漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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加齢に伴う体の劣化:フレイル サルコペニア、ポリファーマシー

2017-08-23 | 老化・血流
加齢に伴う体の劣化の対策は、運動と栄養です。両方必須です。
運動は筋肉の衰えを改善し骨密度をあげます。筋肉があれば血流量も増し代謝もアップします。
最近、サプリの宣伝で盛んにタンパク質やアミノ酸が必要と言われますが、
体は需要と供給でできるので、体を使わなければ筋肉の量も機能も上がりません。
よく噛むことも大切です。噛めば胃腸の動きが改善され食べ物の消化が進みます。
脳の働きもよくなるといわれます。

平均寿命の9~13年は要介護状態・サルコペニア・海精宝

さて、カタカナ語の意味
▼フレイル:加齢に伴う衰えのことで「か弱さ」のfrailtyに由来し、さらに
身体的フレイル(体の能力低下)、社会的フレイル(社会的交流が減る)、精神的フレイル(落ち込む)などという言葉もある

▼サルコペニア:加齢に伴って筋肉量や筋力が低下した状態
転倒して寝たきりになる危険が高く、フレイルの中核病態です
サルコペニアの人は脳の機能が低下していることが多く、うつ病や認知症との相関があるとも言われます

▼ポリファーマシー(多剤服用)
薬剤一種の副作用はかなりわかるのですが、いくつも薬を重ねると解明できない身体の不調に陥ることが最近問題視されるようになりました
フレイルの高齢者は、身体痛だけでなく不安感や入眠障害、自律神経障害による便秘などが出現しやすく、病院でこれらの症状を訴えると処方薬が増えがちです。そして薬を処方してくれないと不機嫌になる高齢者は多いです。
症状を抑える薬に頼りすぎず、生活時間を整えたり、食べ物のバリエーションを増やしたりと毎日の生活習慣を見直す努力が必要です。

クリデンシャル2017/No.108「フレイルに備える」より

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