流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

第61回 航空自衛隊防府南基地開庁記念行事 観閲式

2015-05-31 | 航空自衛隊
5月30日(土曜日)、航空自衛隊防府南基地にて開催された「第61回航空自衛隊防府南基地開庁記念行事」へ
行ってきました。
基地内を散策した後、式典会場が行われる中央訓練場へ移動しました。


観閲部隊が入場します。


観閲部隊は、今春から航空教育隊に入隊したばかりの隊員で構成されています。


観閲部隊指揮官が臨場しました。


観閲部隊指揮官は、航空教育隊第1教育群司令が務めます。


式典演奏を担当する西部航空音楽隊(福岡県・春日基地)
残念ながら小雨で、式典開始前に退場しました。
陸上自衛隊音楽隊なら大雨でも関係なく、堂々と演奏するんですけど。
当然ながら来場者からは、残念の溜息が・・・・・、Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

この後は、偉い方々から式辞や祝辞が延々と・・・・・・・・・・(×_×)
あまりの退屈なので、せっかくのスタンド席から退場しました。
祝辞などの終了後、祝賀飛行が行われました。

<<祝賀飛行>>

陸上自衛隊第13飛行隊(防府分屯地)・他用途ヘリコプター「UH-1J」


第12飛行教育団(防府北基地)・初等練習機「T-7」×4機


次の日曜日は、防府北基地において“防府航空祭”が予定されています。


第3輸送航空隊第41教育飛行隊(美保基地)・基本操縦練習機「T-400」


航空救難団芦屋救難隊(芦屋基地)・救難捜索機「U-125A」


第13飛行教育団(芦屋基地)・中等練習機「T-4」×4機

当方の腕の悪さによるイマイチの画像をお詫び申し上げます。 m(_ _)m
。o゜(Д`q)))【・゜・ごめんなさい・゜・】(((p´Д)゜o。

<<観閲行進>>

観閲台が見える場所に移動しました。


最初の観閲行進は、自衛官退職者で構成されているOB部隊でした。


観閲部隊指揮官は、73式小型トラックに乗車して観閲行進を開始します。


観閲台を通過し、受閲する観閲部隊指揮官です。


観閲行進は、“大隊長 → 中隊長 → 区隊長及び隊員”の順で行われました


陸上自衛隊朝霞駐屯地で行われる観閲式の行進と比較するとレベル的に厳しいかもしれませんが、
今春に入隊して短期間でここまで揃った若さ溢れる観閲行進は素晴らしいと感じます。


来場者からも惜しみない拍手が送られています。


総員1,076名の観閲行進でした。
感動をありがとうございました。
ヾ(●´□`●)ノ【゜+。・oアリガトウo・。+゜】ヾ(○´□`○)ノ

以上で式典行事が終了しました。
再び基地内を散策します。つづく・・・・・・・(^_^¥
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第61回 航空自衛隊防府南基地開庁記念行事

2015-05-30 | 航空自衛隊
今日(5/30)は、航空自衛隊防府南基地にて開催された「第61回航空自衛隊防府南基地開庁記念行事」へ
行ってきました。


「本部庁舎」
防府市中関に位置する防府南基地には、航空教育隊が配置されています。
同基地では、空士(地上勤務の隊員)として採用された隊員の初等教育及び初任空曹に対する教育を
行っています。
画像にある航空教育隊司令部庁舎の正面は、海(周防灘)を向いて建っています。
これは、基地の前身が海軍通信学校だったことを後世に伝えるためだそうです。
昭和18年、防府海軍通信学校が当地にて開設されています。


「初代基地司令の石碑」
昭和29年9月に第1教育隊が小月で編成され、12月に防府基地へ移動します。
その際、防府飛行場が米軍から移管し、防府基地が発足します。
昭和34年、防府基地が南・北に分立し、現在の防府南基地へと至ります。


“義”について説明している石碑


“男”について説明している石碑


本行事に関する「会場案内図」


「式典会場」
中央訓練場にて催しされます。
式典開始まで時間があるので基地内を散策します。(^_^)


航空教育隊衛生隊・救急車


航空教育隊衛生隊・救護所


航空教育隊管理隊輸送小隊・大型人員輸送車3号


航空教育隊管理隊輸送小隊・大型トラック等々


航空教育隊管理隊輸送小隊・1t水タンクトレーラ


西部航空警戒管制団管理隊輸送小隊(春日基地)・大型人員輸送車3号
西部航空音楽隊の隊員輸送のため当基地へ来たと思われます。


「厚生センター」


陸上自衛隊第13飛行隊(防府分屯地)・73式小型トラック


山口県警察・パトカー


防府観光マスコットキャラクター「ぶっちー」
防府市が観光PRのため公募した同市のゆるキャラです。
全国でも珍しい市内の小中学生による投票を実施しました。
花の妖精として、山口の方言で程度が甚だしいことを表すときに使う『ぶち』から名付けられました。

当地は飛行場施設を有していない航空自衛隊基地のせいなのか、敷地内の雰囲気が非常に緩やかです。
特に喧騒感が無いのが非常に良いですね。
この後は、観閲式などを見学します。つづく・・・(^_^¥
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防府天満宮

2015-05-29 | 神社・寺院
防府市松崎町に位置する神社「防府天満宮」に来ました。
同神社は、平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家であった“菅原道真(すがわらのみちざね)” を学問の神
として祀っている天満宮です。
画像は、山口県指定文化財である「石大鳥居(一ノ鳥居)」です。


楼門に続く大石段です。


防府名物「天神餅」を製造販売しているお店


「茶室 芳松庵」
道真公と茶との関わりを後世に伝えようと茶室が設けています。
幕末には高杉晋作らの維新の志士が滞在したといわれ、彼らが墨で文字を書いたと言われる戸袋が
残っています。


「大専坊跡」
中国地方の覇者・戦国武将であった毛利元就は、当地を本拠として防長(山口県)を掌握しました。
幕末では、当地を警護する諸体の屯所となりました。


「青銅鳥居」


「注連柱」


「楼門」


「拝殿」


「客殿」(祈願受付所)


「春風楼」(国指定登録有形文化財)
建設を断念した五重塔一層部分の軒下の組物を床下に組み入れた楼閣様式のお龍堂を完工した建物です。
この楼から眺める市の全景や瀬戸の風光は四季を通じて春風のように絶佳で、その名に相応しいものです。


周防国の出身である伊藤博文(長州藩士・初代、第5代、第7代及び第10代内閣総理大臣)は、
春風楼の前で記念撮影をしています。


春風楼から防府市街地が一望できます。


「筆塚」


「菅公廟碑」


「LOVE神社の碑」
御祭神菅原道真公の人柄を偲び建立されました。
(デザイン:浅葉克己、建立:平成19年2月18日)


「皇太子殿下行啓」の碑


「歴史館」(宝物館)


「扶桑菅廟最初之碑」


京都の北野天満宮福岡の太宰府天満宮と共に「日本三天神」と称せられています。
道真公は、九州への西下の途中、防府に立ち寄った際、当地を気に入り、自分が死んだら魂となって
帰ってくると約束しました。
九州で公が亡くなった翌年(西暦904年)に、国司がこの地に松崎の社を建立し公を祀った伝えられ、
日本で最初の天満宮として創建されたと云われています。

防府に来て遅くなりましたが、防府天満宮に来ることが出来ました。
今後とも四季折々の多彩な神事を見たいと思います。
ありがとうございました。 <(_ _)>
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天神商店街

2015-05-26 | お出かけ
天神町銀座商店街から北へ向けて抜けると、「天神商店街」と呼ばれる店舗街があります。
“防府天満宮表参道”へと案内する道筋でもあります。


古蹟「欄干橋」(迫戸川側)


古蹟「欄干橋」(国衙溝側)


“この橋を渡ると宮市の天神様”と表示されています。


銭湯「錦湯」
昭和の雰囲気を残している公衆浴場でしょうね。(^_^)


歴史の道 萩往還 立市・らかん橋


「立市・らかん橋」の説明板


説明文によると、次のとおりです。
“立市は、天満宮の鳥居前町として最も古くから発達した宮市発祥の地であります。
参勤交代の制により、萩と三田尻を結ぶ街道が整えられた江戸時代には三田尻の御船倉、御茶屋へ向かう
『萩往還』の道筋にあたり、人の通りが絶えることがないほど、商いなども多く、周防第一の通りとして、
たいへんにぎやかな町でした。
立市の北角(旧山陽道と交差する一の鳥居前)には高札場や天下御物送り番所がおかれていました。
150mばかり南に下がったこのあたりは、『らんかん橋』ともよばれ迫戸川(せばと)を渡る橋が昔の面影を
今に伝えています。”


防長交通「ほうふ花燃ゆ周遊バス」
防府市内に位置する幕末及び明治維新関連の観光スポット等を周遊するコミュニティバスです。


「天満屋 土産品店」
同店は昭和31年4月6日、天皇皇后両陛下行幸啓に際し当天満屋に於て御土産品3点御買い上げの光栄に
浴したとの事

ここまで来ると、もう防府天満宮しかありません。
この後、お参りします。
つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆ミ(o*・ω・)ノイッテキマ-ス!!
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ほうふ幸せます通り休憩所

2015-05-25 | 博物館・資料館等
天神町銀座商店街内に位置する“ほうふ昭和館”の隣に「ほうふ幸せます通り休憩所」があります。
同館と同じく同商店街の空き店舗を活用して作られたテーマ館のようです。
なお同所は、入場料が無料です。


所内は、昭和30年から昭和40年代における防府の写真パネルや生活品が展示されていました。


「唐箕(とうみ)」
風力を起して穀物を精選するための農具です。
収穫した穀物を脱穀した後、籾殻や藁屑を風によって選別するために用いられます。


「足踏み式オルガン」(メーカー不明)


「自転車」


「家庭用足踏み式ミシン」(ブラザー工業)


「大須賀ケイ コーナー」
大須賀ケイさんは、防府市出身のイラストレーターです。
(有)スタジオ原っぱを設立し、ポスター、イラスト、漫画、書き文字等を手がけています。


「スマートボール」
スマートボールは、ピンボール及びパチンコの変種です。
パチンコ台が垂直に並んでいるのに対して、“横モノ”とも呼ばれ、パチンコ店ではパチスロが出回る以前に
遊技機として流通していました。


アニメーション映画「マイマイ新子と千年の魔法」
当作品は、山口県防府市を舞台としたアニメーション映画です。


昭和30年の山口県防府市のとある街が舞台です。


そんな街に、額にマイマイ(旋毛)を持つ明朗活発で空想好きな少女『青木新子』が元気に暮らしています。
彼女の通う学校に、都会から引っ越してきた引っ込み思案な少女『島津貴伊子』を迎え、彼女を仲間に迎え
入れるべく力を貸してゆくといったストーリーです。


本作品は、小説家・高樹のぶ子の自伝的小説『マイマイ新子』を原作としています。


防府市では、映画の舞台となった国衙の中心地で野外上映を行いました。


映画の舞台となった実在の場所を探訪する「マイマイ新子探検隊」が行われていました。


小説の中で活き活きと描かれた昭和30年代の山口県防府市の風景が美しい映像となっています。


昭和30年当時の「三田尻駅」(現在:防府駅)
向こうに見える煙突は、当時盛況であった紡績工場のものです。


平成21年11月14日、映画公開を記念して防府市が発行した「特別住民票」です。


「防石鉄道」の紹介
防府市と佐波郡徳地町(現山口市)の間を鉄道路線が結ばれていました。
本路線には「防石鉄道」という鉄道事業者が運営していました。


当時の運行状況を映像で紹介していました。


「防石線三田尻-堀間線路一覧略図」
18.8キロの路線距離(営業キロ)を所要約50分で運行していました。


「列車運行表」(昭和34年5月1日)
運行回数最多時、1日で10往復の実績がありました。


昭和30年頃当時の本路線では、国鉄から買収した気道車が運行していました。


画像の車両は、「キハ103」です。
川崎車輌(現在:川崎重工業車両)にて、昭和12年に製造されました。


経営難により昭和39年7月1日、全線廃止となりました。
現在、廃線跡は佐波川沿いの大部分が山口県道184号三田尻港徳地線に転換され、防府市と徳地地区を
結ぶメインルートの一つとなっています。


当初は、休憩所として自由に立ち入ることができます。(入場料無料)
おすすめの観光スポットです。

昭和30年代の防府市を通じて、自身が住む地域に更なる興味が沸いてきました。
この出会いに感謝です。ありがとうございます。
ヾ(´・ω・)ノ{+++THANK YOω+++}ヽ(・ω・`)ノ
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ほうふ昭和館

2015-05-24 | 博物館・資料館等
天神町銀座商店街内に位置する「ほうふ昭和館」は、昭和30年代の防府市の様子を紹介しています。
同商店街の空き店舗を活用して作られたテーマ館です。


館内は、当時の商店の店先・家庭の茶の間・小学校の教室の様子などを再現しています。


往年のフィルムカメラ等々


映画ポスター


「ラビットスクーター」
富士産業(現在:富士重工業)が製造販売したスクータータイプのオートバイです。


「原動機付自転車」(製造会社不明)
通称“原付(げんつき)”と呼ばれる50cc以下の原動機を備えた2輪車です。
製造販売の当初は、自転車に小型のガソリンエンジンを付けたモペッドと呼ばれる乗り物が起源でした。


大衆食堂


週刊誌や月刊誌の雑誌等々


「赤電話」
正式名称“委託公衆電話”として、電気通信事業者が駅・公共施設・テーマパーク・ショッピングセンター
などの構内に設置し、施設の運営者に管理を委託している公衆電話でした。


日本専売公社(現在:日本たばこ産業「JT」)の煙草(たばこ)


「洗濯機」
当時は脱水機能が無く、付属しているローラーにより脱水していました。


「かき氷機」
当時は手回しにより天然氷を回転させ、台座にある刃先で削ぎ落としていました。


「冷蔵庫」
冷却に氷を用いる冷蔵庫です。
上段に氷を置き下段に食料品を入れ、上段の氷の冷気を用いて下段の食料品を冷やす仕組みです。


「テープレコーダー」
カセットテープが無い時代の録音機でした。


「ラジオ」(早川電気工業)
早川電気工業は、現在の総合家電メーカーである“シャープ”(商標:SHARP)です。
昭和45年1月1日、現在の社名に制定されています。


「ステレオ」
当時は、木目の家具調デザインのオーディオ機器が主流だったそうです。


「テレビ」
VHFとUHFのチャンネルが手回しでそれぞれ別個に付けられていました。
UHFのチャンネル操作が微妙で難しかったのを記憶しています。f^_^;


小学校の教室を再現


当時における授業風景の写真


木造製の机でした。


乾物屋にて販売されていた商品など


薬・化粧品店


ブリキ製のロボット


ブリキ製の列車


「サトちゃん」
象を模した佐藤製薬のマスコットキャラクターです。
昭和34年4月10日、当時の皇太子・明仁親王の御成婚を記念して、店頭ディスプレイ用の子象が誕生しました。


「防石鉄道」
防府市と佐波郡徳地町(現山口市)の間を鉄道路線が結ばれていました。
本路線には「防石鉄道」という鉄道事業者が運営していました。
しかし、経営難により昭和39年7月1日、全線廃止となりました。


昭和38年、山口国体の時、防府駅1番ホームに入る“お召し列車”です。


防府駅の高架化以前は、貨物設備も備えた2面4線の地上駅でした。


開業時の駅名は三田尻駅でしたが、昭和37年11月1日に『防府駅』へと改称されました。


昭和30年代の家庭における『茶の間』を再現

展示品の数々は全て貴重で趣向を凝らしたものばかりでした。
時間を忘れて昭和の世界にタイムスリップしてた感がありました。

同館の見学を通して、防府の歴史を知ることが出来ました。
ありがとうございました。 <(_ _)>
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天神町銀座商店街 幸せます通り

2015-05-23 | お出かけ
天神町銀座商店街は、日本三天神の防府天満宮の門前町として栄えてきた地元密着型商店街とのこと。
愛称『幸せます通り』から防府天満宮で結婚式を挙げた新郎・新婦を商店街全体で祝福するなど、
市民や来街者への“おもてなし”を実践中だそうです。


「天神ピア」
当施設は、市民の方々によるグループ活動やまちづくり活動の場として設置されています。
“ピア(Pier)”とは、「桟橋・埠頭」という意味です。
天神ピアは、防府駅から防府天満宮(天神さま)へ通じる結束点にあることから、天神さまに通じる参道
(桟橋)という意味を込めて名付けられています。


復刻堂の飲料水自動販売機


商店街内にて、昭和30年代を紹介している掲示板がありました。


昭和35年頃の銀座商店街を中心とした市街地図


昭和30年頃の眺望図


「防府行進曲、防府ばやし」の歌詞


紙上写真展「昭和36年9月の天神銀座商店街」
昭和36年9月22日、防府市制25周年記念行事が実施されました。


この当時は商店街のアーケードが、まだ無かったようです。


「防府駅」
昭和37年11月1日、三田尻駅から『防府駅』に改称されました。


当時の防府駅は、急行等の優等列車が停車していました。


同駅は、貨物取扱も盛んな山口県央部の主要駅の一つでした。


「森永ミルクキャラメル」の看板付きのベンチ


同じく休憩用の木製ベンチ


現在の商店街は、お世辞にも良い状況ではありません。
地元では現状を打破するため、活性化事業を推進しているそうです。

なんとか頑張って欲しいですね。
当方としても頻繁に足を向けたいです。
(○´■`*)b【゜o。o゜ドンマイ゜o。o゜】d(*´■`○)
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石炭記念館

2015-05-16 | 博物館・資料館等
山口県宇部市に所在する“ときわ公園”の敷地内に「石炭記念館」があります。
同館は宇部市の発展の基礎となった石炭鉱業の歴史をのこすため、発祥の地である常磐湖畔に日本で最初に
建てられた石炭記念館です。
石炭鉱業は宇部市の発展の礎であり、公園周辺も採炭の現場のひとつであったことなどから、地元政財界と
多くの市民の寄付により、昭和44年11月1日に開館しました。


荻原守衛作「抗夫」像
宇部市は、明治以降に宇部炭鉱での採炭が本格化したことにより炭鉱都市として発展しました。


館内には、約3千点にのぼる貴重な機材や資料が展示されている他、模擬坑道や採炭現場、さらには戦前の
炭鉱住宅を復元した炭鉱住宅が再現されており、当時の人々の暮らしぶりが紹介されています。
なお、館内は撮影禁止でした。


「展望台」
展望台は、かつて見初炭鉱で使用されていた竪坑櫓(たてこうやぐら=坑夫を昇降させ石炭を搬出する施設)
を移設したものにエレベーターを設置しました。
地上37m(海抜65m)の展望台から常磐湖や瀬戸内海、山口宇部空港などが眺望できました。


「単胴コース巻上機」


「エアーコンプレッサー」(空気圧縮機)
ピストンの往復運動により圧縮した空気を作る機械です。
坑内にはメタンガスが発生する事があるため、採炭の機械は引火爆発のない圧縮空気を原動力とするものが
多く使われました。


「エアーレシーバー」(空気溜)
エアーコンプレッサーで圧縮された空気を一度ためて、採炭の機械へ送ります。


「鉄製台車」
抗枠用レールなどの材料を運ぶための台車です。


「試錐機」      (左側奥) :海底下の炭層調査に使用されたボーリング機械
「ギヤードモーター」 (左側手前):採炭用の機械動力を作る減速機付きのモーター
「プランジャーポンプ」(右側奥) :大正初期、宇部炭鉱内で使用された電気動力ポンプ
「中塊用クラッシャー」(右側手前):採取した石炭を5センチ角程度の大きさに砕く機械


「ランカシャボイラー」
明治中頃から大正・昭和にかけて、蒸気機械の動力源で使われました。
その後、病院や事務所の暖房、浴室、炊事用として昭和48年頃まで使用されました。


「矢弦車」(やげんぐるま)
竪坑のロープを巻き上げる機材


「坑内石炭運搬車」(ディーゼル機関車)
山陽無煙鉱業所の水平坑道で使用されたものです。


「2トン鉄製炭車」
坑内で掘り出された石炭を積みました。


「人車」
山陽無煙鉱業所の水平坑道で使われました。


「メタセコイア」(石炭の原木)
昭和44年11月1日、竣工記念として植樹されました。


「国鉄D51形蒸気機関車」
園内にて静態展示されている蒸気機関車です。


昭和11年3月17日、汽車製造により製造された18号機です。


日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計・製造した単式2気筒で過熱式のテンダー式蒸気機関車です。


太平洋戦争中に大量生産され、所属両数が総数1,115両に達しています。


展示車両は昭和45年10月から昭和47年12月1日までの間、厚狭機関車区美祢線にて、石灰石輸送の
貨専用として活躍しました。

同館の見学を通じて、300年の歴史をもつ宇部炭坑を知る事が出来ました。
ありがとうございました。 <(_ _)>
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JR西日本・徳山駅 其の弐

2015-05-15 | JR系統
徳山駅は、山口県周南市御幸通に位置する西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅です。
周南市の徳山地区(旧徳山市)の中心駅として、山陽新幹線及び在来線の山陽本線との接続駅である他、
山陽本線の隣駅である櫛ケ浜駅から分岐する岩徳線の列車が乗り入れています。

画像にある在来線駅は2面4線の地平ホームと1本の上り貨物待避線を持ち、3・4番ホームが島式と
なっています。


「国鉄キハ40系気動車」(キハ47形)
岩徳線・3番ホームに停車中の朱色車両です。


「国鉄キハ40系気動車」(キハ40形)
貨物列車の待避線にて停車中です。


「国鉄キハ40系気動車」(キハ47形)
広島色と呼ばれる車両です。


「国鉄115系電車」(クハ115形)
瀬戸内色と呼ばれる車両です。
運転士が交代する様子を見ることが出来ました。


新幹線駅は、16両編成対応(ホーム長410m)の相対式ホーム2面2線(内側に上下通過線を挟む)
である高架ホームです。
画像の車両は、「新幹線700系電車」(8両編成)です。


通称“こだまレールスター”と呼ばれている新幹線電車です。

今後ともお世話になる駅です。
よろしくお願いします。
ヨロ━━(;;;:´;∀;`:;;;)b━━ッッ☆゛
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JR西日本・防府駅

2015-05-14 | JR系統
防府駅は、山口県防府市戎町に位置する西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅です。
明治31年3月17日、山陽鉄道(当時)が徳山駅から延伸し、その終着たる三田尻駅として開業。
明治32年5月25日、国内で初めての食堂車連結の急行列車が京都駅-三田尻駅の間で運行開始。
昭和37年11月1日、『防府駅』に改称。

山口線開業までは、山口県央部随一の主要駅であり、戦前から山陽新幹線の岡山駅以西の開業までは
優等列車の発着が多く、貨物取扱も盛んな山口県央部の主要駅の一つでした。
現在は平成21年3月の夜行列車全廃以降において、普通列車のみの停車駅となっています。


現在の同駅は、島式1面2線のホームを持つ高架駅です。


「国鉄115系電車」(クハ115)
寒冷地区・急勾配路線での運行を目的にした近郊形車両です。

今後ともお世話になる駅です。
よろしくお願いします。
~~ヾ(●ゝω・)ノ[。*○+゜*。○ヨロシクネ♪。*○+゜*。○]
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道の駅「仁保の郷」

2015-05-05 | 道の駅など
「仁保の郷(にほのさと)」は、山口市仁保中郷井開田西の国道376号沿いにある道の駅です。
当地は仁保地区と呼ばれ、山口市北東部の純農村地帯です。
また、仁保地区中心街である“井開田”の由来は、山口市一の米産地と関係しているそうです。


施設内の情報センターでは、山口県内の道の駅マップや周辺の特産品販売所の情報などがあります。


漫画「社長 島耕作」の主人公・島耕作(しまこうさく)は、山口県岩国市の出身です。
主人公自ら出身地である山口県を紹介しています。
※連載開始時(昭和58年)は「課長 島耕作」で発表され、その後シリーズ化されます。
『部長――』『取締役――』『常務――』『専務――』『社長――』『会長――』と昇進し、
今なお連載が継続されています。


チェーンソーアート世界チャンピオン・林 隆男さんの作品
同氏は、山口市阿東在住の方です。


仁保地区では『彩り豊かなむらづくり』のもと、米、野菜、ぶどう、もも、しいたけ、菊、いちご、はちみつ、
たまご、山菜など安全で多様な農産物づくりに取り組んでいるとのこと。


左側:山口さんちのごめんなさいカレー
中央:山口さんちの林くんだけが食べられるハヤシ(ハヤシライス)
右側:山口さんちのセレブになったカレー
“さんち”と“産地”を引っ掛けているようです。(^_^)


左側:「飲む橙」橙(だいだい)、柚子、夏みかんのブレンド果汁
右側:「夏みかんオレンジ4」山口県産のみかん果汁

同施設のコンセプトである「青き山・清き水の仁保の里」を満喫しました。
ありがとうございました。 <(_ _)>
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仁保川 こいのぼり

2015-05-04 | 各種イベント
山口市仁保中郷に流れる「仁保川」にて、沢山の鯉のぼりを見る機会を得ました。


当地は仁保地区と呼ばれ、山口市の北東に位置する人口約3,500人の農村地域です。


周囲を美しい山々に囲まれ、中央を流れる清流・仁保川に沿って南北約15キロに渡って細長く開けています。


豊かな田園風景をはじめとして、蛍の舞う仁保川など四季折々の変化が美しい自然溢れる地域です。


“KDDIパラボラ館”の見学後、偶然に見かけた鯉のぼりでした。

素晴らしい景色を見れたことに感激です。
当地の皆様、ありがとうございました。 <(_ _)>
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JR西日本・仁保駅

2015-05-03 | JR系統
何となくJR山口線・仁保駅に立ち寄りました。
同駅は、山口市仁保中郷に位置するJR西日本・山口線の駅です。


同駅跨線橋から見える下り側(津和野駅方面)


同じく、上り側(山口駅方面)


山口線は、山陽本線・山陽新幹線の拠点である新山口駅から山口市の中心部を通り中国山地西部を抜け、
島根県西端までの地域を南西から北東へ向かう陰陽連絡路線です。
沿線には、湯田温泉や「山陰の小京都」と呼ばれる津和野町などがあります。
しかし、偶然に列車と出会うことがない時刻ダイヤですね。(;_;)


同線の特長は、蒸気機関車牽引列車(SL列車)の運行です。
JRの前身・日本国有鉄道(国鉄)では、昭和50年12月を最後に蒸気機関車の運転を終了しましたが、
昭和54年8月1日から蒸気機関車が牽引するSL「やまぐち」号の運行が開始されました。
同駅におけるSL「やまぐち」号の停車は、11時32分(下りのみ)でした。
なお運転日が3月中旬から11月下旬までの週末(土曜・日曜・祝日)及び夏休み・ゴールデンウイーク
などの繁忙期に1日1往復の運転です。


同駅は、島式ホーム1面2線でとして交換設備を有する地上駅です。
ホーム上に待合室が有るのみの無人駅(山口地域鉄道部管理)です。
駅舎やトイレは、ありません。


同駅は大正6年7月1日、山口線・山口駅-篠目駅間延伸により開業されました。
かなり歴史ある駅なんですね。


「仁保駅周辺案内 マップ」の看板
同駅にSL「やまぐち」号が停車する理由が説明されています。
「やまぐち」号を牽引する車両は、国鉄C57形蒸気機関車1号機及び国鉄C56形蒸気機関車160号機
が使用されています。

何となく立ち寄った駅ですが、当地において色んな事が知ることができました。
偶然の出会いに感謝ですね。 (^_^)
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KDDI パラボラ館

2015-05-02 | 博物館・資料館等
今日(5/2)は、山口市仁保中郷に所在する「KDDI パラボラ館」へ行ってきました。


同館は、KDDI山口衛星通信センターの敷地内にあります。


同センターは、大手通信会社KDDI唯一の衛星通信施設です。
また、日本最大の衛星通信施設でもあるそうです。


「KDDIパラボラ館」
昭和57年12月、衛星通信の様子を紹介する見学施設として開館されました。


「アリアンロケット」


アリアンロケットは、欧州宇宙機関(ESA)が開発した人工衛星打ち上げ用ロケットです。


「パラボラアンテナ」(模型)


館内は、国際通信の仕組みを紹介しています。
通信信号が相手の国に届くまでの道筋を見ることができます。


「インマルサットAシステム用アンテナ」(実物)
静止衛星を経由して、音声通話、ファックス、メール、インターネット、パケット通信など様々な衛星通信
サービスを提供しています。


「インマルサットBGAN」
インマルサット衛星を通じて、電話やインターネットの利用を可能としています。
主に自然災害の被災地や通信インフラの無い地域で利用されています。


「インマルサットM船舶地球局設備」(実物)


「海底ケーブルのサンプル」
水深の浅い海底では魚網や船の錨などからケーブルを守るため鉄線などで補強されたケーブルが使われ、
水深が1,000メートル以上の海底では外装の無いケーブルが使われています。


「海底ケーブル通信のしくみ」
海でむすぶ海底ケーブル通信は光ファイバーケーブルの導入などにより、飛躍的に伝送能力が向上し、
高速で高品質な通信を可能としています。
現在、国際電話やインターネットの99%以上が光海底ケーブルを経由しているとの事。


「海底ケーブル中継器」
海底に約50~100キロ間隔で設置されています。


海底ケーブル敷設・修理船「KDDIオーシャンリンク」(縮尺1/100)
一度に4,500キロ(日米間の約半分の距離)の光ケーブルを積載することが可能。


ケーブルが故障した場合、海中からケーブルを引き揚げ、船内で修復作業を行います。
全長:133.5メートル、全幅:19.6メートル、総トン数:9,600トン


「au体験コーナー」
KDDIですから必然的な一角ですね。(o´・∀・`o)ニコッ♪


「いこいの広場」
屋外の敷地内では、国際通信用の衛星インテルサット・インマルサットとの交信用のパラボラアンテナが
多数並んでいます。


パラボラとは、『放物線』のことです。
「パラボラアンテナ」は宇宙に浮かぶ通信衛星に向けて強力な電波を送り出しだり、通信衛星から届く
微弱な電波を受け止められれるように大きな開口面積を持ち、“おわん”の形をしています。


「フィールドホーン&ブルーギア」
直径27.5メートルのアンテナ(1986年撤去)の部品


「NHKワールドTV用パラボラアンテナ」(受信用)


「太陽光発電システム」
本システムは、最高出力33キロワットの太陽電池です。


「電波望遠鏡(国立天文台に寄贈)」(直径32メートル)左側:NAO(国立天文台)
中国地方唯一の電波望遠鏡として地元の山口大学との共同により宇宙電波観測に用いられています。


インテルサットは欧州・インド洋向け、米州向けの2方向の国際通信として、インマルサットは船舶通信を
主目的とする移動体通信・インターネットを目的として利用されています。


敷地内には、大小合わせて23基のパラボラアンテナがありました。
目の前にある巨大なパラボラ群は、一見の価値有りです。

衛星通信が、地球上のあらゆる場所とコミュニケーションが図れるものであり、
私たちの生活になくてはならないものであることを改めて認識できました。
ありがとうございました。 <(_ _)>
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