あはれてふ ことををにして ぬくたまは あはでとしふる なみだなりけり
あはれてふ ことを緒にして ぬく玉は あはで年ふる 涙なりけり
「あはれ」ということを緒にして貫き通す玉は、愛しい人に逢わずに長い年月を過ごしてきたがゆえの涙なのであるよ。
この歌は続後撰和歌集(巻第十二「恋二」 第791番)に入集しており、そちらでは第四句が「あはでしのぶる」とされています。
あはれてふ ことををにして ぬくたまは あはでとしふる なみだなりけり
あはれてふ ことを緒にして ぬく玉は あはで年ふる 涙なりけり
「あはれ」ということを緒にして貫き通す玉は、愛しい人に逢わずに長い年月を過ごしてきたがゆえの涙なのであるよ。
この歌は続後撰和歌集(巻第十二「恋二」 第791番)に入集しており、そちらでは第四句が「あはでしのぶる」とされています。