goo

喜びと悲しみと

体調の良し悪しとは別に肝機能値は安定していた。

まずは一安心。


という事は、ここのところ続く頭痛の原因は他にあるという事だ。

一つは、やはり薬の副作用が考えられるというので、免疫抑制剤(プログ
ラフ)の量を半分にして様子をみることになった。

それでも改善されない場合は「神経内科」しかないようだ。


そして最後には3年目検診の日程を決め、ヘブスブリンを投与して帰って
きた。


診察途中には隣りのブースで診察中のS村先生が気にかけてくれ、更には
F先生もヒョッコリ顔を出してくれたり、今日は先生方にゆとりがあった
のだろうか。


入院中は、おそらくあまり他に例がない面倒な患者だったはず。

再手術まで打つ手がことごとく上手くいかなかったのだから。


それだけに、今も多少の問題はあるとはいえ、ここまで回復できたので、
先生方も少しはホッとしていると思う。



手にかけた患者が元気を取り戻せるかどうか、その時の喜びと悲しみの
大きさは、きっと患者も医師も変わらないんだろうな。


移植と再手術を告げた時の先生の表情と、今日の帰り際に廊下で会った
F先生の表情と、どちらも深い。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )