【福井 NEWS WEB 「“光る横断歩道”など学生提案 一時停止ワースト3位の福井県」より引用】
JAFが去年、行った調査では、福井県は信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時に一時停止しなかった車の割合が65.3%で、全国ワースト3位となっています。
こうした事態を受けて福井大学の学生たちが対策を考案し、28日、福井市で開かれたJAFの催しのなかで発表しました。
このうち3年の○○さんは横断歩道を白以外の目立つ色で塗ったり、歩行者がボタンを押すと、標識の下のライトが点滅したりするアイデアを提案していました。
また、3年の△△さんは韓国などで導入されているという“人を感知するとアスファルトに埋め込まれたLEDが光る”仕組みに変えることを発表していました。小野さんは「授業で実際に横断歩道を見学しましたが、とても危ないと感じました。歩行者が横断するときにはふだんと違う仕組みを導入することが必要ではないかと思います」と話していました。【引用 終】
《横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる時に、一時停止する》
ドライバーの義務……というより運転者としての必須の心得である。いや、人として当然の“心根”である。
当然、引用記事の理念には賛同する。
しかし、2つの点で大いに疑問を感じる。
1.福井県は本当にワースト3なのか?
福井県民はそんなに薄情なのか?《福井県はドライブマナーが悪い》とよく聞くが、そんなに悪いのか?
《福井県民は歩かないので、歩行者の気持ちが分からない》ということはあるだろう。
私の運転する時間や距離は多い方だと思うが、移動範囲はほぼ半径20㎞以内に収まる。県外どころか、福井市にもあまり行かない。
そんな私の体感としては、上述の一時停止については、7割のドライバーは遵守しているはず。(時間帯や交通量による差はあると思う)
疑問に思うのは、JAF(日本自動車連盟)の調査の信憑性。
調査方法を調べると……
★調査期間
2024年8月7日~8月28日のうち、月曜日から金曜日の平日のみ
★調査時間
上記期間のうち10時~16時の間
★調査場所
各都道府県2箇所ずつ(全国合計94箇所)の信号機が設置されていない横断歩道
※センターラインのある片側1車線道路で、原則として、調査場所の前後5m以内に十字路および丁字路交差点がない箇所で、道路幅員が片側2.75m~3.5m、交通量が3~8台/分(目安)とし、制限速度が時速40~60km程度の箇所
※詳細の調査場所は非公表
調査対象
上記の横断歩道を通過する車両
※横断歩行者側の車線を走行する自家用自動車、自家用トラック(白ナンバー)
★調査方法
横断歩行者はJAF職員(横断歩道の立ち位置や横断しようとするタイミングを統一)
調査回数は1箇所50回の横断(合計100回の横断)
★調査台数
全国合計 6,647台
★天候条件
小雨を含む雨天時以外に実施
各都道府県に2カ所のみ!
1箇所50回の横断(合計100回の横断)
……1カ所50回というのは少ないような気もするが、ぎりぎり許容するとしても、1都道府県につき2カ所というのは少なすぎ。
すべての市町に設置すべきとは思うが、10カ所ぐらいは必要だろう。
私は運転時間が人よりかなり多いと思うが、常々、《市町村によって運転に個性がある》と感じている。
2.(一時停止不履行の)改善アイデアはいいと思うが……
《標識の下のライトが点滅》
《アスファルトに埋め込まれたLEDが光る》
……(すべての交差点に設置する必要はないと思うが)いったいどれだけの費用が掛かるんだ?メンテナンスも大変だろう。
小学生のアイデアなら微笑ましいが、「福井大学の学生たちが対策を考案し、28日、福井市で開かれたJAFの催しのなかで発表」……費用対効果を考えなかったのだろうか?
そういう設備改善も効果的な場合もあるが、やはり、《一時停止の一般化》が効果的。
その課題に頭をひねった学生たちが何度も何度も一時停止を実践すれば、他のドライバーも影響を受けるはず。
日本人は《みんながやっている》という状況に非常に弱いのだから
JAFが去年、行った調査では、福井県は信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時に一時停止しなかった車の割合が65.3%で、全国ワースト3位となっています。
こうした事態を受けて福井大学の学生たちが対策を考案し、28日、福井市で開かれたJAFの催しのなかで発表しました。
このうち3年の○○さんは横断歩道を白以外の目立つ色で塗ったり、歩行者がボタンを押すと、標識の下のライトが点滅したりするアイデアを提案していました。
また、3年の△△さんは韓国などで導入されているという“人を感知するとアスファルトに埋め込まれたLEDが光る”仕組みに変えることを発表していました。小野さんは「授業で実際に横断歩道を見学しましたが、とても危ないと感じました。歩行者が横断するときにはふだんと違う仕組みを導入することが必要ではないかと思います」と話していました。【引用 終】
《横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる時に、一時停止する》
ドライバーの義務……というより運転者としての必須の心得である。いや、人として当然の“心根”である。
当然、引用記事の理念には賛同する。
しかし、2つの点で大いに疑問を感じる。
1.福井県は本当にワースト3なのか?
福井県民はそんなに薄情なのか?《福井県はドライブマナーが悪い》とよく聞くが、そんなに悪いのか?
《福井県民は歩かないので、歩行者の気持ちが分からない》ということはあるだろう。
私の運転する時間や距離は多い方だと思うが、移動範囲はほぼ半径20㎞以内に収まる。県外どころか、福井市にもあまり行かない。
そんな私の体感としては、上述の一時停止については、7割のドライバーは遵守しているはず。(時間帯や交通量による差はあると思う)
疑問に思うのは、JAF(日本自動車連盟)の調査の信憑性。
調査方法を調べると……
★調査期間
2024年8月7日~8月28日のうち、月曜日から金曜日の平日のみ
★調査時間
上記期間のうち10時~16時の間
★調査場所
各都道府県2箇所ずつ(全国合計94箇所)の信号機が設置されていない横断歩道
※センターラインのある片側1車線道路で、原則として、調査場所の前後5m以内に十字路および丁字路交差点がない箇所で、道路幅員が片側2.75m~3.5m、交通量が3~8台/分(目安)とし、制限速度が時速40~60km程度の箇所
※詳細の調査場所は非公表
調査対象
上記の横断歩道を通過する車両
※横断歩行者側の車線を走行する自家用自動車、自家用トラック(白ナンバー)
★調査方法
横断歩行者はJAF職員(横断歩道の立ち位置や横断しようとするタイミングを統一)
調査回数は1箇所50回の横断(合計100回の横断)
★調査台数
全国合計 6,647台
★天候条件
小雨を含む雨天時以外に実施
各都道府県に2カ所のみ!
1箇所50回の横断(合計100回の横断)
……1カ所50回というのは少ないような気もするが、ぎりぎり許容するとしても、1都道府県につき2カ所というのは少なすぎ。
すべての市町に設置すべきとは思うが、10カ所ぐらいは必要だろう。
私は運転時間が人よりかなり多いと思うが、常々、《市町村によって運転に個性がある》と感じている。
2.(一時停止不履行の)改善アイデアはいいと思うが……
《標識の下のライトが点滅》
《アスファルトに埋め込まれたLEDが光る》
……(すべての交差点に設置する必要はないと思うが)いったいどれだけの費用が掛かるんだ?メンテナンスも大変だろう。
小学生のアイデアなら微笑ましいが、「福井大学の学生たちが対策を考案し、28日、福井市で開かれたJAFの催しのなかで発表」……費用対効果を考えなかったのだろうか?
そういう設備改善も効果的な場合もあるが、やはり、《一時停止の一般化》が効果的。
その課題に頭をひねった学生たちが何度も何度も一時停止を実践すれば、他のドライバーも影響を受けるはず。
日本人は《みんながやっている》という状況に非常に弱いのだから
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