ってはいけない」という意味の形容詞。 またそこから転じて、触るのも汚らわしい人や賄賂の通じない真面目な人など「触ることのできない人」を意味する。(by 『ウィキペディア』)
・インドの不可触。四種あるカーストの最下級にあたるシュードラよりも、さらに下の階層。(by 『YAHOO!知恵袋』)
タイトルから、個人的にはマフィア映画を連想してしまうが、「触れてはいけない」というオーソドックスな意味だった。
とは言え、特命係の二人が、警視庁副総監のアンタッチャブルな命令に簡単に背いてしまうので、タイトルの重みがない気がする。
(まあ、今回の件で、特命係が警視庁副総監の抹消対象になってしまったので、その点では意味があるかも)
事件解明については、目撃者を捜しだし、目撃者の記憶を引き出しただけ。
しかも、その目撃者が犯人探しに首を突っ込み、危険な目に遭うという“お約束”のパターン。
まったく薄っぺらでつまらないストーリーだった。
目撃者を探し出す過程も、「現場は人通りの少ない通りで、近くにコンビニなどもないことから、目撃者である少女はどこに向かおうとしていたのか」が気になっただけで、あとは中学生の隠れ家を見つけ、副総監の情報を青木(浅利陽介)から教えてもらっただけ。
目撃者への聴取も、多少、記憶のカギをを外してあげるような聞き取りのテクニックはあったが、記憶力がやたら良い目撃者の能力によるところの方が大きいし、ひねた少女の心を揺さぶるような言葉もなかった(「不良行為を見逃す」取引はしたが)。
勝手に少女が思いだし、正義感をもたげ、危険な目に遭い、役に立ったと喜んだだけ……
脚本は山本むつみ氏。
「人情的なドラマ性に重きを置いているようだが、今回はその部分が面白かっただけに、事件のミステリー度が低かったのが残念である」とseason15 第4話「出来心」で述べていたが、今回はその点でも不満が残る。
確かに、中園参事官の正義感とささやかな反抗は面白かったが、そのきっかけが、食堂で偶然に会った同期の刑事に被害者の事情を訊いたという都合の良い展開。中園参事官が報告書を読み、被害者の持っていたケーキに注目し、被害者の心境を知ったというのなら良かったのだが…
先週の真野勝成氏に続いて“要注意脚本家”に昇格決定!
≪参照≫
season12 第15話「見知らぬ共犯者」
season13 第13話「人生最良の日」(タイトルを見た瞬間、ダメさを思い出してしまう)
season14 第16話「右京の同級生」
season15 第4話「出来心」
【追記】
目撃証言がないと全く捜査が進まない捜査一課というのも……(一生懸命捜査はしていたようだが、無関係者をしょっ引いて、怒られていた)
もみ合っていたのなら、何らかの痕跡があったのでは?(足跡や遺留品、傷口から凶器の特定、衣服や皮膚に犯人の汗や指紋が付いた可能性も)
人通りの少ない場所に自動販売機があるというのも不自然のような気が……
【ストーリー】番組サイトより
唯一の目撃者は警視庁ナンバー2の愛娘!?
特命係が手掛かり無き殺人事件に挑む!
都内の裏通りで会社員の男性が刺殺される事件が発生。犯人の遺留品はなく、捜査が難航する中、有力な目撃者が現れる。しかし、その人物が警察上層部の家族で、中学生の少女ということが分かり、捜査本部にも接触禁止が厳命される。それを受け、刑事部長の内村(片桐竜次)は、自分に火の粉が及ばないよう、あらかじめ特命係に事件とかかわらないよう釘を刺す。
ところが、そんなことはお構いなしの右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、さっそく事件現場に足を向ける。周辺の状況を確認した右京は、現場は人通りの少ない通りで、近くにコンビニなどもないことから、目撃者である少女はどこに向かおうとしていたのか気になる。すると、事件現場付近の空き家に中学生ぐらいの少年少女がたむろしているのを発見し、注意する。その中には、事件の目撃者である里奈(桜田ひより)の姿もあった。
そんな中、中園(小野了)は、事件が起きた日が被害者の娘の誕生日だったことを知り、同じく娘を持つ父親という自身の境遇を重ね、事件の早期解決と上層部の命令との板挟みに苦悩する。実は、中園たちが頑なに口を閉ざしている目撃者・里奈の父親とは、警視庁副総監である衣笠(大杉漣)であった。さらに、その事件の背後で“ある人物”が特命係の存続にかかわる危険な裏工作を進めはじめて…!?
目撃者の少女との接触を禁じられ事件は迷宮入り…!?
そんな中、意外な人物が真相解明の突破口を開く!
そして、この事件をきっかけに特命係が“終わりの始まり”を迎える!?
ゲスト:桜田ひより
脚本:山本むつみ
監督:橋本一