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再手術~スタート

天国で君に逢えたら
飯島 夏樹
新潮社

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映画「Life 天国で君に逢えたら」をTVで見た。

家族を支え、支えられ、友人に見守られ、天国へ旅だった飯島夏樹さんの
ご冥福を、改めてお祈りいたします。

飯島さんの著書「天国で君に逢えたら」の一節に勇気をもらった一人として。




さて、昨日、ある場所へ往復ハガキを出しました。

狭き門への挑戦のスタートです。




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・・・2006年 8月 22日


移植の時と違って意識はハッキリある。

体調も悪くはない。でも良くもない。


朝、妻が、そして父と姉が次々に来た。


シャントの閉鎖、そして胆管拡張、二つ同時手術のスタートだ。




安定剤と筋肉注射をして、歩いて手術室に向かうのは予定通り8時15分。


自分より年上と思われる男女の患者二名と一緒に手術室へ。

手術前ホールから各手術室に続く廊下は思ったより長かった。


案内してくれた男性助手の方が、

「ちょうど一年前、Mさんの移植の時も私が担当したんですよ。」

もちろんこちらは覚えているはずもないが、少し心が和んだ。



手術室に入ると女性看護師の一人が、これも又、移植の時のことを覚えて
いて話しをしてくれた。

執刀医師の姿は一人も見えない。


数人の看護師と麻酔医が淡々と準備を進めている。



いろんな方に言われていた通り、手術用ベッドの幅は本当に狭い。

仰向けに横たわり、体の横に両手を置くと、手がベッドから落ちそうになる。



そんなことを気にしているうち、

「それでは麻酔を入れていきますね。」

この一言の数秒後、眠りに落ちた。
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