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AM3:00起床。
一体どれくらい寝られたのか分からない。
室温22℃。先週よりも4℃も高い。
朝食をとる。
オニギリや餅などを多めに食べる。
胸焼けがするので胃薬を飲む。
摩擦予防のワセリンを塗って脚にテーピングを貼る。
足裏につくってしまったマメにも保護テープ。
AM4:00過ぎ、
嫁の同僚キクちゃんが車で迎えに来てくれた。
一年振りだが相変わらずのカワイ子ちゃんである。
「おはよう!今年もお世話になります!」
スタート会場まで車で約10分、
キクちゃんは毎年スタート地点でランナー達の応援をしている。
キク「今年はちゃんと【ヒショウ】のTシャツ着てきましたよ~~」
「それ【ヒキャク】やけど・・・」
キク「今日は暑くなりそうですね~、大丈夫ですか~?」
そう、間違いなく今日は暑くなる。
幸い暑さには強いが不安材料には違いない・・。
スタート会場付近はいつも車が渋滞するが、今年は交通誘導が上手くいっているのか車が止まらない。
一瞬止まったスキに車から降りる。
「ありがとう~、頑張ってきます!」
スタート会場に向かう橋の上はまだ閑散としている。
タイマツの炎がランナー達を迎え入れる。
地元の一条太鼓が太鼓を打つ。
暗闇・タイマツの炎・太鼓の音、
100kmの部ならではの雰囲気が素晴らしい。
「コケコッコ―!!」
鶏小屋のニワトリが今年は上手に鳴いた。
スタート会場は蕨岡中学校。
四万十市内でナイター照明のあるグラウンドは意外と少ない。
暗闇にぽっかりと浮かび上がる。
グラウンド端に敷物を広げてストレッチをしながら知り合いを探す。
「おはようございます、調子はどうですか?」
知り合いランナーが現れて談笑。
いつの間にか開会式が始まっていて市長が喋っているのだが、声が小さくて聴こえない。(正確にはマイク音量が小さい)
荷物を係のボランティアに預けてスタート地点の公道へ向かう。
ランナー達が列をつくる。
今年も結構前の方に並んだ。
見上げると満点の星空。
東の空に目をやると、山際が少し明るい。
マイクで有力選手が紹介され、そのたびに拍手が起こる。
「スタート1分前!」
いつものことながら全く緊張しない。(まるで他人事のような感じ・・)
「パンッ!!」
号砲が響き、ランナー達が時計のボタンを一斉に押す。
スタートゲートをバンザイポーズでくぐる。
「いってらっしゃ~い!!」
大きな声のマイクアナウンスが辺りに響く。
カメラのフラッシュ、声援、雰囲気は最高。
照明で明るいスタート付近を出るとすぐに暗闇に戻る。
メラメラと燃えるタイマツの炎が道を照らす。
「お~い!」
タイマツのボランティア友人を見つけてハイタッチ。
友人「今年はちゃんと帰ってこいよ~」
タイマツボランティアはこの後、夕暮れ時にゴール会場に移動する。
タイマツの炎が終わるとキャンドルが足元に並ぶ。
2km地点の内川地区はキャンドルの揺れる灯りが誘導灯。
幻想的な風景を楽しみながら走る。
今年はスタートからキロ6分半を守りながら走る。
キクちゃんの姿を見つけることが出来ずに3㎞地点を通過。
もう辺りの景色は見え始め、夜明けを迎える。
例年よりも夜明けが早く感じる。
やはり日中暑くなるのは間違いなさそうだ。
「頑張れヨー!!」
威勢のいい沿道のオジサンが早朝から大声で叫んでいる。
「ゴールはすぐそこーっ!!」
ランナー達がどよめく。
「あとたったの98キローッ!!」
ランナー達が笑う。
さあ100kmの旅のスタートだ・・。
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