「男はタフでなければ生きていけない・・」
昔、そんなフレーズありましたね~。
先週に山で見た霧氷の風景が忘れられず、休日は早朝から霧氷目当てで山に向かう。
早朝5時、まだ真っ暗な中、コンビニで食料などを調達して車で出発。
AM7時、辺りが明るくなった頃、登山口に到着。入山。
当然、早朝の山なんて寒い。
かなり着込んだり、今回は防寒対策だけはちゃんと準備した。
早速、鹿2頭に出会った。
南斜面は風も無くて歩きやすい。
北斜面の足元が凍っている。
写真を撮りながら歩くこと2時間、
三本杭に到着。
あれ~!?霧氷が・・・無氷(笑)。
あ~~
どうやら霧氷になるのには、それ相応な条件が必要らしい。くそ~
でも景色は最高。
滑床渓谷側の下山コースを下見したり、おにぎりを食べたりと、少しの間頂上付近で時間をつぶす。
10時過ぎ、下山に向かう。
車に戻ったのはちょうどお昼頃。
まだ物足りないので渓流を見に寄り道。
なかなかの急斜面を下るとナメ床な渓流に到着。
あ~、癒しや~
急斜面を上ると、もう脚は結構パンパン。
車で帰路に向かう。
その途中、いつも素通りしていた黒尊神社奥の院を参拝する。
いつも素通りでスミマセンでした・・
奥の院のすぐ下は美しい渓流が流れる。
生卵を後ろ向きに投げて、割れなければ願い事が叶うという言い伝えがあるが、
やってみるのはまた次の機会。
PM2時頃に帰宅。
家の鍵のスペアキーを作りに行ったり、食材を買出しに行ったり、スーパーやドラッグストア、それにホームセンターを巡る。
そしてPM4時頃、高知市内に車で出発。
PM6時、高知市内に到着。ショップで折り畳み自転車を購入。
PM8時半、取引のあるディーラーの社長と合流してBarに向かう。
その昔、30代の頃、地元中村で足繁く通ったBar「晴耕雨読」。
店内はブルースが流れ、頭のキレるマスターとのトークが楽しかった。
Barとはいえ、私が飲むのは芋焼酎「さつま白波」。
マスターいわく、オシャレなこのBarでは私しか飲まないらしい(笑)。
そんなBar晴耕雨読もその後マスターの地元でもある高知市内に場所を移した。
今回、社長を連れて向かったそのBarは、その移転したお店「深夜プラスワン」。
実にマスターとは7年ぶりの再会になる。
「2名ですが大丈夫ですか?」
「コウちゃん(マスターの通称)!久しぶり!分かる!?」
硬い表情のマスターが笑顔に変わる。
「○○さんじゃないですか~!!」店内でハグ。
「コウちゃん、とりあえず柑橘系で適当に頼むワ!」(昔もいつもこんな感じだった)
平日なのにカウンターには常連達が等間隔に一人ずつ座っている。
そう、やはりここは大人が一人でお酒を飲む場所。
暗めな店内は相変わらずでCDラジカセからはブルースが流れる。
こだわりの黒電話も昔のまま。
お店は移転したが、スタイルは全く変わらず、7年の年月を全く感じさせなかった。
取引先の社長もすぐに気に入った模様でうれしい。
話している間にどんどんと客が入れ替わる。
こういうタイプのお店の客は基本長居はしない。
しばらくして社長が帰って、常連達もハケ、店内はついに一人になった。
マスターの趣味は釣り。隔月で高知新聞のコラムを執筆中でもある。
相変わらず頭もキレて話上手。
店名はハードボイルド小説からあやかっているらしい。
そんな話やら、お互いの近況を話している途中、
「ありますよ」と、マスターが一升瓶をドンと出してきた。
「うぉー!ハハハ!じゃあロックで!!」
これはひょっとして、私がいつか訪れるのを予感していたのか・・
そんな野暮なことは訊ねない。
ロックで2杯、夜中1時を回った頃に店を出る。
「男はタフでなければ生きていけない・・」
冒頭のこれは高倉健主演の映画「野生の証明」のキャッチコピーだが、それには続きがある。
「男はタフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」
その意味をかみしめながら嫁のマンションまでの3.6kmをフラフラとひた歩いた。
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