英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

トレース ~科捜研の男~  第10話

2019-03-13 15:11:45 | ドラマ・映画
第8話「幼馴染の悲劇と嘘 空白の1時間の謎!」の再現のような、壮絶な死に方で、“いい話”っぽい終わり方だった。
でも、元結婚詐欺師の女が非道すぎて、その胸糞悪さが、やや進捗した『武蔵野一家殺人事件』が頭に入ってこなかった。胸糞悪さでは第5話「過去の悲しき誘拐 毛髪に秘められた愛」の神崎徹(石垣佑磨)に匹敵するのではないだろうか?

・原田(上杉柊平)が信じて打ち明けたドーピング騒動の真相をネタに、当事者の春日部(柾木玲弥)を強請る
・ゆすりについて春日部から相談された佐保(袴田吉彦)に、多額の報酬を餌に原田の毒殺を請け負う
・瀕死の原田を罵倒
・事情聴取に、「原田は薬物を持っていた」と死者に泥を掛ける嘘

 それにしても、看板の脚の部分をテニスコート風に整備するため使うとは……
 「原田が塗料を踏む」「看板の脚の部分に化学工場の成分が付着していた」「非道女がイヤリングを落とす」「非道女が詐欺の前科があり前歴者ベースにヒットした」など、偶然(必然?)な要素から、ドラマ後半からスピーディに事件解決。

あ、そうそう、もう一人むかつく女が…
科捜研法医科長・海塚(小雪)
 『武蔵野一家殺人事件』の真相に迫ろうとする真野(錦戸 亮)に「証拠は処分されているので、真相を解明しようとするのは無駄」と情けないことを言い、その上、事もあろうか、証拠隠滅(ねつ造)しようとした。
 今話でも、虎丸(船越英一郎)に、「組織(警察上層部)の方針に逆らって、無駄な捜査に真野を巻き込んで、責任を取れるのか?」と妨害。
 武蔵の事件の鑑定関係者に、取り次ぐとか、“いい人”ぶるなと言いたい

 『武蔵野一家殺人事件』の捜査進捗状況
・真野の兄をいじめていた新妻の他のメンバーの一人が佐保と判明したが殺害?される(爆死)
・新妻の事件と同様に、佐保が関わっていた原田事件も、上層部から捜査打ち切り命令が出ていた
・武蔵の事件の真犯人が、真野の姉のお腹の中の子供の父であることが判明


【ストーリー】番組サイトより
 家族を失った25年前の『武蔵野一家殺人事件』の真相を追う真野(錦戸 亮)は、唯一の協力者である高校教師の早川(萩原聖人)に会う。
 そこで早川は、数日前に歩道橋の階段から転落死した元テニスプレーヤー・原田恭一(上杉柊平)の話を切り出す。原田は、2年前に、ライバル選手だった春日部芳彦(柾木玲弥)のドリンクに禁止薬物を混入させて飲ませたドーピング事件が原因でテニス界から追放されていた。実は、原田や春日部が所属する実業団チームのオーナー・佐保優作(袴田吉彦)が、唯一消息がつかめなかった早川の教え子だと言うのだ。高校時代の名字は「倉本」だったが、間違いないという早川。その佐保は、以前、変死体で発見されたホームレスの新妻大介とともに、真野の兄・義一(倉悠貴)をいじめていた主犯グループのひとりだった。
 そんな折、真野のもとへ虎丸(船越英一郎)がやってくる。虎丸は、新妻の一件が『武蔵野一家殺人事件』と関連があるのなら真相を突き止めたい、と真野に申し出ると同時に、ノンナ(新木優子)にも事情を打ち明けたことを詫びた。それを受け、真野に協力を申し出るノンナ。しかし真野は、「お前には関係ない」と言い放ち、ノンナを部屋から追い出してしまう。真相解明のために虎丸の協力を得ようと考えた真野は、早川から聞いた佐保の一件と、姉・仁美(夏子)の司法解剖を担当した解剖医の行方を探していることを虎丸に伝えるが…。

脚本:相沢友子
演出:相沢秀幸
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