漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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体調を崩したときに食欲がなくなるのは防衛反応

2023-09-16 | カゼ・インフル・ウイルス
このところコロナ感染でのご相談が続いたのですが、
「発熱して食欲がなくて。どうしたらいいですか?」というご質問もありました。
「温かくして寝ていましょう。1日くらい食べなくても大丈夫だから」
と荒っぽいと思われる回答をしました。

食欲がないときは、無理に食べない方がいいことも多いのです。

風邪などで発熱したとき食欲がなくなるのは「気」を消耗しないための防衛反応です。発熱によって免疫を活性化してウイルスと戦おうと全体力を総動員しているのですから、他のことにエネルギーを使わない方がいいのです。

食べて消化することもエネルギーを必要とします。例えば、もともと気虚の人は食後だるくねむくなるのですが、それは食べることで気が不足してしまうからです。

じっと静かに寝ている方が、集中して病気と戦えるのです。
やがて峠を越えると、自然にお腹がすいてきて食べたいものが頭に浮かんできます。

そして、コロナもインフルも、治すのは自分の体であることを忘れずに。
体力勝負です。体力を消耗しないために、どうすればよいかを最優先してください。
ニラの花。
青じその花
散歩道にて

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