漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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この頃増えたご相談・気持ちの落ち込みやイライラ

2021-06-24 | 気持ち・眠り

まだ世界の新型コロナ問題は収束しそうにない。体も心も蓄積疲労が溜まっている感じです。

例年だとこの時期は、蒸し暑いねーとか、おなか壊したとか、運動するんで熱中症をどう予防しようとか、旅行に行くのにどの漢方薬もっていく?とか、日焼けしてひりひりするとか、わりに明るい悩みで、お互いに笑いながら漢方紹介してるのだけど。

このごろは、そんな外向きの話題はなく雰囲気が暗い。
気持ちが落ち込む、イライラする、体がこわばる、のどが苦しい、おなかが張る、生理前の不快症状(PMS)、学校行きたくないって子供が・・・などなど
これらは我慢していると、体のあちこちが凝り固まって次々と様々な症状が出る恐れがあります。

概ね中医学でいうところの「気滞」症状ではあるので(⇒気滞とは)
疏肝利気の漢方薬をもっているならすぐ飲んでおこう。それらの漢方薬は香り、酸味、苦みの生薬が配合されています。なので食事もそんな味のものを取り入れてみてください。

気分転換
場所を変えることですね。戸外の散歩なんか手軽です。朝でも夕方でも。時間が異なると気分も違います。本を読むのもいい。とにかく情報機器から離れましょう。

深呼吸
「深呼吸してみて」というとこのタイプの人は、間違いなくため息みたいな呼吸をする。
まず「あー」と声を出す。何十秒出し続けられるか挑戦してみる。
気滞状態だと胸脇部がこわばっているので、呼吸が浅く息が続かない。だけど何回かやってるうちに体がほぐれて気持ちも和らぎます。

もちろん「気滞」だけの問題ではないことも多いので、漢方対策についてはよくご相談ください。



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