スベリヒユが咲く季節になりました。乾燥耐性があり、炎天下の畑や路傍、空き地などに生えます。
そして夏に盛りとなる植物は、熱を冷ます作用を持つものが多い。
自然とはよくできているものです。
このスベリヒユは、解毒炎症作用が「天然の抗生物質」と言われるほどで、中国では昔から、解熱、咳止め、止血、鎮痛、整腸、湿疹、虫刺され、皮膚炎などに使われます。
これは、食べたり飲んだりするだけでなく、肌につけてもいいので、虫刺されやあせも、アトピーのジュクジュク、皮膚炎などのスキンケアにも使えます。
また現代の研究では必須脂肪酸のオメガ3を多く含む植物として世界で注目されているそう。
スベリヒユのエキスを粉末にしたもの「五行草」
性味は、酸・寒
効能:清熱解毒、熱血消腫、止血通淋
スベリヒユの生薬名は馬歯けん(ばしけん)で、爽肌精《陽》にはこれを筆頭にいくつかの消炎作用のある薬草のエキスが配合されていて、炎症を起こしやすい肌の方や、夏肌のスキンケアにおすすめです。
漢方生薬は、飲むだけでなく肌につけても、同じような効果が期待できます。
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