怖いで~、新ウイルス。
あの人の手がドアノブに、咳き込んでほかの人に、グラスからまたほかの人に・・・
新ウイルスがどんどん拡散して免疫のない人類はバタバタと倒れていく
かつてのスペイン風邪とか、新しいところではSARSとかが思い出されて
防ぎようがないという恐怖感が、すごい。
映画鑑賞中に咳でもしようものなら、きっとつまみ出されるに違いない。
(実際、緊張のあまりツバを飲み込んだら誤って気管に入って咳き込み
他の席から非難するように咳払いが聞こえ、必死に我慢したけど、
その咳払いもまた非難されてたかもってくらい咳厳禁!)
監督スティーブン・ソダーバーグといえば、私の中では「トラフィック」。
だけど調べてみたらもう10年前なんですね。
そして出演メンバー。
これだけそろえていったいドンダケすごい映画になるんだろうって思っちゃうよねー。
(出演)マリオン・コティヤール マット・デイモン ローレンス・フィッシュバーン
ジュード・ロウ グウィネス・パルトロウ ケイト・ウィンスレット
ブライアン・クランストン ジェニファー・イーリー サナ・レイサン
期待を膨らませるだけ膨らまして挑むもんだから、
これだけ?っていう物足りなさのほうが記憶に残ってしまう。
後でじっくり思い返せば、情報社会の恐ろしさや深い愛情物語も
描かれてたなあと思い当たるけど、
ぼーっと見ていたのではその人間模様の感動がぼやけてしまいかねない。
こちらも久しぶりの映画で集中力に欠けていたかもしれないけど。
(レンギョウは本当に効いたのだろうか?ジュード・ロウはマスクをせず外を歩いてたよね。
ちなみに連翹は清熱解毒薬として用いるので、可能性はあるなあと思いながら観てた)
いっそ出演者の名を伏せて上映したら驚いただろうなあ
観て初めて次々と登場する豪華出演者にそのたびに「おおっ」と驚く!
間違いなく★5になるよ、きっと。
コテイジョン:★★★☆ それでも俳優一人ひとりの演技は印象に残った。