高血圧、高血糖、高コレステロールなど健康診断のチェックが入って「漢方でなんとかならない?」と聞かれることがままある。
これらは血流が悪い体質の筆頭でもあり、それが原因で肩こりや頭痛などの痛みや部分的な冷えなどが出現することも多い。
中医学ではこれを血瘀症といい、滞っているそれがあることを瘀血があるという。ま、ごっちゃに使っていることが多いけど。
「活血」(血流改善)対策が必要です。
血流が良ければ、血管内の老廃物の癒着を防ぎ、血糖やコレステロールの利用もアップして血管内はいつもスッキリしている。
瘀血をつくりやすい体質はいくかあるので、これを明らかにすることも大切。
たとえば、
1,ストレスで緊張がほぐれない(気滞)
2,飽食で血管内を流れるものがドロドロして詰まりやすい状態(痰濁)
3,加齢や潤い成分の不足で、流れるものが少ない(血虚、陰虚)
4,疲労が溜まったり体力がなくて推進力が不足している(気虚)
などの状況が絡んでいたりする。
1、2の場合、働き方を変えたり気分転換を図ったり食事内容を変えればかなり改善されるが、それが難しいならせめて活血漢方薬でフォローしよう。
3、4の場合、流れるものが少なければ末梢の栄養は足りず、推進力が足りなければ末梢の血流は止まったままになる。これら「虚」の問題は、漢方薬が頼りになる。
よくご相談になりより体質に合った漢方薬の組み合わせを選択してください。
もちろん、日々、適度の運動によって体力をつけ、これに応じた食事をしっかりとることが最も大切。だが、これがなかなかできないから生活習慣病となるのだけど。
印旛沼のカワセミ
桜の木に若いオオタカ
自然の生き物は、良く運動するし食べ過ぎはない(笑)
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