みちしらば つみにもゆかむ すみのえの きしのおふてふ こひわすれぐさ
道知らば 摘みにも行かむ 住の江の 岸の生ふてふ 恋忘れ草
紀貫之
道を知っていたら摘みにでも行こう。住の江の岸に生えているという恋忘れ草を。
詞書には「深養父 恋ひしとはたが名づけけむことならむ下」とあり、清原深養父の詠んだ 0698 の次に置かれていたことが示されています。
「古今和歌集 0001」と題して、一日一首の古今和歌集歌のご紹介を初めて書いたのは 2019年10月31日。それから3年とちょっとで、ようやく最後の一首にたどり着きました。かなり軽い気持ちで始めて最後まで行きつく自信があったわけでもなく、まして一日も欠かさずなどとは望外のことでしたが、たびたび来訪くださる皆さまに励まされ、ここまでやって来ることができました。コメントやいいねをくださる方々はもちろん、来訪いただいたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
明日から、何やら気が抜けてしまいそうな気もします(笑)が、実は次に取り組みたいものもあり、少しお休みしたらまた始めていきたいと思っています。
毎日ご紹介してき古今和歌集も本日で全巻の読み切り。ここまでおつきあいいただき、誠にありがとうございました!
偉業達成に感激いたしました。
「休まずに」と言葉で言うにはたやすいですが、
1111日も、とても人間業とは思えません。
きっと凜太郎様は人間の一つ上の存在なのでしょうね。
ひとまずゆっくりとお休みを満喫してくださいませ。
ありがとうございます。andさまには、節目ごとのコメントを完走いただきました。月並みな言葉になりますが、心より感謝しております。
人間の一つ上など、滅相もありません。すっかり日課と化した作業を、ただそのまま続けてきただけです。
とはいえ、完走できてホッとしているというのも偽らざるところです。もし途中で途切れていたら一生悔しさが残りそうで、それを恐れるがあまりに(笑)続けてきた面もあるように思います。
更新は少しお休みしますが、再開の節はまたよろしくお願いいたします。