エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

タフな男

2020年01月22日 | トレイル・登山・紅葉

「男はタフでなければ生きていけない・・」

昔、そんなフレーズありましたね~。

先週に山で見た霧氷の風景が忘れられず、休日は早朝から霧氷目当てで山に向かう。

早朝5時、まだ真っ暗な中、コンビニで食料などを調達して車で出発。

AM7時、辺りが明るくなった頃、登山口に到着。入山。

当然、早朝の山なんて寒い。

かなり着込んだり、今回は防寒対策だけはちゃんと準備した。

早速、鹿2頭に出会った。

南斜面は風も無くて歩きやすい。

北斜面の足元が凍っている。

写真を撮りながら歩くこと2時間、

三本杭に到着。

あれ~!?霧氷が・・・無氷(笑)。

あ~~

どうやら霧氷になるのには、それ相応な条件が必要らしい。くそ~

でも景色は最高。

滑床渓谷側の下山コースを下見したり、おにぎりを食べたりと、少しの間頂上付近で時間をつぶす。

10時過ぎ、下山に向かう。

車に戻ったのはちょうどお昼頃。

まだ物足りないので渓流を見に寄り道。

なかなかの急斜面を下るとナメ床な渓流に到着。

あ~、癒しや~

急斜面を上ると、もう脚は結構パンパン。

車で帰路に向かう。

その途中、いつも素通りしていた黒尊神社奥の院を参拝する。

いつも素通りでスミマセンでした・・

奥の院のすぐ下は美しい渓流が流れる。

生卵を後ろ向きに投げて、割れなければ願い事が叶うという言い伝えがあるが、

やってみるのはまた次の機会。

PM2時頃に帰宅。

家の鍵のスペアキーを作りに行ったり、食材を買出しに行ったり、スーパーやドラッグストア、それにホームセンターを巡る。

そしてPM4時頃、高知市内に車で出発。

PM6時、高知市内に到着。ショップで折り畳み自転車を購入。

PM8時半、取引のあるディーラーの社長と合流してBarに向かう。

その昔、30代の頃、地元中村で足繁く通ったBar「晴耕雨読」。

店内はブルースが流れ、頭のキレるマスターとのトークが楽しかった。

Barとはいえ、私が飲むのは芋焼酎「さつま白波」。

マスターいわく、オシャレなこのBarでは私しか飲まないらしい(笑)。

そんなBar晴耕雨読もその後マスターの地元でもある高知市内に場所を移した。

今回、社長を連れて向かったそのBarは、その移転したお店「深夜プラスワン」。

実にマスターとは7年ぶりの再会になる。

「2名ですが大丈夫ですか?」

「コウちゃん(マスターの通称)!久しぶり!分かる!?」

硬い表情のマスターが笑顔に変わる。

「○○さんじゃないですか~!!」店内でハグ。

「コウちゃん、とりあえず柑橘系で適当に頼むワ!」(昔もいつもこんな感じだった)

平日なのにカウンターには常連達が等間隔に一人ずつ座っている。

そう、やはりここは大人が一人でお酒を飲む場所。

暗めな店内は相変わらずでCDラジカセからはブルースが流れる。

こだわりの黒電話も昔のまま。

お店は移転したが、スタイルは全く変わらず、7年の年月を全く感じさせなかった。

取引先の社長もすぐに気に入った模様でうれしい。

話している間にどんどんと客が入れ替わる。

こういうタイプのお店の客は基本長居はしない。

しばらくして社長が帰って、常連達もハケ、店内はついに一人になった。

マスターの趣味は釣り。隔月で高知新聞のコラムを執筆中でもある。

相変わらず頭もキレて話上手。

店名はハードボイルド小説からあやかっているらしい。

そんな話やら、お互いの近況を話している途中、

「ありますよ」と、マスターが一升瓶をドンと出してきた。

「うぉー!ハハハ!じゃあロックで!!」

これはひょっとして、私がいつか訪れるのを予感していたのか・・

そんな野暮なことは訊ねない。

ロックで2杯、夜中1時を回った頃に店を出る。

「男はタフでなければ生きていけない・・」

冒頭のこれは高倉健主演の映画「野生の証明」のキャッチコピーだが、それには続きがある。

「男はタフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」

その意味をかみしめながら嫁のマンションまでの3.6kmをフラフラとひた歩いた。


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