英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season23 第5話「幽霊ホテル」

2024-11-25 09:41:18 | ドラマ・映画
 心霊スポットとしても有名なホテルに、幽霊との遭遇を期待した?右京が訪れた。
 その矢先に、刺殺遺体が発見される!

ドラマ序盤で分かった事実や謎
➀死体はホテルの従業員・宮原で、蝶が握られていた
②殺害時刻の少し前に、ホテルで“人魂”の目撃が2件
③ホテルに宿泊していた少女は、その蝶を見つけて追っかけていたと言う
④蝶は“スマトラシジミ”でスマトラ島一帯に数でいて、日本には生息していない。標本も価値が高い。光る特性で夜行性。ジャスミンとカンナビスの花の蜜が好き(自称”昆虫博士”亀山の講釈。光る特性は遺伝子操作によるもの:右京の知識)
⑤少女は呼吸器疾患を発症していて療養に来ていた。父親は週末だけ宿泊、蝶には心当たりがありそう。夫婦仲は良くなさそう。
⑥支配人は何か悩みがあるようだと、常連客から情報
⑦宮原は“ギグワーク”(アプリで単発の仕事を請け負う)だったが、ようやくホテルの正社員にったとのこと
  (「前話は“光るきのこ”で、今回は“光る蝶”かよ…」と日本各地で呟かれた……かも)
⑧人魂の目撃地点には、ジャスミンの花が飾られていた
 これらの情報(➀②③④⑧⑨)から
⑨(推論を確かめるため、大学の研究室へ行く)「スマトラシジミの流出の可能性はない」と教授は言う。遺伝子組み換え生物の規制に関する国際法に抵触する
⑩研究室にいた清掃員は手際が悪かった

《目撃された“人魂”の正体はスマトラシジミで、ホテルに活けてあった花の蜜を求めて飛び回っていた》
《宮原はその蝶を捉えた直後に殺害された》

と推理された。

ドラマ中盤
⑪少女の母親のブログから、客室で蝶を飼っていた可能性あり(亀山が指摘)
⑫少女は蝶を飼っていたいたことを認める。蝶にジャスミンの密をあげようとして、逃げられてしまった
⑬支配人と宮原が物陰で何回も密談、支配人は何かを受け取っていたと(捜一トリオの聞き込み)

《残る謎・疑問》
・従業員が殺害された理由……“スマトラシジミ”を握っていたことが関係すると思われるが、殺害される理由は不明
・“スマトラシジミ”を誰が少女にプレゼントしたのか?
・支配人は何を悩んでいるのか?


 “暇か課長”の回想……親としての不義理の罪滅ぼしとして、虫をプレゼント
 それがヒントとなり、《少女に蝶をプレゼントしたのは、多忙で娘にかまえない父親では?》と。

⑭(父親への聴取)蝶は宮原から譲り受けた
   彼が娘の為に蝶をくれたのは、妻との間に何かあるのでは?と疑った

《宮原は、どうやってスマトラシジミを手に入れたのか?》
情報⑦⑩から、宮原がギグワークで清掃員として研究室に入って入手したのでは?
 (教授の言)「研究所員がスマトラシジミを粗大ごみの脇に置いてしまったため、処分品と思い蝶を持ち去った」
 そして、スマトラシジミの回収を命じた(死なせても構わない。回収が第一)

 宮原は蝶を回収した後に殺害されたが、どこで蝶を捕獲したのかが不明
《蝶はジャスミンの花のところから、どこに行ったのか(どこに居たのか)?


 スマトラシジミはジャスミンの花の他にカンナビスの花も好物だった。その花のところに居たのでは?
 右京は
《ホテル内の誰かが、カンナビスの花を隠し持っていたのでは?》
 カンナビスは麻の一種……麻は種類によっては大麻の原料になる

 暇か課長「大麻取引の場所は“フォール(fall)”と呼ばれていた」
 fall=秋→秋川ホテル

 容疑者として、幽霊マニアが浮かび上がる。
 幽霊マニアとして心霊写真を撮ると言っていたが、カメラのレンズが傷だらけだったことで、右京は目をつけていた。

偽・撮影マニア
「自分の部屋を物色していた(実は蝶を探していた)宮原を、自分を逮捕しようとしている刑事だと思って、殺害。
 正体を探るため、宮原のポケットを物色すると、茶色の粉末の紙袋を発見。捨てた」

”茶色の粉末の紙袋”の正体は?
宮原が支配人に渡していたのモノなのか?

(宮原か支配人が薬物取引の一味?)


 支配人は、少女が敢えて薬や吸入器を拒否(治るのが嫌?)しているのでは?と考え、心配した
 支配人は宮原に客室を探らせる。宮原、ごみ箱から茶色い粉末を発見し、支配人に渡した


【少女の気持ち(願い)】
 自分が病気になり療養生活になったら、週末ごとに父親が会いに来てくれるようになった。
 昔のように親子三人がそろう。それがうれしかった。それで、《病気のままで良い》と


 結局、宮原は優しさからの行動が、悪い奴(大麻の売人)に勘違いされ、殺害されてしまった。
 しかし、スマトラシジミを持ち出した(窃盗?)のは過ちではあった。研究員の蝶の管理の不注意があり、廃棄物と思ったというが、わざわざ、ギグワークに登録して研究室に入室したのだから、スマトラシジミを何とか入手しようと考えてはいたはずだ。

 右京、亀山、支配人で宮原の死を悼む。
 真相の解明、殺人と薬物密売範を逮捕、少女の願い、宮原の善意と追想……でエンディングと思っていたら
……幽霊登場!

 「優しい彼には優しい人たちが待っている」(←意訳)
と、ホテルのなじみ客が登場!
 神出鬼没だ。スッと現れ、スッと消える…
 あまりに堂々と、話しかけてくるので、右京たちは幽霊とは思わない。
 支配人は気づいていたようだったが。


 いくつかの謎が、段階的に解明されていき、面白かった。
 光る蝶、殺人、大麻取引、少女の願い、支配人(ホテル全体)の優しさ、そして幽霊まで登場、盛りだくさんのだった。
 個人的にはちょっと詰め込み過ぎのように思った。
 《幽霊が登場し、幽霊との遭遇が宿願の右京が気づかない》というパターンは面白いが、今回は幽霊はなくても良いような気がする。
 でも、タイトルが「幽霊ホテル」なので必須か?
 うまく詰め込んだストーリーだった。


【ちょっとしたツッコミ・疑問】
・「死後は幸せが待っている」などと幽霊は言ったが、自由に姿を現し、会話も可能なら、殺害される宮原を助けろよ
・偽・心霊マニアはなぜホテルに留まっていたのだろう?右京たちが「こてまり」でくつろいでいる最中に“とんずら”すれば良かったのに。
・前川泰之さん(少女の父親)は「ゲスト」扱いにすべきだ


【ストーリー】番組サイトより
秋深い宿で起きた殺人と幽霊騒動
不可解な謎を解く鍵は“幻の蝶”!?


 右京(水谷豊)が休暇で訪れていた山間のホテルで、客室スタッフが刺殺される事件が発生。遺体の手にはなぜか、東南アジアにしか生息していない珍しい蝶が握られていた。
 そんな中、宿泊客が“人魂”を見たという噂を耳にした右京は、興味津々で調査を開始。聞けば、このホテルは心霊スポットとして知られていて、わざわざ幽霊目当てで訪れる物好きもいるという。
 捜査に合流した薫(寺脇康文)は、館内で問題の蝶をスケッチしている少女と出会い、一緒に蝶を探すことに。しかし、療養中だという少女が体調を崩してしまい母親が保護。その場に父親も現れるが、夫婦は別居中らしく、関係はギクシャクしていた。
 さらに、殺害現場は父親がチェックアウトしたばかりの部屋だと判明。いっぽう、支配人の織田(遠山俊也)は、捜査に協力的なものの、最近悩んでいる様子だったという証言があり…!?

捜査のかたわら人魂探しに没頭する右京
殺人と幽霊騒動に意外な繋がりが…!?
連鎖する奇妙な事件に特命係が挑む!


ゲスト:遠山俊也

脚本:岩下悠子
監督:田村孝蔵

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 声が大きい方が勝った? そ... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ドラマ・映画」カテゴリの最新記事