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今度は(も)愛妻家

先日、某SEIYUで1人で買い物をしていると、ある70歳位のご夫婦が
いて、おばあちゃんがカゴをぶら下げて買い物をしているのだが、おじいち
ゃんの方がおばあちゃんに「早くしろ!」とか「うるさい!」とか、「お前が
悪いからだ」とか罵声を浴びせているのに出くわした。

まぁ、夫婦の問題だし、色々と理由はあるんだろうし、とやかく言う筋合い
ではないが、なんだかとっても寂しい気持ちになった。




・・・・・・・・・

先日、TVで薬師丸ひろ子さんがライブで歌っている様子を見る事ができた。


主演映画「今度は愛妻家」の公開記念で、20年ぶりの事だそう。




薬師丸さんといえば、自分にはドンピシャの世代で「セーラー服と機関銃」が
映画と歌で大ヒットした時は千葉での大学生活を満喫している頃。

自分の青春時代のド真ん中で、懐古の気持ちで一杯になった。





主演映画「今度は愛妻家」は16日公開ということで、公式サイトのstoryを見て
みると、夫婦の関係が微妙な位置関係にある事を知らされる。



一言で夫婦といっても元々は他人で、どこかで少しでもタイミングがずれて
いれば知り合う事も無かったような関係だ。

我が家でも、親世帯を含め7人家族の中で、血の繋がりの無いのは妻だけで、
それなのに一番信頼し、一番話しをし、一番頼っているのが妻なのだから、
なんとも不思議な感覚ではある。






先日、ラジオのある番組を聞いていて、ある演歌歌手の方がライブで歌って
いた曲、確か内容は、

『愛する人が亡くなってしまった。子供を育てあげ、二人だけの時間が戻ったら
一緒に話しをし、一緒に遊び、一緒に旅行に行くって約束してたのに』

って、なんだかこんな内容だったような。



「親孝行、したい時には親は無し」ではないが、いて当たり前なのが、いな
くなって初めて気付く存在感なのだろうし、一番長く、一番身近にいる人が、
突然いなくなってしまう喪失感はどれ程のものかと思う。







世の中の夫婦関係、その良し悪しを決めるのは、ほとんどの場合、男の立ち
振る舞い次第なのでは、と思う。

だから「愛妻家」という言葉はあっても、「愛夫家」という言葉は無いのかと。





振り返って自分・・・・・・

最近、我がままかなぁ~

口うるさいかなぁ~

旅行に行ってないなぁ~

貧乏?!に違いないなぁ~

健康?・・・前よりは、ぅん。






でも、こんな自分でも、もし許されるなら、20年後、30年後、


ハゲた頭と白髪頭で、お揃いの眼鏡を掛けて、曲がった腰を出来るだけ伸ばし、
札幌の街の中を、お互いの故郷を、手をしっかりとつないで歩いていたい。




PLANTOYS(プラントイ) おじいさんとおばあさん
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