「二重じゃ、ダメなんですか?」
と開き直ってほしかったというのは冗談だが、二重国籍については
日本の国籍法上、二重国籍者は認められていないが、外国籍の離脱は努力義務にとどまり、離脱していなくても罰則はなく、厳格な運用は行われていない
ということらしい。まあ、不適切な状態なのではあるが、放置してもあまり問題ではなく、実際に二重国籍状態の人は相当数いるそうだ。
しかし、一般人ならともかく、これが公務員だと話が違ってくる。
外務公務員法第7条で「国籍を有しない者又は外国の国籍を有する者は、外務公務員となることができない」
と規定されているらしい。
以上は、『現代ビジネス』、髙橋 洋一氏(経済学者・嘉悦大学教授)の記事を参考にしています。
法務省のホームページでは「外国の国籍と日本の国籍を有する人は,22歳に達するまでにどちらかの国籍を選択する必要がある。選択しない場合は,日本の国籍を失うことがある」という旨が記されている。
国会議員なら知っておくべき事項で、当然、台湾籍を放棄しておかなければならなかったはず。
で、今回私が言いたいことは、二重国籍云々ではなく(もちろん、それについても追及すべきだ)、二重国籍問題発覚後の蓮舫氏の答弁とその後の処し方である。
二重国籍について問われた時、蓮舫氏は9月3日のテレビ番組で、「(台湾)籍を抜いています。高校3年の18歳で日本人を選びましたので」
「籍抜いてます。高校3年(1985年)の18歳で日本人を選びましたので」と答えていた。
この発言であるが、戸籍法には微妙な点があって
「日本の国籍の選択は、外国の国籍を離脱することによるほかは、戸籍法の定めるところにより、日本の国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する旨の宣言をすることによつてする」
とあり、蓮舫氏の「18歳で日本人を選びました」を外国の国籍を放棄する旨の宣言と解釈とできないこともない。
これらの解釈については、『BLOGOS』の深沢明人が蓮舫氏寄りの記事を書いていて、「蓮舫氏が国籍法上解消すべき二重国籍の状態でもでも何でもないことに触れていない、誤解を招くものであり、残念に思う」と結んでいる。
しかし、“問題なし”の拠り所がの『日本国籍選択の宣言』がいつ為されたかについては、深く考えていない。もし、9月3日のテレビ番組を宣言と考えるならば、国会議員になった時点では未宣言なので、大いに問題ありとなる。
ああ、また、話がそれてしまった……
で、この後の蓮舫氏の答弁が、「確認する(念のため、9月6日に再度、国籍放棄の書類を提出)」になり、台湾国籍を放棄していないことが明らかになると、「記憶違いだった」と過去の弁を翻した。
仮に、国籍放棄手続きをしたと思い込んでいた、あるいは、実際に手続きをしたが、何らかの不手際で処理されなかったとしても、(9月6日の記者会見「代表処での父親の台湾語がわからなかったので、実際どういう作業が行われていたかわからなかった」)、国会議員を志した時点や国会議員となった以降に、確認すべきことではないだろうか?
とにかく、「嘘をついた」、「とぼけた」、「勘違いをしていた」にせよ、また、『戸籍法』を好意的に解釈して“問題はない”としても、二重国籍疑惑に対する答弁が事実と異なっており、結果的に「嘘をついた」ことになってしまった。まあ、「嘘をついた」は決めつけすぎかもしれないので、「答弁した内容が事実と異なっていた」に表現をとどめておくべきかもしれない。しかし、国会議員となって以降、確認しなければならない作業を怠った結果の誤りであり、重大な問題である。
私も、そして、おそらく世間も、蓮舫氏なので、追及も厳しくなるのであろう。
他人の過ちに対して厳しい蓮舫氏、もし、氏が追及する側に居たら、どれほど恐ろしい形相、いえ、厳しい論調で糾弾するのではないだろうか?
他人に厳しいのなら、自分にも厳しくしなければならない。
それを実行して、台湾に国籍が残っていたと判明した時点で、国会議員を辞職、少なくとも、民進党党首立候補を取り下げた方が、世間の評価は高くなったのではないだろうか?
さらに、そんな蓮舫氏を党首にしてしまった民進党は、信頼度を低下させたのではないだろうか?
と開き直ってほしかったというのは冗談だが、二重国籍については
日本の国籍法上、二重国籍者は認められていないが、外国籍の離脱は努力義務にとどまり、離脱していなくても罰則はなく、厳格な運用は行われていない
ということらしい。まあ、不適切な状態なのではあるが、放置してもあまり問題ではなく、実際に二重国籍状態の人は相当数いるそうだ。
しかし、一般人ならともかく、これが公務員だと話が違ってくる。
外務公務員法第7条で「国籍を有しない者又は外国の国籍を有する者は、外務公務員となることができない」
と規定されているらしい。
以上は、『現代ビジネス』、髙橋 洋一氏(経済学者・嘉悦大学教授)の記事を参考にしています。
法務省のホームページでは「外国の国籍と日本の国籍を有する人は,22歳に達するまでにどちらかの国籍を選択する必要がある。選択しない場合は,日本の国籍を失うことがある」という旨が記されている。
国会議員なら知っておくべき事項で、当然、台湾籍を放棄しておかなければならなかったはず。
で、今回私が言いたいことは、二重国籍云々ではなく(もちろん、それについても追及すべきだ)、二重国籍問題発覚後の蓮舫氏の答弁とその後の処し方である。
二重国籍について問われた時、蓮舫氏は9月3日のテレビ番組で、「(台湾)籍を抜いています。高校3年の18歳で日本人を選びましたので」
「籍抜いてます。高校3年(1985年)の18歳で日本人を選びましたので」と答えていた。
この発言であるが、戸籍法には微妙な点があって
「日本の国籍の選択は、外国の国籍を離脱することによるほかは、戸籍法の定めるところにより、日本の国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する旨の宣言をすることによつてする」
とあり、蓮舫氏の「18歳で日本人を選びました」を外国の国籍を放棄する旨の宣言と解釈とできないこともない。
これらの解釈については、『BLOGOS』の深沢明人が蓮舫氏寄りの記事を書いていて、「蓮舫氏が国籍法上解消すべき二重国籍の状態でもでも何でもないことに触れていない、誤解を招くものであり、残念に思う」と結んでいる。
しかし、“問題なし”の拠り所がの『日本国籍選択の宣言』がいつ為されたかについては、深く考えていない。もし、9月3日のテレビ番組を宣言と考えるならば、国会議員になった時点では未宣言なので、大いに問題ありとなる。
ああ、また、話がそれてしまった……
で、この後の蓮舫氏の答弁が、「確認する(念のため、9月6日に再度、国籍放棄の書類を提出)」になり、台湾国籍を放棄していないことが明らかになると、「記憶違いだった」と過去の弁を翻した。
仮に、国籍放棄手続きをしたと思い込んでいた、あるいは、実際に手続きをしたが、何らかの不手際で処理されなかったとしても、(9月6日の記者会見「代表処での父親の台湾語がわからなかったので、実際どういう作業が行われていたかわからなかった」)、国会議員を志した時点や国会議員となった以降に、確認すべきことではないだろうか?
とにかく、「嘘をついた」、「とぼけた」、「勘違いをしていた」にせよ、また、『戸籍法』を好意的に解釈して“問題はない”としても、二重国籍疑惑に対する答弁が事実と異なっており、結果的に「嘘をついた」ことになってしまった。まあ、「嘘をついた」は決めつけすぎかもしれないので、「答弁した内容が事実と異なっていた」に表現をとどめておくべきかもしれない。しかし、国会議員となって以降、確認しなければならない作業を怠った結果の誤りであり、重大な問題である。
私も、そして、おそらく世間も、蓮舫氏なので、追及も厳しくなるのであろう。
他人の過ちに対して厳しい蓮舫氏、もし、氏が追及する側に居たら、どれほど
他人に厳しいのなら、自分にも厳しくしなければならない。
それを実行して、台湾に国籍が残っていたと判明した時点で、国会議員を辞職、少なくとも、民進党党首立候補を取り下げた方が、世間の評価は高くなったのではないだろうか?
さらに、そんな蓮舫氏を党首にしてしまった民進党は、信頼度を低下させたのではないだろうか?
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