英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

刑事7人 第4シリーズ  第4話「時効成立の罠… 23年前の母の声」

2018-08-03 17:23:15 | ドラマ・映画
 刑事ドラマでは、害毒としか思えないキャラが良く出てくる。被害者がこの類のキャラで、犯人が我慢しきれずにとか、切羽詰まって殺害に至るということが多いが、今話の場合、犯人そのものが害毒キャラだった。
 警察官でありながら、非番の日に窃盗を繰り返し、窃盗現場に居合わせた井上真由(逢沢りな)の両親をためらいなく刺殺。ひとり残された真由の世話をしたのは、自分に都合の悪い事実(犯行日時が一日違うことで、時効の成立の可否が変わる)の判明しないかを監視する為。
 真由が犯行日時が一日遅いという事実に気がつきそうになると、またもためらいなく殺害。さらに、23年前の殺害、今回の殺害においてダミーの犯人を仕立てあげようとしていた。ダミーの犯人として、真由のストーカーの町山を殺害。
      ………クズの極みだった

 幼い時に両親を殺害され、それでも、強く生きてきた真由。両親を殺した犯人に殺害されてしまった……不憫すぎる。

 それにしても、23年前も前の殺人が発覚する可能性は低く、時効の成立の可否よりも、新たに殺人を犯すリスクの方が高い。
 窃盗に走ったのは、ギャンブルによる借金。………損得勘定ができない奴だった。(悪知恵だけは働く)

 繰り返されて行なわれていた窃盗犯を捉えられず、23年前の夫婦殺害も迷宮。無能な捜査陣も責任が大きい。



やはりタイトルを変えるべきだよね。
資料係の天樹(東山紀之)と野々村(白洲迅)を刑事とカウントしても、今回は刑事4人。
監察医の堂本(北大路欣也)を加えても5人。
後のふたり、片桐(吉田鋼太郎)と海老沢(田辺誠一)は全く登場しなかった。吉田鋼太郎は≪出てこないなあ≫と感じたが、田辺誠一に至っては、≪あと一人誰だっけ?≫というのが私の印象。まじに、思い浮かばなかったぞ!

第一シリーズから「刑事7人未満」という状況……ドラマタイトルが逆説的すぎる!


第1話第2話第3話

【ストーリー】番組サイトより
 博物館で働く学芸員の井上真由(逢沢りな)が、帰宅途中の公園で何者かに刺殺された。真由の手の指には毛髪が絡みついており、現場を訪れた青山新(塚本高史)、水田環(倉科カナ)は殺人と揉み合って掴んだのではないかと考える。
 青山と環が堂本俊太郎(北大路欣也)の解剖結果を聞くところへ、天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)も入って来る。天樹は、被害者の真由は23年前に自宅で拉致され一週間後に山の中で刺殺死体となって見つかった夫婦の一人娘だと説明。当時5歳だった真由は同じ幼稚園の友人の家に泊まりに出かけていたことで難を逃れていた。しかも皮肉なことに、事件が発生したのは平成7年の4月26日。15年後の平成22年に改正刑事訴訟法が施行されて時効が廃止になる、まさにその前日に無念の時効を迎えていたのだ。
 環と青山は、生前の真由につきまとっていた町山茂樹(三浦俊輔)という男について調査。一方、天樹は両親を亡くした真由のその後の生活を支援していた元小岩中央署の大森正一(大谷亮平)に会いに行く。大森は、証拠さえ掴められれば逮捕できたていたかもしれない女がいたと天樹に告白。その女とは、23年前の事件当時に真由を泊めた幼稚園の友人の母親・門田恵子(大家由祐子)。数年前に嫁いだ恵子の娘・里中恵梨香(鮎川桃果)によると、恵子は事件当日の夜、勤め先のスナックのホステスが一人来られなくなったと言って夜に出かけ、朝方に帰って来たという。
 そんな中、博物館の同僚の証言から、真由が殺される1カ月ほど前からカセットテープを何度も聴いていたことが判明する。古いテープの中には2人の女の声が録音されており、一人は恵子の店で働いていたホステスのもの、もう一人はどうやら真由の殺された母親であると分かる。母親は真由に向かって『カシワ』に行こうと告げていた…。

この『カシワ』とは一体なんなのか。
そして、真由がこのテープを何度も聴いていた理由とは―!?
  
脚本:吉本昌弘
監督:星野和成
コメント
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