英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

立春寒波(2025年2月4日~6日)その2……2月1日時点の寒気予想

2025-02-01 14:47:12 | 気象
「立春寒波(2025年2月4日~6日)……いやな予感」(1月28日記事)の続報、今日(2月1日)時点での寒気の予想です。

 来週の「立春寒波」の警戒の声が大きくなってきている。
 「日本海側は4年前に匹敵する記録的大雪のおそれ」「今季最強最長の寒波襲来 北陸 大雪リスク急激に高まる 影響長期化」「10年に一度の寒波」などなど……

 ただし、前回記事の時より寒気の南下は若干緩めな予想となってきている。
 私の体験としては、北陸の大雪の一番大きな要素は《5000m(5500m)上空の寒気の南下、強さ具合》なのだが、最近の気象予報士の注目要素は《1500m上空の寒気の南下、強さ具合》のようだ。「上空1500mで-6℃だと平地で降雪」「上空1500mで-12℃だと平地で大雪」という法則に基づいて予報を出している。

 この法則は全般的には成り立つかもしれないが、北陸だと当てはまらないことが多い。
 実際、29日~30日の寒波は福井県の平野部では、ほとんど積もらなかった。
左が上空1500m、右が上空5000m付近。

 寒かったですが…
 29日の最高気温は5.0℃、30日5.3℃、北寄りの風が強く、寒かった。ちなみに、平年のこの時期の最高気温は6.3℃なので、やや寒い程度。
 ただし、峠を越えたと言われた昨日(31日)の最高気温は3.4℃だった。予想最高気温は8℃だったので、大外れ。予想外だったので、ことさら寒く感じた。
 素人の私の想像だが、もっと上空(5000m付近)の寒気が強力でないと、雪そのものの温度が低くないので、地上に降るころには融けかかっている状態になる。
 実際、水雪やみぞれが多かった。

 さて、今度の立春寒波だが、ピークと思われる2月5日の予想図はこれ。(下の図は1月29日・再掲)
 

 今度の立春寒波が強力だというのが分かる。

 ただし、前記事(1月28日記事)の時点の寒気予想図と比べると(上図が今日時点の予想図、下図が1月28日時点の予想図)
 

 現時点の予想の寒気のピークが2月5日9時なので、上の両図は時刻が半日ズレている。
 この上下図を比べると、上空5000mの寒気の南下は若干、緩くなっている。
 と言っても、強力な寒気というのは変わりがなく、《たくさん降りそう》という予測も変わらない。ああ……

 最後に、寒気ピーク付近の予想図。
 
 


 上空1500mの寒気は大雪には直結しないと考えているが、それ自体も強力なので、最高気温が1℃か2℃という予報が出ている。これだと雪が降っただけ積もる。これに、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が直撃しようものなら……
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「“光る横断歩道”など学生提案 一時停止ワースト3位の福井県」という記事について

2025-01-31 16:13:10 | 時事
【福井 NEWS WEB 「“光る横断歩道”など学生提案 一時停止ワースト3位の福井県」より引用】
 JAFが去年、行った調査では、福井県は信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時に一時停止しなかった車の割合が65.3%で、全国ワースト3位となっています。
 こうした事態を受けて福井大学の学生たちが対策を考案し、28日、福井市で開かれたJAFの催しのなかで発表しました。
 このうち3年の○○さんは横断歩道を白以外の目立つ色で塗ったり、歩行者がボタンを押すと、標識の下のライトが点滅したりするアイデアを提案していました。
 また、3年の△△さんは韓国などで導入されているという“人を感知するとアスファルトに埋め込まれたLEDが光る”仕組みに変えることを発表していました。小野さんは「授業で実際に横断歩道を見学しましたが、とても危ないと感じました。歩行者が横断するときにはふだんと違う仕組みを導入することが必要ではないかと思います」と話していました。【引用 終】


《横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる時に、一時停止する》
ドライバーの義務……というより運転者としての必須の心得である。いや、人として当然の“心根”である。

 当然、引用記事の理念には賛同する。
 しかし、2つの点で大いに疑問を感じる

1.福井県は本当にワースト3なのか?
 福井県民はそんなに薄情なのか?《福井県はドライブマナーが悪い》とよく聞くが、そんなに悪いのか?
 《福井県民は歩かないので、歩行者の気持ちが分からない》ということはあるだろう。
 私の運転する時間や距離は多い方だと思うが、移動範囲はほぼ半径20㎞以内に収まる。県外どころか、福井市にもあまり行かない。
 そんな私の体感としては、上述の一時停止については、7割のドライバーは遵守しているはず。(時間帯や交通量による差はあると思う)
 疑問に思うのは、JAF(日本自動車連盟)の調査の信憑性。
 調査方法を調べると……
★調査期間
2024年8月7日~8月28日のうち、月曜日から金曜日の平日のみ
★調査時間
上記期間のうち10時~16時の間
★調査場所
各都道府県2箇所ずつ(全国合計94箇所)の信号機が設置されていない横断歩道
※センターラインのある片側1車線道路で、原則として、調査場所の前後5m以内に十字路および丁字路交差点がない箇所で、道路幅員が片側2.75m~3.5m、交通量が3~8台/分(目安)とし、制限速度が時速40~60km程度の箇所
※詳細の調査場所は非公表
調査対象
上記の横断歩道を通過する車両
※横断歩行者側の車線を走行する自家用自動車、自家用トラック(白ナンバー)

★調査方法
横断歩行者はJAF職員(横断歩道の立ち位置や横断しようとするタイミングを統一)
調査回数は1箇所50回の横断(合計100回の横断)
★調査台数
全国合計 6,647台
★天候条件
小雨を含む雨天時以外に実施


各都道府県に2カ所のみ!
1箇所50回の横断(合計100回の横断)

……1カ所50回というのは少ないような気もするが、ぎりぎり許容するとしても、1都道府県につき2カ所というのは少なすぎ。
 すべての市町に設置すべきとは思うが、10カ所ぐらいは必要だろう。

 私は運転時間が人よりかなり多いと思うが、常々、《市町村によって運転に個性がある》と感じている。

2.(一時停止不履行の)改善アイデアはいいと思うが……
《標識の下のライトが点滅》
《アスファルトに埋め込まれたLEDが光る》
  ……(すべての交差点に設置する必要はないと思うが)いったいどれだけの費用が掛かるんだ?メンテナンスも大変だろう。
 小学生のアイデアなら微笑ましいが、「福井大学の学生たちが対策を考案し、28日、福井市で開かれたJAFの催しのなかで発表」……費用対効果を考えなかったのだろうか?

 そういう設備改善も効果的な場合もあるが、やはり、《一時停止の一般化》が効果的。
 その課題に頭をひねった学生たちが何度も何度も一時停止を実践すれば、他のドライバーも影響を受けるはず。
 日本人は《みんながやっている》という状況に非常に弱いのだから
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相棒 season23 第13話「レジリエンス」

2025-01-30 13:46:16 | ドラマ・映画
「レジリエンス」………人間に自然に備わった回復力(右京の言)
(困難からの)「回復力」「復元力」「耐久力」「再起力」「弾力」。精神的な回復力、復元力として使われることが多い


……それはともかく、
事件の捜査を引き受けてから、10秒後に犯人を確保してしまった(自白してしまった)!

【中盤までのストーリーの流れ】
・5年前の青年殺害事件の捜査を引き受けた直後、被害者の母親を支援していた平井がいきなり自首
・さらに、それ以外にも3人を殺害していることも供述。その裏付けも取れた
・殺害の動機は女装を馬鹿にされたからだといい、部屋から女性用服も見つかる(偽装の可能性もあり)
・被害者青年・為永祐希の部屋から、漫画の原稿が見つかり、作者は北原莉央。
・莉央は漫画家になる夢を掴みかけていたが、突然、音信不通に。自 殺を図り、3年間意識不明だったことが判明
・祐希の部屋にあった漫画は頼まれて渡したという。平井と親密だったため平井と共に母親・和田彩子を支援(彩子はガンで余命が幾ばくもない)
・偽名を使ったのは、小学生時代、祐希から「ああいう子と仲良くするのはやめなさい」と彩子が言っていたことを聞いたからだという

【真相】
・意識不明状態から回復した莉央が平井を主人公にした漫画のストーリー通りの復讐殺人を実行していた
・漫画では、ヒロイン(莉央)に平井が殺害した女性A&Bが絡み、通りかかった男性C(平井に殺害された)に強姦するよう強要。デートでその場にいた祐希は一目散に逃亡していた
・彩子は、いろいろ支援してくれている平井に惹かれていった。平井も復讐の対象である彩子を愛してしまった
・莉央も3人でいる空間や時間が“居心地良い”と感じていた


”レジリエンス”(回復力)により、殺害された者たちは自分の犯した罪を忘れて(そもそも、罪の意識があったのか?)、莉央と平井もひどい目に遭ったことも復讐心も薄れていった


全く方向違いの右京の言葉(今回は“プルプル”は不発生)
「あなたが追いつめられた自分から逃げたんです。
あなたが復讐を実行しなければ、莉央さんが罪悪感を覚えることはなかった。彩子さんの心を弄び、傷つけることも。
ひとりの男の身勝手な正義と倫理が二人の女性の人生を破壊したんです。
そして、それはもう二度と回復しませんよ」

 4人も殺害した平井は許されない。 特に右京にすれば、元警官が殺人を行うことは許されないことというのも分かる。
 莉央に《どんなことがあっても莉央を守る》という誓いに殉じたが、その復讐で莉央が幸せになれるのかというと、はなはだ疑問である。
 少年課にいて児童養護施設でボランティアもしていた平井がは、人を殺害するという行為に抵抗や葛藤はなかったのだろうか?
 それらのハードルを莉央との約束で飛び越えてしまった。

「あなたが復讐を実行しなければ、莉央さんが罪悪感を覚えることはなかった。彩子さんの心を弄び、傷つけることも。
ひとりの男の身勝手な正義と倫理が二人の女性の人生を破壊したんです」

 と右京は責めたが、平井に罪を犯させたのは莉央であり、莉央には罪はないのか?
 先に殺害された3人は莉央の自 殺の原因になったが、更生しており、彼女たちの人生を断ってしまったことの方が罪が大きいはずだ。

 “平井に人生が破壊された”という彩子にしても、小学生だった莉央を傷つけた言葉に関する反省はあったが、自分の息子が莉央を置き去りにして逃げ去ったことに対する謝罪はなかった。この件に対しても、右京はスルー。(息子もひどい奴だ)


【その他の感想】
応募入選作のあと、例の事件があり、意識が回復した後、「復讐編」を描き、殺人教唆に用いた。
平井に殺人を犯させるのに躊躇、葛藤はなかったのか?
そして、復讐の為に漫画を描くのは、自分の夢を壊すことになるのでは?
しかも、入選作の時に主人公に思いを込めて描いたはずだが、その主人公に殺人を犯させるのもあり得ない


莉央が自分の心に決着をつける為に描いた漫画を、平井が見てしまい復讐したのならまだ理解できるが…


 ダメ出しを出して、もう一度書き直しを命じたくなる脚本だった。

    
……児童施設が関係する話が多すぎる



第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)
第3話「楽園」
第4話「2つの顔」
第5話「幽霊ホテル」
第6話「薔薇と髭の夜明け」
第7話「復讐者は笑わない」
第8話「瞳の中のあなた」
第9話「最後の一日」(元日SP )
第10話「雨やどり」
第11話「33人の亀山薫」
第12話「細かいことが気になる患者」

【ストーリー】番組サイトより
未解決事件が連続殺人に発展!?
元警察官の男が抱える闇とは…


 未解決事件を取材していた美和子(鈴木砂羽)が、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)に相談を持ち掛ける。5年前、23歳の青年が公園で何者かに殺害された事件を、改めて調べてほしいという。
 2人はさっそく被害者の母親から事情を聞くが、そのかたわらには平井(和泉元彌)という男性がいた。元警察官だったという彼は、思うところあって未解決事件の被害者を支援しているらしい。ところが、その事情聴取中に平井が突然、「犯人は私です」と告白。
 支援者として被害者の母親に近づいたのは、隠蔽工作のためとも思われたが、右京は納得がいかない様子。そんな中、平井はさらに驚くべき罪を告白する。実は、青年を殺害する前、すでに3人もの人間を殺めているというのだ。

驚くべき告白を続ける男の狙いは!?
底知れぬ凶悪事件に翻弄される警察
特命係は闇の底の真相にたどり着けるのか?


ゲスト:和泉元彌

脚本:真野勝成
監督:橋本一
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【フジテレビの記者会見】長々と持論を展開して要領の得ない質問をする女性記者など

2025-01-29 13:47:16 | 時事
よく持ちこたえたなあ……
 10時間を超える記者会見。
 私は全部観たわけではなく、会見冒頭部分(「この場に、なぜ日枝氏がいないのか?」や《今回の第三者委員会が妥当か?》のやり取り)を見て、フジテレビを糾弾するベクトルが強すぎると感じて、チャンネルを変えてしまった。
 その後、ニュース報道で大よその流れを知ったり、時々、中継を見て《まだ続いているんだ》と。
 午前0時半過ぎに、続いているのを確認?して、就寝。終わったのは2時20分過ぎだったという。

 時折、中継を見たわけだが、たまたま観たのが、あちこちで問題に取り上げられたシーン。
 フジテレビのの遠藤龍之介副会長が中居さんと被害女性のトラブルについての認識の違いに触れてしまい、発言を撤回した後の会場が紛糾したところ。私が観た時には、一人の記者が「撤回(訂正)しても、回答した言葉は取り消せない」とか「この点について話さないとダメだ」とか繰り返し言葉を荒げていたシーンだ。
 会場からもヤジに近い発言が飛び交う(マイクを使わないので実際の言葉は聞こえない)。
 やり取りを聞いているうちに、《中居氏の方から声を掛けた(誘った?)かどうかという件についてフジテレビがどう認識していたか》というやり取りだと分かった(もしかしたら、違うかも)。
 この件は《中居氏と被害者についての問題》であり一応示談も成立しているので、第三者の立場にあるフジテレビがその件について認識を持っていても、それを公の場で語ったはいけない(なので、副会長は回答を撤回した)。それについて、しつこく追及するのはおかしい。

 その後、午後10時30分頃、女性記者が長々と持論を展開して要領の得ない質問をするのを見た。
(質問をするという形態を利用して、長々と持論を展開した後)私が質問したいのは……(その後も長々と持論を語る)
(進行役(司会者)から「もう少し簡潔に質問してほしい」とお願いされ)
「はい、わかりました」と言ったが、改善することなく延々と語り続けていた。



 《真相を知りたい》というより《糾弾したい》《自論を語りたい》という質問者が多く、質問のルールや被害者保護や第三者委員会との関連を考えない輩が多かった。
 ただし、質の高い質問者(記者)も多かったようだ。
 紛糾した直後、それを諫め、その荒れた雰囲気を沈めた記者も数人いたようだ。


 私が観た中で印象に残っているのは、朝日新聞かテレビ朝日だったと思うが(はっきり覚えていません。上述の自論展開女性の少し後だったと思う)、女性記者の質問の主旨や知りたいこと明確に語り、問いかける落ち着いた声だった。

 日枝氏が会見に出なかったのは正解だと思う。
 相談役という立場で代表権もないからだが、何より、氏があの会見場にいたら、収拾がつかなかったように思う。
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立春寒波(2025年2月4日~6日)……いやな予感

2025-01-28 10:30:19 | 将棋
来月初旬(2025年2月4日~6日)に超一級…所謂“最強寒波”が襲来する気配がある。
 日頃、「安易に“最強寒波”と言うな」と言っているが、“最強寒波”が襲来しそうだ(1週間後のことなので、予報が縮小するかもしれないが)

 とその前に、前触れとなる寒気が南下(正確には東進してきている)。左が上空1500m、右が上空5000m付近。

 この寒気は北陸までは南下せず、北日本を通過しそう。
 ただし、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が北陸方面に発生する予報もあるので、油断はできない。(希望的観測は29日~30日の間で多くて10cmの降雪)

 参考までに、福井市で今月9日11cmの降雪があったが、その頃(1月8日)の寒気が下図(左が上空1500m、右が上空5000m)

 詳しくは「今シーズンでは最強の寒波」(2025年1月8日記事)


 さて、立秋寒波だが……
 現時点(1月28日)の寒気予想図(吉田産業・寒気予想)は

 上空5000mで-36℃の寒気が大雪となる目安だが、南下が著しくて、すっぽり覆われてしまう。
 これは、あまり思い出したくないが、2018年2月6日の大雪に匹敵、あるいはそれ以上。私は安易に“ドカ雪”を口にするA気象予報士は許せないが、この寒気の南下具合だと、ドカ雪になる恐れも低くない。
 (参考…2018年2月4日記事2月10日記事
 この2018年は1月から寒波の波状攻撃に遭っていたが、この立春寒波が凶悪で止めを刺された……
 2月6日に54cmの降雪があり、2月7日に最深積雪147cmを記録している(福井市)。


 この時と今回の寒気を比較。
 

 上が今回、下が2018年の寒気。左が上空1500m、右が上空5000m付近。

 嫌な予感がする……
 南下具合は今回の方が強いが、底辺部分が小さいのが救い。それに、寒気の南下がそれほどではなくなる可能性もある。
 寒気だけが大雪の要素ではなく、例のJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)も関係してくるので、それが北陸を通らないことを願いたい。
 非常に利己主義だが、他の地域を通って欲しい。
 でも、このJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)、朝鮮半島の地形の関係で、福井県に発生通過する回数が多いのだが……
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豊昇龍優勝 横綱昇進か?

2025-01-27 12:00:39 | スポーツ
豊昇龍優勝!
 場所中に横綱・照ノ富士が引退、大関・琴桜は不振で5勝10敗の負け越しと上位陣が堅調ではなかったが、再入幕の金峰山(12勝3敗)、サラブレット王鵬(“大鵬の孫”という肩書は本人は煩わしいかも)、復調の元大関・霧島(11勝4敗)、新入幕優勝当時に近くまで戻してきた尊富士(10勝5敗)、“伝え反り”などとにかく面白い宇良(7勝8敗)、突きの威力が戻ってきて関脇・大栄翔(11勝4敗)、くせ者?小結・阿炎(7勝8敗)、翔猿(7勝8敗)、40歳勝ち越しの鉄人・玉鷲(9勝6敗)、怪童?・伯桜鵬(10勝5敗)、強い時は無茶苦茶強い元大関・正代(6勝9敗)、突進力の豪ノ山(8勝7敗)などが土俵で乱舞し、初場所は面白かった!

 優勝した豊昇龍は、9日目までに平幕に3敗を喫し、6勝3敗で横綱昇進は厳しくなった。しかし、師匠の「楽しく取れ」という助言に、心を立て直し、勝ち続けた。
 強かった。
霧島戦……実力者霧島に対し攻め続ける。それを凌ごうとする霧島に何もさせずに寄り切った。
翔猿戦……上手をつかむと同時に引き付け、くせ者・翔猿を一気に土俵の外に運んだ。決まり手は“寄り倒し”だが、“寄り飛ばし”と言った方がよいかも(そんな決まり手はない?)
若隆景戦…厳しい突きに、若隆景もなすすべがなく、突き出された。
隆の勝戦…激しい突き合いの中、隆の勝を土俵際に追い詰めるが、突き切れずに反撃にあい、逆に土俵際に追い詰められる。そこで、隆の勝の突く手の上腕部(脇の付近)に手をあてがい、突きあげるようにして隆の勝の突進ベクトルをそらす。タイミングと豊昇龍の腕力が合致し、隆の勝は土俵の外に投げ飛ばされる。決まり手は“突き落とし”だが、“突き放り投げ”。
熱海富士戦…突きと投げを駆使して熱海富士を攻め続け、決め所と寄るが、熱海富士に抱えられた腕を決められ振り回され、土俵外に。巨漢の熱海富士に腕を決められての小手投げを堪えるのは難しかった。
豪ノ山戦…豪ノ山の突きをしっかり受け止め、豪ノ山の右半身に身体を寄せ、そのまま土俵の外に運ぶ。
王鵬戦……初日から6戦全勝の王鵬、この日も持ち前の突き押しで攻めるが、突きの力で豊昇龍が上回り、王鵬は反ってその力を逸らそうとするが、それに乗じて豊昇龍は、王鵬の横、更に後ろに回り込み、土俵の外まで運ぶ。決まり手は“送り倒し”。王鵬を圧倒した。
正代戦……豊昇龍の厳しい突き押しに正代は後退するが、豊昇龍の突く左腕の脇付近を正代が右手で押し上げ跳ね上げる。それを起点に正代が反撃、土俵際で何とか回り込もうとする豊昇龍に、追撃を緩めず押し倒した。
 この一番は、立ち合い前の豊昇龍の気合が入りすぎで、《元大関の正代など、何するものぞ!》という闘志が満々と溢れていた。それを正代を察知、表情こそあまり変化しなかったが、《何だこの野郎》という怒気が漏れていた。こういう時の正代は無茶苦茶強い。実際、無茶苦茶強かった。
平戸海戦……突き押し正統派の平戸海、この一番も低く頭からぶつかる。これに対し、豊昇龍も同じく低く辺り、突きあげる。さらに、二の手で押し上げようとした瞬間、平戸海がその手を手繰るようにして、いなしながら突き落とす。これがタイミングよく決まり、豊昇龍は思わず土俵に手を突いてしまった。前日の敗戦で、身体(動き)が硬くなったのかもしれない。
大栄翔戦……突き押しが強力な大栄翔だが、突こうとする気持ちが強すぎて、下半身が伴わず、相手の叩きにばったり落ちることが多い。この日の一番はその典型で、このふたりの対戦はこのパターンが多い。
千代翔馬戦…この日は張り差し。上手を取って、千代相馬を振り回し続ける。千代翔馬は、最後はこらえきれずに腰から落ちた(尻もち)
金峰山戦…この日まで10勝1敗と単独トップの金峰山、強烈な突き上げで豊昇龍に挑む。豊昇龍も右で突き上げるように受け止める。二に矢の突きを繰り出そうとするが、足が伴わず前のめりに。それを見た豊昇龍が叩くと、金峰山は土俵にバッタリ手を突いた。
大の里戦…立ち合いは互角。次の押しは大の里が勝り、もろ差しになりながら豊昇龍を押す。《これは大の里の勝ちか》と思ったが(大の里もそう思ったかも)、喜んで?そのまま寄った瞬間、豊昇龍は左足を引いて身体を開きながら首投げ!これが綺麗に決まり、豊昇龍の勝利。首投げと同時に、柔道の払い腰のように足で大の里の身体を跳ね上げたのも勝因。
尊富士戦…張り差しから素早くもろ差しに。両まわしを掴むと、一気に土俵外まで電車道で寄り切る
琴桜戦…互角の立ち合い。やや押され気味の豊昇龍が強引な下手投げで残される。豊昇龍も強引と判断したのか深追いの投げは打たず、投げを堪える際、琴桜が下手を放したのに乗じ、もろ差しになり、そこから一気に寄り切った。

【優勝決定戦(巴戦)】
金峰山戦…張り差しでまわしを取ろうとした。下手しか取れなかったが、すぐさま下手投げ。そこから金峰山に身体を寄せて寄り、一気に寄り切った。
王鵬戦……低く立ち合い、ぶつかり具合は互角以上。そこから、少し腰が落ちかけたが、立て直して四つ身で寄る。寄り切れなかったが、その間に上手を掴む。王鵬も踏ん張り、土俵中央で右腕で絞り、豊昇龍にした手を取らせない。しばらく、動きは止まったが、豊昇龍は肩透かし(実況では“出し投げ”)を放ち、体勢を崩させ、渾身の寄り身。王鵬も堪えるが、豊昇龍は右腕で応報の身体を起こしながらさらに寄るり、ついに、投げつけるような感じで、寄り倒した。

 強かった。場所を通して、常に攻めの相撲を貫いた。
 まわしを掴めばぶん投げる。あるいは寄る(押す)。
 まわしを取れば強い。でも、取らなくてもそれなりに強い。反射神経、腕力が凄い。足腰も強い。


 動きながら勝機をつかむのは、白鵬や朝青龍に似ているが、千代の富士に一番近いかも。


横綱昇進は?
NHK NEWS WEB より】
横綱審議委員会は日本相撲協会から豊昇龍の横綱昇進の諮問を受けて27日夕方から東京・両国の国技館で横綱に推薦するかどうか議論します。
横綱審議委員会は横綱に推薦する条件として、大関で2場所連続の優勝を原則とし、これに準ずる成績をあげた力士を推薦する場合は、出席した委員の3分の2以上の決議が必要と内規で定めています。


 一般報道では「大関豊昇龍の横綱昇進がこの日、確実な状況」とか、「日本相撲協会の審判部は豊昇龍を横綱に昇進させる方針を決定。27日の横綱審議委員会の決議を経て推薦が決まれば、29日に正式に新横綱が誕生する」とか報じられているが、“諮問”なので、《豊昇龍を横綱に昇進させるのは妥当か?》と横綱審議委員会に意見を尋ね求めるだけなのだが、実際は《相撲協会が横綱昇進を決めて、横綱審議委員会が同意(確認)する》ような感じなのだろう。

 で、問題は《豊昇龍に昇進する資格(成績)があるか?》だ。
 私見では、資格(成績)は昇進に値するものだと思う。(ギリギリだけど)
『大関で2場所連続の優勝を原則とし、これに準ずる成績をあげた力士を推薦する場合は、出席した委員の3分の2以上の決議が必要と内規』に関しては、、先場所は準優勝(優勝に準じている)、今場所は優勝なので、“推薦”条件はクリアしている。マイナス材料は先々場所が8勝7敗であることだが、推薦条件には直接関係ない。
 推薦(諮問)する条件は満たしているので、あとは《出席した横綱審議委員の3分の2以上の決議(同意)》が得られるかだが、照ノ富士が引退し、横綱不在となってしまうので、同意は得られるのではないだろうか。そもそも、横綱昇進の諮問で否決されることはほとんどなかったはずだ。(なので、報道の推薦(諮問)を決定した段階で、“横綱昇進、確実”とするのは妥当なのだろう)

 まあ、今場所の取り口は非常に評価できるし、千秋楽の結びの一番、優勝決定戦の2戦、ほぼ連チャン状態での3連勝は強烈だった。
 更に、今後も強くなりそうだ。
 豊昇龍の横綱昇進は賛成だ。


 ただし、甘い前例を作るのは今後の横綱昇進の基準が甘くなるので、豊昇龍の昇進させた理由を特記すべきだ。
 ちなみに、当ブログでは「横綱昇進の甘い基準」(2017年1月23日記事)という記事を書いている。(手前みそだが、詳細に書いていて、感心した)
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トランプ大統領と半数(以上?)のアメリカ国民

2025-01-25 10:39:08 | 時事
マクドナルド(小倉)、長野駅、岐阜市……通り魔的殺人なら許せない(通常?の殺人も許せないが)

(それとは別だが)
 トランプ大統領の横暴、傲慢さが続いている。
①地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱
②WHO(世界保健機関)からの脱退
③不法移民対策の強化
④出生地主義の見直し
⑤「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に北アメリカ大陸最高峰の山「デナリ」を「マッキンリー」に名称変更
➅2月1日からメキシコやカナダからの輸入品に25%の関税を課すことを検討(今後、一律関税も可能性あり)
⑦2021年1月に連邦議会に乱入した事件に関与した支持者ら“1500人恩赦”
⑧千人以上の大量解雇へ大統領令(連邦政府機関で新たに政治任用区分を設け、既存人材の大量解雇や自身に忠実な人材の配置を可能にする大統領令に署名)


その他いろいろ……

①地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱
「(化石燃料を)掘って掘って、掘りまくれ」(化石燃料を燃やしまくれ)
 異常気象の大きな原因が二酸化炭素(CO₂)等「温室効果ガス」。
 地球温暖化を何とかしないと、環境(地球)が破壊される。……破壊されるというか、すでに崩壊が進んでいる。
 そこへ、大量に温室効果ガスを放出しているアメリカが、その抑制力(パリ協定)を外してしまったら、地球は崩壊する!
 そうなれば、“アメリカ第一主義”もないだろう。地球規模で全生命、全環境を破壊する行為は許せない!
 これは、全世界がアメリカをバッシングしなければならない!

②WHO(世界保健機関)からの脱退
 これも①と同じ理屈だが、トランプ大統領の「人口比を考えると、中国にもっと資金を求めてもいいのではないか」という主張も一理ある。単純に、人口比で考えればよいという訳ではないが……
 (他の件にも言えるが)どの国家の施政者は自国を第一に考えるのは当然かもしれないが、「世界あっての自国」というのを考えるべきだ

➅2月1日からメキシコやカナダからの輸入品に25%の関税を課すことを検討(今後、一律関税も可能性あり)
 これ、アメリカ以外の国で対策を協議してほしい。

⑦2021年1月に連邦議会に乱入した事件に関与した支持者ら“1500人恩赦”
⑧千人以上の大量解雇へ大統領令

 《連邦議会に乱入、破壊・暴力行為者を放免》、《自分の意にそぐわない者を排除》……独裁としか思えない


 なんでアメリカ国民は、彼を大統領に選んだのだろう?
 ついでにイーロン・マスク氏、調子に乗りすぎ!


 『地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱』の大統領令に署名するトランプ大統領のパフォーマンスに、歓声を上げるトランプ支持者も許せない!
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相棒 season23 第12話「細かいことが気になる患者」

2025-01-23 14:01:36 | ドラマ・映画
チーム“右京” vs チーム“ライリー”
 病院を乗っ取り売り払おうとする詐欺グループの謀を右京が察知し、対抗策を練っていく……リアルタイムの攻防は興味深かった。
とは言え、
 巧妙に罠を仕掛け、詐欺の網を手繰り寄せていく詐欺集団だったが、右京の方が1枚も2枚も上手だった。
 網のほころびを突き、更に詐欺グループを大きな網で絡みとっていった。

 そして、割と早めに事件は解決。
 その後、ライリーの少年時代のエピソードと師匠筋の老詐欺師、チーム“ライリー”の連帯感のような描写は必要だったのか?

【“細かいところが気になる視聴者”として】
①ライリーが暴力団と繋がっていたのは不自然。
 有澤弁護士が、警察署や留置所にる暴力団関係者に接見していたが、暴力団と組むのはライリーの信条にも反するように思うし、リスクも大きすぎる。
 銃をなぜ保管する?
 (組対五課の課長を担ぎ出すための設定?)
②病院の理事長兼院長が人が良すぎる
③詐欺グループも人員不足
 病院の理事3人というのは少なすぎ。だからこそ目をつけられたとは思うが、理事会がもっと大人数だったら、成り立たない手法。
 資本家の人選も疑問。(彼を雇うぐらいだから、もっと大人数のダミーを用意するのは無理そう)
④金の隠し場所も主題のひとつだったと思うが、金の出し入れにあそこまで行くのは大変だし、人目を引きそう。
⑤右京の脳波が常人と違っていたので検査入院…この設定もやや無理が……発端の脳波の検査はどこで?



第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)
第3話「楽園」
第4話「2つの顔」
第5話「幽霊ホテル」
第6話「薔薇と髭の夜明け」
第7話「復讐者は笑わない」
第8話「瞳の中のあなた」
第9話「最後の一日」(元日SP )
第10話「雨やどり」
第11話「33人の亀山薫」

【ストーリー】番組サイトより
入院中の右京にいつもの悪い癖が…
病院に現れた怪しい人々の正体は!?


 右京(水谷豊)の脳波に異常が見つかり、検査入院することになった。ただ、検査を担当する院長は研究が本職で、経営は素人。病院の存続が危ぶまれるほどの経営難に陥っていた。そこに、ライリー・櫻井(岩谷健司)と名乗るコンサルタント会社の代表が現れる。「病院再建のスペシャリストである我々に任せれば大丈夫」と力強く語り、院長の信頼を得て改革の提案を始めた。
 そんな中、入院中の右京は不穏な動きを察知し、ライリーをはじめ、コンサルタント会社の社員からも事情を聞くが、上手くかわされてしまう。入院中ということで自分では動けない右京は、見舞いに来た薫(寺脇康文)に協力を要請。薫が病院外での捜査を始めると、意外な事実が浮かび上がってくる。

経営に食い込むコンサルの怪しい動き
再建案の裏には巧妙に仕組まれた罠が…
安楽椅子探偵=右京が隠された真相を追う!


ゲスト:岩谷健司

脚本:真野勝成
監督:橋本一
コメント (2)
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都議会自民党 パーティ券収入不記載、中抜き問題【追記あり】

2025-01-21 11:05:36 | 時事
「都議会自民党 会計担当者を略式起訴 政治資金パーティー実態は」(NHK NWES WEB)
「都議会自民会計担当を略式起訴 収入3500万円過少記載―議員側は立件見送り・東京地検」(時事ドットコムニュース)

 根源の自民党(国会議員)のパーティ券に関する収支報告書不記載問題などで飽きるほど書いてきたので、これ以上書くのも何だか……と思ったが、“おおもと”と比べて組織が小さい分、わかりやすい図式なので取り上げてみました。
 以下は、NHKのNWES WEBより引用====
 東京都議会の自民党会派「都議会自民党」が開いた政治資金パーティーで、都議会議員が販売ノルマを超えて集めた分などの収入およそ3500万円を政治資金収支報告書に記載していなかったなどとして、東京地検特捜部は会派の会計担当者を政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で略式起訴しました。
 略式起訴されたのは、都議会自民党で会計担当をしていた矢島英勝職員(72)です。
 東京地検特捜部の調べによりますと「都議会自民党」の2019年と2022年の政治資金収支報告書に、政治資金パーティーで集めるなどしたあわせておよそ3500万円の収入と、寄付金や交付金、あわせておよそ2800万円の支出を記載しなかったとして、政治資金規正法違反の虚偽記載の罪に問われています。
 関係者によりますと、政治資金パーティーでは都議1人あたり50枚、金額にして100万円分の販売ノルマがありましたが、それを超えて100枚目までは全額を、101枚以上については半額を会派に納めずに手元に残すいわゆる「中抜き」が行われ、会派と都議側の収支報告書に収入として記載されていなかったということです。
 矢島職員は収支報告書の作成を担当していて特捜部は17日、略式起訴しました。
 職員は今月、NHKの取材に対し「お答えできることはない」と話していました。
 一方、「中抜き」をしていた都議側については、不記載の額が数百万円以下にとどまるとみられ立件されませんでした
 都議会自民党をめぐってはこれとは別に20万円を超えるパーティー券を購入した団体名や金額を収支報告書に記載していなかった疑いがあるとして、大学教授が会計責任者を務めていた都議などを刑事告発していましたが、特捜部は嫌疑不十分で不起訴にしました。
====(引用終)

 言いたいことは2つ。
1.会派の会計担当者と議員はどちらが悪い?(どちらが主導した?)
 法律の専門家ではなく、よく分からないと言える知識で書くのは憚られるが、“殺人”と“殺人教唆”で考えると…(ちなみに“殺人教唆罪”というのはないらしく、“教唆の罪”と言うらしい。この違いもよく分からない……)
 殺人の実行犯と、殺人を教唆した者の罪は
刑法第六十一条 人を教唆して犯罪を実行させた者には、正犯の刑を科する。
2 教唆者を教唆した者についても、前項と同様とする。
(教唆を教唆した者についても言及しているのは面白い)

 つまり、同罪ということらしい。
 ただし、実際は殺人を実行した正犯のほうが重い処分が下されることが多いと言われている。

 さて、政治資金収支における不記載については、実行したのは会計責任者(会計担当者)になるが、この会計担当者にその手数料(責任料)などが支払われていたのなら罪を厳しく追及されるべきだが、今回のケースはパーティ券販売のノルマの超過分は、そのまま当該議員(の事務所)に留め置かれたので(所謂“中抜き”)、その超過額の把握は難しい(もしかしたら、議員側からの報告義務はあったのかもしれない)。
 超過額の把握はともかく、不記載分は都議会自民党の事務局には入らず事務局にプールされなかった。中抜きは事務局の指示あるいは説明があったとしても、都議会自民党の慣習として説明していただけのように思われる。とにかく、実利は各議員側にあったのだから、主導したのは(主犯は)議員側だと考えられる。
 そういう状況なのに、起訴されたのは都議会自民党で会計担当をしていた矢島英勝職員だけというのは理不尽である。

2.起訴不起訴は金額が基準?
 「中抜き」をしていた都議側については、不記載の額が数百万円以下にとどまるとみられ立件されなかった
 世間では、脱税は咎められる。
 意図的でなく、“申告漏れ”でも当然、追徴課税される。

 今回のケースは“中抜き”、つまり意図的。一言で言えば、、脱税である。
 《数百万円以下にとどまる》って、何なんだよ!



【追記】
「都議会自民党 政治団体を解散へ 会派としては活動を継続」
《解散して追及を逃れる》
《組織そのものをなくして、証拠隠滅、隠ぺいを図る》

………これが目的のような気がする。気のせいだろうか?
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アニメ視聴状況 2025年1月~①(困った状況……ではありますが “その3”)

2025-01-19 11:48:46 | アニメ
《アニメ視聴状況の報告》の記事ですが、「困った状況……ではありますが」(2025年1月14日記事)、「困った状況……ではありますが “その2”」(2025年1月15日記事)の続きでもあります。

 ……そう困った状況なのです。
 多すぎです(笑)
一応、視聴し始めたアニメのリストです。
『わたしの幸せな結婚 第二期』
『日本へようこそエルフさん。』
『サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話』
『Unnamed Memory Act.2』
『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 ‐魔眼蒐集列車 Grace note‐』(再放送)
『悪役令嬢転生おじさん』
『異修羅 第2期』
『薬屋のひとりごと 第2期』
『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』(再放送らしい)
『誰ソ彼ホテル』
『不遇職【鑑定士】が実は最強だった』
『夏目友人帳 漆 』
『ダンダダン』(再放送)

  これらに加えて、2クールアニメを前クールから引き続き視聴しているアニメもあります。
『アオのハコ』
『甘神さんちの縁結び』
   ……困ったぁ…

 新期アニメのうち、5アニメは視聴離脱候補です。一応、3話まで観て判断する予定です。(詳細は次記事で)
 もし、離脱候補アニメすべてを離脱しても11アニメを視聴することになります……困った。

 まあ、視聴限界点を超えたら、その時、考えることにします。
 今年は大河ドラマを観ないし、『トンイ』も2月第1週ぐらいで終了するはず。スポーツ中継もあまりないはずですし、手強いのは『相棒』くらい(レビューを書くので)。何とかなるでしょう。

さて、、まず、説明をしなければならないアニメが2つあります。
『夏目友人帳 漆 』
 この作品は、非常に好きです。
 前クールで各放送局で放送していたのですが、私の視聴環境には適いませんでした(有料で視聴はできましたが)
 で、実は、ブルーレイ(第1話、第2話)を購入しました。
 5,300円くらいだったので、全話揃えるとかなりの出費になります。
 本当ならそうしたいのですが、懐具合もあり、できません。
 購入の動機(目的)は、次シリーズ制作に向けて、アニメの売り上げに少しだけでも貢献したいと思ったのです。(雀の涙にもなりませんが)

 もともと、このアニメを知ったのは、たまたま、ほんと、たまたま、『アニマックス』の無料放送を番組表で目にしたことです。タイトルに惹かれました。
 その後も、事あるごとに無料放送を観ました。第5期、第6期は全話視聴、その他のシリーズはチラホラ。劇場版やスペシャルも2作ほど観たと思います。
 それから、中古で第1期すべてを購入してあります(まだ未見・笑)

 まあ、第7期の第3話以降は、またアニマックスの無料放送で観ようと思っていたところへ、今クール、BSテレビ東京で放送!
 第2話まで放送(まだ第1話だけしか観ていません)。購入したブルーレイ(12月24日に到着)も未開封です。

『ダンダダン』
 前クール、第1話で離脱。ネタとバケモノ系のデザインなどが受け入れられず、離脱決意は即行でした。
 でも、あちらこちらで“絶賛”されていたので、気になっていました。
 そしたら、今クール再放送されていました。第2話前に気づき、取りあえず観ました。
 第1話視聴時は、筋が無茶苦茶に思えたのですが、割とまとも?でした。絶賛とまではいきませんが……


 ………ここしばらくは、睡眠不足の日々が続きそうです。
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