「今日の東京都の新たな感染者数は55人」……かなり心配な状況である。
《“今日の新たな感染者数”というのは、2~3週間前の感染状況が反映される》と言われている。
自粛(制限)緩和の影響が反映されるのは東京アラートの解除の頃に当たる。
その東京アラート解除後からグラフの高さが高くなるという傾向が見える。この現象は東京アラート解除の影響ではなく、緊急事態宣言解除後の自粛緩和の影響だと考えられる。
そして、《今日の東京都の新たな感染者数の55人という数は、“東京アラートの解除”などで自粛緩和の雰囲気が強くなった影響が反映され始めた》と考えられるのではないだろうか。夜の繁華街で働く人たちの集団検査で陽性となった人の数が含まれるとは言え、その数を差し引いても、楽観できるデータではない。
東京都だけでなく、埼玉県12人(23日)、神奈川県4人(24日)、千葉県4人(24日)と増加傾向が見られるのも心配。
経済活動停止が限界に達しつつあったとは言え、東京都の緩和措置は早計だったのではないか!
そもそも、東京アラートが意味不明だったし、解除も根拠が弱く、強引だった。
19日に“県外(都外)への移動容認”され、一層、営業・イベント等の自粛緩和などの解放感が強くなった影響は今後に反映されることになる。
その時期は7月初旬・上旬ということになるが…はたして?