自分辞書作りで「辞典」の【角】の項を見ていて、この字に「くら・べる」との表外読みがあることを今頃初めて知った(汗)のですが、それと同時に、「すもう」を 【角力】 と書くのは「ちからをくらべる」意味だったのかと、一大発見をしたような気分になりました。(笑)
「すもう」の漢字表記はどちらかと言うと 【相撲】 の方が一般的かと思いますが、こちらは読み下すと「あいなぐる」、つまり「なぐりあい」でしょうか。 【相撲】 という表記の実際の語源が「なぐりあい」なのかどうかは少し調べてもわかりませんでしたけれど、一方で 【角力】 の方は、実際の語源も「ちからくらべ」のようです。 【角】 に手へんのついた字(漢検配当外です)が本来の表記だったようですが、古事記の神代の記述にタケミカズチがタケミナカタと力比べをするくだりがあるとのこと。そう言えば相撲取りのことを 【力士】 と言いますが、これも 【角力】 という表記から来ているのですね。恥ずかしながらこちらも初めて頭の中でリンクができました。なお、「すもう」を意味する言葉としては、 【角觝/角抵】 というのも「辞典」に記載されています。ただ、こちらは読みとしては「かくてい」で、「すもう」とは読まないようです。
漢字に触れていると、そこを入口としていろいろなことを新たに知ることができて、本当に楽しいですね。^^
<「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ>
【角力】 【角觝/角抵】 P.193
【相撲】 P.926
「すもう」の漢字表記はどちらかと言うと 【相撲】 の方が一般的かと思いますが、こちらは読み下すと「あいなぐる」、つまり「なぐりあい」でしょうか。 【相撲】 という表記の実際の語源が「なぐりあい」なのかどうかは少し調べてもわかりませんでしたけれど、一方で 【角力】 の方は、実際の語源も「ちからくらべ」のようです。 【角】 に手へんのついた字(漢検配当外です)が本来の表記だったようですが、古事記の神代の記述にタケミカズチがタケミナカタと力比べをするくだりがあるとのこと。そう言えば相撲取りのことを 【力士】 と言いますが、これも 【角力】 という表記から来ているのですね。恥ずかしながらこちらも初めて頭の中でリンクができました。なお、「すもう」を意味する言葉としては、 【角觝/角抵】 というのも「辞典」に記載されています。ただ、こちらは読みとしては「かくてい」で、「すもう」とは読まないようです。
漢字に触れていると、そこを入口としていろいろなことを新たに知ることができて、本当に楽しいですね。^^
<「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ>
【角力】 【角觝/角抵】 P.193
【相撲】 P.926