六月、涼みするところ
なつごろも うすきかひなし あきまでは このしたかぜも やまずふかなむ
夏衣 薄きかひなし 秋までは 木の下風も やまず吹かなむ
六月、涼んでいるところ
薄い夏衣に風が通る快さが失われてしまうから、秋になるまでは木の下風もやまずに吹いていてほしい。
夏の終わり、風がやんでしまうとまだまだ暑いので心地よく吹き続けてほしいというところでしょうか。ちょうど今頃の季節を描いた屏風絵に添えられたものでしょう。しかし実際の今年の暑さは、自然の風がやんでしまうと暑い、というレベルではないですね ^^;;;