この青臭い題名ゆえに、避け続けていた本です。
梨木さんらしい攻め方で、多感な十代に向けて、
戦争や経済社会などの人間の「群れ」に束縛されず、自分の意志を持とうと訴えています。
人は群れとして生きる生き物だけど、ゆるやかに迎えいれてくれる群れがほしい
しかし、
それは「個で生きられる」背景が備わっていなければ無理だと思う
豊かな自然を所有していて自給自足できるとか、どこからかうまい具合に支援をうけられるとか・・・
そんな余裕がなければ、いやでも「群れ」に隷属しなければ生きられない人のほうが多いと思う
それが、戦争の片棒を担ぐことになったりするのは、悲しいことだけど。
そんなことをまじめに考えてしまったところは、この本が良書といえるのでしょうね。
梨木さんの本は手元にそろえるようにしていますが、これは、図書館で見つけたので読んでみました(笑)
この本はタイトルで私も避けてしまっていました。
拝読して 読んでみようかしら、と思いました(^o^)