新型コロナウイルスによる症状などの復習
新型コロナウイルスは遺伝子情報がSARS(SARS-CoV-2)に非常に類似している
SARSに比べて、感染しても8割が症状が軽いまたは無症状、しかもウイルス量が高いのは発症の前日で、感染者が自覚もなく他者にどんどん感染させているためパンデミックが起こった
感染経路は口が多く(宿主細胞側の受容体ACE2が舌に非常に多い)手洗いマスク着用が大切
感染初期の症状に下痢があり、トイレ感染も高頻度で起きているのでトイレの掃除や消毒も大事
発症は感染からおよそ5日目⇒ 一週間ほど症状が経過⇒ 軽症化または回復、または中等症に移行
死亡原因は肺炎のほか、血栓による心筋梗塞や脳梗塞もあり、コロナウイルスの感染経路である宿主細胞が血管内皮細胞にあるため、血管内皮細胞内で炎症が進行する可能性が示唆される
mRNAワクチンの有効率は90%以上と高い 有効期間については不明
ワクチンの副反応は、発熱、疲労感、頭痛、血栓も注意。日本人は欧米人より体格が小さいため副反応の発現は若干高くなっている。いまのところ一過性
アナフィラキシーは、mRNAを包む成分のポリエチレングリコール(PEG)が原因と考えられている
人口の7割が抗体をもてば集団免疫が得られ収束が期待できる
(ファーマスタイル2021/No.8より)