英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

警視庁・捜査一課長 スペシャル 3 (2019年4月21日放送)

2019-05-01 14:34:28 | ドラマ・映画
どんどんつまらなくなってきたこのシリーズ、スペシャル版も『スペシャル 2』と同じくらい酷かった。『スペシャル 2』にシリーズが面白くなくなった理由も簡単に記してあります)

 被害者がカプセルを東京で、毒物をニューヨークで飲まされたことにより、≪被害者は東京で毒入りカプセルを飲まされた≫と錯覚させるというのが今回のミソ。
 でも、ニューヨーク駐在の真犯人はドラマ前半でちらっと出ただけで、クライマックスで≪犯人はこいつだったのかぁ≫と明かすドラマの造りだったので、毒物とカプセルを別々に飲ませたトリックがぼやけてしまった。フェイクとして他に容疑者をチラつかせ過ぎたのも逆効果だった。佐東晃(堀部圭亮)の妻・瑞葉(横山めぐみ)が嘘や黙秘をするのも、意味不明。さらに、福引で当たった世界一周旅行を換金し、それをごまかす為、偽の世界一周旅行をした夫婦もグダグダな小細工だった。
 それはともかく、毒物とカプセルを飲ませる手口が呆れるくらい杜撰というか乱暴。
 パンに空のカプセルを混入って、普通、食べる時に気づくよね。かなり大きいし。せめて、胃薬と言って飲ませるとかしないと。
 それに、ニューヨークの路地で無理やり何かを飲まされたんというのに、普通に歩き続けるのも不自然過ぎ。


 左藤彬(伊嵜充則)にカプセルを飲ませた人物を特定するのに、オリバー・スミス(パックン)が紛失したカメラを大捜索をしたが、ブログにアップするために写真を撮っていたのだから、カメラをどこまで所持していたかは把握でき、その紛失地点はもっと絞れたはず。
 カメラが公園の茂みの奥から見つかったのも不可解。
置き忘れたとは思えないし、スミスが置き忘れた(あるいは盗まれた)カメラを誰かが茂みの奥に置いたとも考えられない。



【ストーリー】番組サイトより
 警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)のもとに、アメリカ連邦捜査局“FBI”から極秘の捜査依頼が舞い込んだ。羽田発の直行便に搭乗したニューヨーク在住の日本人・左藤彬(伊嵜充則)が、ニューヨークに到着した直後に死亡したという。死因は毒物による中毒死で、日本出国前に毒物入りカプセルを何者かに飲まされた可能性があるというのだ。
 すぐに、この事件のために、FBIから捜査官・神林瑤子(鈴木紗理奈)が送り込まれてきた。彼女は5年前、警視庁からFBIに出向したエリートで、大岩もよく知る人物だった。
 瑤子によると、被害者の左藤はマンハッタンで大人気の日本食レストラン『DAITOKYO』を営む新進気鋭のシェフで、従業員に「2泊4日で東京に行く」と言い残していたという。左藤が泊まっていた羽田のホテルを訪ねた大岩は、防犯カメラ映像から左藤がチェックアウトした直後、謎の男と共にホテルの裏口に向かったことを突き止める。
 さっそく瑤子と共に2人の足取りをたどったところ、なんとホテル裏の空き地で、男の遺体を発見する…! 刺殺されていたのは、左藤と一緒に防犯カメラに映っていた謎の男だった。ニューヨークで死亡した左藤は、出国する直前に殺人に手を染めていたのか…!? 
 羽田中央署刑事課長・高井智代子(宮崎美子)も加わって捜査を開始したところ、なんと空き地で死んでいた男は、佐東晃(堀部圭亮)というシェフと判明! 彼の名前は、漢字は異なるもののローマ字で表記すると“AKIRA SATO”となり、ニューヨークで死亡した左藤とまったく同じとわかる。しかも、佐東は左藤と同じ名の店『DAITOKYO』を東京・代官山で営んでいたことも発覚。そんな中、夫が2日前から失踪していたにもかかわらず、佐東の妻・瑞葉(横山めぐみ)が警察に届けを出していなかったことがわかり、疑惑は瑞葉に集中するが…!?

脚本:安井国穂
監督:池澤辰也
コメント
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