エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

春の鬼ヶ城山系(若葉橋~三本杭)

2019年04月18日 | トレイル・登山・紅葉

里が春めいてきたので景色と花々を楽しみに山に向かう。

予定コースは、車で黒尊川を上り、若葉橋から入山。

若葉橋~三本杭、帰りは鬼ヶ城の鹿のコルに迂回して林道出口に到着予定。

本来この鬼ヶ城山系は、シャクナゲが咲き乱れるG・Wが一番楽しめるのだが、

人で混雑するのが苦手なので今回は少し早めの山歩きでスミレ系の花でも楽しもうか・・、

などと考えながら車を走らせていると林道の鮮やかな花が目に入った。

ハナズオウ


冬は殺風景な黒尊渓谷も春は色鮮やか。

傍の黒尊川はいつも青い。


渓谷で遊ぶのはもう少し先かな・・


山桜が圧倒的な存在感。


品種改良されていない野桜は、昔の歌人達が歌を詠んだ桜。

新葉と共に花を付ける山桜はどこか気品がある。


大好きなヤマボウシも新葉が眩しい。


ナガバモミジイチゴも花を付けている。実の野イチゴは案外美味しいらしい。


若葉橋に到着。


橋の傍にはウリハダカエデ。


上級者コースと手書きの案内板があるが、沢渡りなど難所が多いのがその理由。


早速入山です。


間もなく現れるロープがこれからの困難を予想させる。


数年前からお気に入りのこのコース、去年の夏の豪雨で何ヵ所も崖が崩れていて、秋に入った時はかなり危険なコースとなっていた。

今回は、どなたかが新しい青い目印テープで危険個所の迂回を印してくれている。

目の前をふさぐ倒木。青いビニールテープで迂回道を案内してもらう。


沢渡り。雨の翌日でないかぎりはそれほど危険ではない。


グラグラな木の橋を楽しむ。


道中、このような危険個所が何ヵ所かある。滑落の注意が必要。


ヤマシャクヤクは開花間近。


ヤマルリソウは可愛い花。


ユリワサビと思われる花も・・


春はいろんな山野草を楽しめる。

2度目の沢渡り。


沢の水は飲んでも大丈夫だろう


この沢が黒尊川へと続き、最後は四万十川に流れていく。


沢の中は当然ながら透明度が高い。


綺麗でしょ~?


滝の風景も楽しめます。


ツツジも咲き始め。


迷わないように先人が矢印で教えてくれる。


シロバナタチツボスミレ


タチツボスミレ


コミヤマカタバミ


エイザンスミレ


ナメ床な景色が現れる。


癒しのナメ床な風景


癒されるな~


コースを少し外れ、沢登りを楽しむ。


あ~楽しい・・


本当に危ない場所はちゃんとロープがかかっていてありがたい。


テンナンショウだけどテンナンショウ属は種類が多すぎて正式名称は不明。(マムシグサではなさそう・・)


紅葉橋からの合流地点に到着。


ここからは歩きやすい。

これはマムシグサ?テンナンショウ?


どうせならウラシマソウに出会ってみたいものだ。

(ちなみに、この手の植物でお気に入りなのはアオテンナンショウかユキモチソウ)

これは。避難小屋?いつも素通りで中を拝見したことがない。


苔むした岩から流れ落ちる黒尊川の最初の水滴。


熊のコルに到着。


熊のコルは高知県黒尊側、愛媛県滑床側からの登山道の合流地点、

近くに目黒鳥屋に向かう分岐もあり「鬼ヶ城山系のヘソ(中心)」のようなところ。

かなり登ったな~


さあ~三本杭へ・・


コゲラが木をつつきます。


結構な急勾配を登って鹿避けフェンスに到着。


フェンスの向こうは美しいササの風景。


フェンスはササを鹿の食害から守っているのだそうです。

山の保水力に重要な役割を果たしているササ。

山が枯れると川が枯れ、川が枯れると海にも、さらにはそこに暮らす人々にも影響がでる。

磯の貝類なども小川が流れ出たところに生息しているらしい。

生き物は「山に生かされている」といっても過言ではないだろう。

そんな壮大な事を考えていると二つ目のフェンス。


さらに三つ目のフェンスをくぐると・・


ついに頂上へ・・


三本杭に到着。


その向こうは天気に恵まれると九州大陸も見えるのだそうだ。


振り返ると絶景。


気持ちいいな~~

ここでオニギリを食べる。


こんなロケーションでは何食べても美味しい。

あ~、空が近い・・


下山に向かいます。


ここはいつ来てもいいな・・


足元のハート型の石に癒されたりする。(笑)


下山途中に目黒鳥屋方面を眺める。そっちはまた今度・・


熊のコルまで戻ったが、ここからは大久保山や八面山、そして鬼ヶ城をすべて迂回して鹿のコルの林道に向かう。


ちょっと疲れたので、この山の主(ブナの大木)で休憩。


ブナ林とササの癒しの風景を進む。


南東斜面は見晴らしが良くて明るい。


権現山は随分と分かりやすい。


サンシュユの黄色い花が春の空に映える。


猪のコルに到着。


ここから鬼ヶ城を迂回するために薄暗い北斜面を歩く。


人間にとって嫌な景色は野生動物達には居心地の良い場所。

鹿が現れた。


「ピューーイ!!」と警戒の鳴き声を発し立ち去る鹿のあとを、四頭の鹿が追いかけて逃げて行った。

仲間に危険を知らせるとは・・随分と鹿も賢いものだ・・。

ここも滑床からの合流地点らしい。


鬼ヶ城はシャクナゲが群生していて、初夏には美しい花々が楽しめるのだが、まだ少し早いな・・。

視界が明るくなると林道はすぐそこ・・


鹿のコル、林道に出ました。


ここからは宇和海が見下ろせます。


先に持ってきて置いていた自転車で林道を下ります。


ほぼほぼ下りなんでブレーキのみの快適乗り物!


林道の樹々の新葉や新芽を楽しみながら無事に若葉橋に停めた車に到着。

あ~楽しかった~


また行けるといいな。

長々と、長文失礼しました!


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