エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

娘と共に八面山(やつづらやま)

2015年02月18日 | 家族

この春、地元を離れ都会暮らしが決まった娘を連れ出してハイキング。

まあ我が家からの「卒業旅行」ですね~。

行き先は以前から気になっていた黒尊渓谷の奥の山「八面山」(やつづらやま)。

ちょっとしたトレイルランも期待しつつ、複数ある登山口の中から少し下手の登山口を選び入山。

看板の「ちびっこたち」というフレーズからコースの易しさを想像して入山。


いきなりの急斜面にあっさりとトレイルランを諦めて、体力温存のハイキングに変更。
(ちびっこたち・・無理でしょう)

辺りは枯れ葉で覆われた斜面。

踏み後を確認しながら迷子にならないようにスラローム斜面を登る。

折れた枝を拾い、杖にする。

こんな事さえも娘にはいい思い出になるだろう・・。

初めての標識、「道が間違っていなかったこと」に安堵する。

木のベンチがあるので、ここで給水。「熊のコル」を目指す。

こんな感じの斜面が続く・・

「おそらくコッチだろう」という【勘】もかなり重要。

苔マニアが喜びそうな苔の集まり。

スギゴケ、ヒノキゴケ、・・種類が多くて面白い。

最初の難所に到着。

ロープをつたって急場を凌ぐ。

結構運動神経のいい娘。
体力も申し分なしで、弱音を吐かずについてくる姿に感心する。

「熊のコル」に到着。


少し疲れが出てきたが、風景に癒される。


鹿の足跡


ミヤコザサ。

鹿による食害対策で植えられたと思われる。

ミヤコザサの特徴は再生の早さらしい。

山の保水力を維持するために大変重要な役割を果たしているのだろう。

「四万十川はこういう山々によって造られているのか」と感慨にふける。

これも苔の一種でしょうか・・?

何とも美しいものです。

アセビが蕾を付けています。

アセビは「馬酔木」で、実は毒があり食べられないようです。

ブナ林。

標高1000mぐらいじゃないと出会えないブナ。
これだけでもここまで来た価値があります。

何だろう・・、葉も落ちているのに圧倒的な「癒し」を感じます。

ついに八面山に到着。

標高1165m。

走る格好で来たのに全く走りませんでした。

ここで食事・給水。

こんなところで食べると何でも美味しいに決まってます。

背負っていたリュックもかなり楽になりました。

山の天気は変わりやすい・・

ガスが覆ってきました。


これは・・、じっとしてやり過ごします。


視界が開けてきたのでさらに先に進みます。


これは雷でも落ちたのでしょうか・・。


「鹿のコル」を目指します。


またまた難所。

ロープが「命綱」です。

やっとのこと車道に出ます。


車道からは宇和海が望めます。


案内看板。


ここから車道をひたすら歩いて下ります。
「ラン?」いやいや・・もうふくらはぎがパンパンです。

最初で最後の娘とのハイキング、娘の記憶に残ってくれると嬉しいな~。

新しい土地で新しい生活、頑張ってほしいものです。

最後は、
天から一筋の光が舞い降りた幻想的な風景で終わりにします。








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