流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

由良基地分遣隊開隊70周年記念行事 掃海艇「なおしま」

2024-09-08 | 海上自衛隊
9月7日(土曜日)、海上自衛隊由良基地分遣隊にて開隊記念行事が開催されました。

由良基地分遣隊は、和歌山県日高郡由良町阿戸に所在する海上自衛隊の部隊です。
同隊は、兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町に本部を置く阪神基地隊隷下の基地分遣隊です。
同隊敷地内にある岸壁では、掃海艇の一般公開が行われました。


掃海艇「なおしま」(MSC684)第42掃海隊/阪神基地隊(兵庫県神戸市東灘区)


第42掃海隊は、兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町に本部置く阪神基地隊隷下の掃海部隊です。
同隊は阪神基地に所在し、主に大阪湾及び紀伊水道における警戒監視と爆発製危険物に処理などを任務としています。


本艇はすがしま型掃海艇の4番艇として、艇名は直島(香川県香川郡直島町)に由来しています。


掃海艇は海上及び海中に潜む機雷を排除し、海域における各種船舶の安全航行に寄与しています。


建造:日本鋼管(現在:JFEエンジニアリング)鶴見造船所(神奈川県横浜市鶴見区)


起工:平成10年(1998年)04月17日
進水:平成11年(1999年)10月07日
就役:平成13年(2001年)03月16日


一般公開の時間となりました。(^_^)


待ち時間無く、乗艇できました。


「20mm機関砲」(JM61-M)
掃海艇では、浮遊・浮流機雷に対処するために機関砲が装備されています。


「艇首部」


「艇尾部」


「方位測定用ジャイロコンパスレピータ」(航法支援装置/方位環)


「65式8cm双眼鏡」


「30cm信号探照灯」
発光信号によって交信するための機器です。
無線封鎖状態では、非常に有効な近距離通信方法になるそうです。


艦橋部から見える艇首部


「艦橋」


「艇長席」


「第42掃海隊司令席」


「65式66cm測距儀」
出入港時に岸壁や障害となるものとの距離を計測したり、陣形運動時に自艦と先行艦との距離計測等に使用します。


下艇します。


掃海艇「なおしま」は、令和7年(2025年)3月に除籍予定だそうです。
機会があれば、何度でも見学したいですね。
なおしま乗組員皆様、ありがとうございました。
ヾ(*´∪`*)oc<【。゚・+:.・ァリガトゥゴザィマシタ・.:+・゚。】ヽ(*´∪`*)ノ"

過去訪問した基地等と比較して、小規模ながら穏やかな雰囲気が良いですね。
お陰様で楽しい時間を過ごすことがで来ました。
由良基地分遣隊の隊員皆様、ありがとうございました。
ヾ(●´□`●)ノ【゚+。・oアリガトウo・。+゚】ヾ(○´□`○)ノ


<由良町史跡>

石碑「紀伊防備隊跡」
由良町役場前に旧海軍紀伊防備隊跡の石碑があります。
紀伊防備隊は昭和12年に建設が決定され、昭和14年に基地が完成して発足した部隊との事。
紀伊水道の防備を主任務とし、敵潜水艦の大阪湾侵入阻止の任を負っていました。
現在は同隊敷地西側が由良基地分遣隊として使用され、それ以外は中学校や役場が置かれています。

<帰路/JR西日本・紀伊由良駅>

「JR西日本225系電車」【普通・和歌山行き】
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由良基地分遣隊開隊70周年記念行事

2024-09-07 | 海上自衛隊
9月7日(土曜日)、海上自衛隊由良基地分遣隊にて開隊記念行事が開催されました。


由良基地分遣隊は、和歌山県日高郡由良町阿戸に所在する海上自衛隊の部隊です。


同隊は、兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町に本部を置く阪神基地隊隷下の基地分遣隊です。


大阪湾口の警備及び紀伊半島から四国南岸を警備する艦船の寄港・補給基地としての任務があります。


「隊庁舎」
同隊は、昭和27年の大阪航路啓開隊発足と同時に大阪航路啓開隊本部由良基地として由良湾の奥深く旧海軍紀伊防備隊の跡地の一部を使用し発足しました。
昭和35年以降、神戸で建造される潜水艦の海上公試等の支援が開始され現在も継続して実施しています。
また、紀伊水道周辺の前進補給基地として、艦艇等寄港時の各種支援を担当しています。
最近は、南海地震の発生が予測され、和歌山県における災害派遣の拠点として、基地の意義は更に大きくなっているとのこと。


「倉庫」
旧海軍紀伊防備隊からの唯一現存している建物とのこと。


「ボート(運搬具、水上用)」


「三菱重工業由良基地宿舎・川崎重工由良現場事務所」
海上自衛隊護衛艦・潜水艦に対する検査員の滞在施設です。


「ヘリポート」


交通船「YF2131」
同船は第1種に分類される支援船として、艦艇や基地間の人員輸送支援を行います。
由良基地分遣隊が保有する唯一の船舶です。


旧海軍紀伊防備隊が運用していた桟橋
建設当時は木造桟橋が渡してあったそうですが、現在は木造部分が失われ基礎だけが遺っています。


現存の桟橋(岸壁)周辺は、喫水5m以下の船舶でないと着岸できないとのこと。
多用途支援艦や掃海艇といった船底のソナードームが突起していない艦艇しか入港できないようです。


「運搬軌条跡」
駆逐艦や小艦艇への爆雷・機雷で使用された運搬軌条(レール)です。


当時の旧海軍紀伊防備隊内の機雷庫や爆雷庫から桟橋までの運搬軌条(レール)のようです。


名称等不明の資器材です。


「災害派遣用器材コンテナ」


自衛隊グッズ販売やキッチンカーの飲食店などが展開していました。


和歌山県内に所在する部隊等からの車両展示がありました。


「業務車4号」自衛隊和歌山地方協力本部(和歌山市築港)


「73式小型トラック」自衛隊和歌山地方協力本部(和歌山市築港)


「73式中型トラック」第304水際障害中隊/和歌山駐屯地(和歌山県日高郡美浜町)


「94式水際地雷敷設装置」第304水際障害中隊/和歌山駐屯地(和歌山県日高郡美浜町)


同装置を保有する第304水際障害中隊は、海岸線沿いや水際に対舟艇用の地雷・障害を設置し、敵の侵攻を阻止することを任務とする部隊です。


同中隊は、和歌山県日高郡美浜町和田に位置する和歌山駐屯地に所在する陸上自衛隊の施設科部隊です。


同装置は、敷設装置と装置を搭載する水陸両用車により構成されています。
敷設装置を搭載する車両は水陸両用車としての艇体構造をしており、陸上走行のみならず水上航走も可能としています。


陸上走行時は車幅制限により側面フロートを車体上に折りたたんでいます。
水上航走時は航行灯などの機器を装備し、車体側面にフロートを展開します。


水上航走時、車体後下部のプロペラ2基を用いて最高6ノットで移動します。


乗員:3名、最高速度:50Km/h(陸上走行)、11Km/h〔6kt〕(水中プロペラ推進)
全長:11.8m、全幅:2.8m(陸上姿勢)4.0m(水上姿勢)、全高:3.5m、重量:16.0トン(空車)


本装置開発については、防衛庁技術研究本部(当時)において昭和62年度(1987年)から水際地雷の部内研究を開始。
平成元年度(1989年)から敷設装置の部内研究を開始。
平成6年度(1994年)に制式採用。
平成23年(2011年)に発生した東日本大震災では、敷設装置を取り外した荷台にダイバーを乗せ、福島県相馬市・相馬港周辺沿岸における行方不明者の捜索に使用されました。


今回は、地雷を積載する荷台部に乗る事が出来ました。
ありがとうございました。
ヾ(●´□`●)ノ【゚+。・oアリガトウo・。+゚】ヾ(○´□`○)ノ

この後は、本行事の目玉である艦艇見学です。・・・・・つづく(^_^v
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