英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

特捜9 season2 第4話「令和最初の事件」

2019-05-03 15:07:58 | ドラマ・映画
ドラマでは事件が解決したが、私の中では疑問や不満などモヤモヤしたものが充満している。
ずっとレビューを止めようと思っているが、モヤモヤを解消するために書くことになってしまう……
(もう視聴離脱かな…)


あまりに都合よすぎる展開・設定(ある程度の都合の良さはドラマなので仕方がないが)
①奇跡的な偶然
・広告会社の女性・古関真由子(松田るか)が実の父親の喫茶店の常連
・真由子のクライアントの社長・二戸部が、真由子の母を殺害していた(実は未遂)
②破格の出世
・暴力団・龍丸会の若手ナンバーワンだった二戸部は、今や大会社の社長
・真由子の母・晶子(田村たがめ)は、殺されかけて保護されたが、その後、仲居として働いていた旅館の養子となり、女将になった
③多くの疑問
・経理のデータのフロッピーは見つかったのか?
・そもそも、二戸部はなぜ晶子が持っていると思ったのか?
 ……ガサ入れ時に逃げおおせた人物が怪しいと睨んだのだろう。
   データを持ち逃げした人物が二戸部から逃れるため、「晶子が持ち去った」嘘をついたと考えられるが……
・ガサ入れ後、沢田(おかやまはじめ)の喫茶店に勤め、良い仲になっていた。二戸部らが晶子を襲撃したのは、ガサ入れ後からは相当な時間が経過していたことになる。なかなかの執念で、その執念で社長になったのかも?
・身ごもっていた晶子があれだけひどい目に遭ったが、母子ともに無事
・父の借金を負わされ逃亡していたとは言え、沢田が自分を心配しているのは分かりそうなもの。それを放置して、のうのうと女将になっているとは!
・二戸部は晶子が生きていたことをどうして知ったのか?
 ……会食中の真由子に入ったメール(ライン?)がきっかけと考えられるが、それだけで気づくものなのか?
・晶子が生きていたことを知り、山川晃(江端英久)が自分を騙していたと思った二戸部。でも、今さら、そこまで激怒するものなのか?さすがの執念深さとは言えるが……

【その他どうでも良いこと】
・「昭和最後の事件」が発端で、「令和最初の事件」に繋がる……その割には内容がしょぼい
・安直なサブタイトルが多い『特捜9』(『捜査一課9係』)だが、「平成最後の対局」、「令和最初の事件」…一貫しているとは言えるが
・晶子役の田村たがめさんは、波岡一喜さんに似ていると思った


【ストーリー】番組サイトより
 大手不動産会社の社長・二戸部剛(新納敏正)の遺体が発見された。特捜班が臨場するが、遺体は階段下にあり、足を滑らせた跡が見つかったことから、事件と事故どちらの可能性も捨てきれないことがわかる。
 二戸部の不動産会社に向かった浅輪直樹(井ノ原快彦)と新藤亮(山田裕貴)は、秘書から、二戸部がホテルのレストランで、広告会社の女性・古関真由子(松田るか)と二人きりで会食していたことを聞き出す。さらに小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)が、二戸部がレストランだけでなくホテルの部屋も予約していたことを突き止める。
 一方、班長の宗方朔太郎(寺尾聰)は、自ら二戸部の解剖に立ち会うと宣言し、関東監察医務院へ。二戸部の入れ墨を見て驚く監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)を横目に、宗方は二戸部の事を「この目で確かめに来た」と、静かに告げる…。
 その頃、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、二戸部が最後に電話をした相手・山川晃(江端英久)のもとへ。山川の話から二戸部がかつて暴力団・龍丸会の若手ナンバーワンだったことがわかる。
 さらに、二戸部と山川が30年前に、鑑識課の猪狩哲治(伊東四朗)行きつけの喫茶店のウエイトレスが殺された事件の被疑者だったことが判明。30年前の事件と二戸部の死には関連があるのか…!?
 特捜班は平成最後の日に、昭和の未解決事件を解決し、新時代・令和に突入するべく奔走する!

ゲスト:おかやまはじめ 田村たがめ 松田るか

脚本:岡崎由紀子 
監督:田村考蔵
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警視庁・捜査一課長 スペシャル 3 (2019年4月21日放送)

2019-05-01 14:34:28 | ドラマ・映画
どんどんつまらなくなってきたこのシリーズ、スペシャル版も『スペシャル 2』と同じくらい酷かった。『スペシャル 2』にシリーズが面白くなくなった理由も簡単に記してあります)

 被害者がカプセルを東京で、毒物をニューヨークで飲まされたことにより、≪被害者は東京で毒入りカプセルを飲まされた≫と錯覚させるというのが今回のミソ。
 でも、ニューヨーク駐在の真犯人はドラマ前半でちらっと出ただけで、クライマックスで≪犯人はこいつだったのかぁ≫と明かすドラマの造りだったので、毒物とカプセルを別々に飲ませたトリックがぼやけてしまった。フェイクとして他に容疑者をチラつかせ過ぎたのも逆効果だった。佐東晃(堀部圭亮)の妻・瑞葉(横山めぐみ)が嘘や黙秘をするのも、意味不明。さらに、福引で当たった世界一周旅行を換金し、それをごまかす為、偽の世界一周旅行をした夫婦もグダグダな小細工だった。
 それはともかく、毒物とカプセルを飲ませる手口が呆れるくらい杜撰というか乱暴。
 パンに空のカプセルを混入って、普通、食べる時に気づくよね。かなり大きいし。せめて、胃薬と言って飲ませるとかしないと。
 それに、ニューヨークの路地で無理やり何かを飲まされたんというのに、普通に歩き続けるのも不自然過ぎ。


 左藤彬(伊嵜充則)にカプセルを飲ませた人物を特定するのに、オリバー・スミス(パックン)が紛失したカメラを大捜索をしたが、ブログにアップするために写真を撮っていたのだから、カメラをどこまで所持していたかは把握でき、その紛失地点はもっと絞れたはず。
 カメラが公園の茂みの奥から見つかったのも不可解。
置き忘れたとは思えないし、スミスが置き忘れた(あるいは盗まれた)カメラを誰かが茂みの奥に置いたとも考えられない。



【ストーリー】番組サイトより
 警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)のもとに、アメリカ連邦捜査局“FBI”から極秘の捜査依頼が舞い込んだ。羽田発の直行便に搭乗したニューヨーク在住の日本人・左藤彬(伊嵜充則)が、ニューヨークに到着した直後に死亡したという。死因は毒物による中毒死で、日本出国前に毒物入りカプセルを何者かに飲まされた可能性があるというのだ。
 すぐに、この事件のために、FBIから捜査官・神林瑤子(鈴木紗理奈)が送り込まれてきた。彼女は5年前、警視庁からFBIに出向したエリートで、大岩もよく知る人物だった。
 瑤子によると、被害者の左藤はマンハッタンで大人気の日本食レストラン『DAITOKYO』を営む新進気鋭のシェフで、従業員に「2泊4日で東京に行く」と言い残していたという。左藤が泊まっていた羽田のホテルを訪ねた大岩は、防犯カメラ映像から左藤がチェックアウトした直後、謎の男と共にホテルの裏口に向かったことを突き止める。
 さっそく瑤子と共に2人の足取りをたどったところ、なんとホテル裏の空き地で、男の遺体を発見する…! 刺殺されていたのは、左藤と一緒に防犯カメラに映っていた謎の男だった。ニューヨークで死亡した左藤は、出国する直前に殺人に手を染めていたのか…!? 
 羽田中央署刑事課長・高井智代子(宮崎美子)も加わって捜査を開始したところ、なんと空き地で死んでいた男は、佐東晃(堀部圭亮)というシェフと判明! 彼の名前は、漢字は異なるもののローマ字で表記すると“AKIRA SATO”となり、ニューヨークで死亡した左藤とまったく同じとわかる。しかも、佐東は左藤と同じ名の店『DAITOKYO』を東京・代官山で営んでいたことも発覚。そんな中、夫が2日前から失踪していたにもかかわらず、佐東の妻・瑞葉(横山めぐみ)が警察に届けを出していなかったことがわかり、疑惑は瑞葉に集中するが…!?

脚本:安井国穂
監督:池澤辰也
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