英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

やはり、夕食休憩前の長考は……

2023-05-25 20:51:02 | 将棋
 夕食休憩前に70分の長考。
 寄せに入っているのならともかく、まだ終盤の入り口。
 残り40分を切ってしまっては、勝てる将棋も勝ち切れない……
 結局、決めにいって(決めにいった手自体は悪手ではない)、肝心のところで間違って、敗勢に。

 読みに読んで、確信をもって指すというのは、棋士としては正しい姿だと思う。
 《無難な手とか、大体の読みで指さない》というのが、羽生九段の良さ、素晴らしさだと思う。
 それでも、やはり、勝ってほしい。勝てば1組優勝で、竜王挑戦にかなり近くなった。
 ……でも、挑戦を逃したわけではない。挑戦者決定トーナメントに期待したい。


 それと、中盤での△8八歩はどうなのだろう?
 確かに、固定概念に捉われないのが羽生将棋である。
 また、AI将棋によって、これまでの常識が覆された常識は多い。
 なので、「(△8七歩に比べて)△8八歩は筋が悪い」と断じることはできないが、後で▲7七桂と跳ねられてみると、△8八歩は空振り。桂に逃げられると、△8九歩成と一段目に“と金”を作っても、響きが弱い。

 △8八歩には納得がいかないなあ。
コメント
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