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国民健康保険証

特定疾患受給者証は健康保険証があってのこと、というのはよく理解している。

ようするに、医療費の7割負担を国保又は社会保険が、残りの3割の自己負担分を特定疾患で助成してもらう
形になる。(通常の場合)




だからあまり強く言えない部分ではあるけれど、国民健康保険料、高過ぎる!



自営業で、年金生活者でもない自分は、ある程度収入が発生すると、それこそ「保険貧乏・税金貧乏」という
名がピッタリの状態になるぐらい、持っていかれる。


わかってる、わかってるんですよ、保険に守られていることは。




でも、さすがに国保料が収入の2割強を占めると、無理でしょう。

数千万稼いで2割払ってもあまり影響ないかもしれないけれど、自分のように、ようやく辛い身体に鞭打って
稼ぎだした微々たる収入からの2割強となると、実際生活に支障が出る。(出ている)





なので、

交渉だ、お役人様と。ってことで区役所へ。

っていうか、相談という名の「お互いの主張の闘い」。




これももう6年以上になる。毎年この時期。

なのでお互い、あうんの呼吸でシャンシャンと。

となるはずが、今年は違った。


まず最初に言われたのが、

「財産調査させてもらいました。」


ざ・ざいさん??

しばらく聞いていなかったこの言葉。

「はぁ、何のことでしょう?」


「4月時点の※※銀行の預金残高が。」

そして、

「生命保険は解約払い戻し金がありますよねぇ~。」

(因みに解約していないし、二度と入れないのに解約するわけがない)



ははぁ、ここまで調べるか、と感心している場合でなく、


バッカ言うんじゃねぇ~、


「あのね、何をどこまで調べたかわかりませんが、それがどういう金だか知らんでしょう。」

「財産とはよく言ったもんだ。借金こそたくさんあるが(自慢じゃないが)、財産なんてこれっぽっちも
ありゃしません(自慢じゃないが)。

だいいち、貸付タイプの生命保険からは、その貸付限度額一杯まで借りてるんですから。
その額いくらだと思います?※※万円ですよ!(自慢じゃないが)。

その4月の口座の金だってそれの一部なんですから。完全に借金でしょう。(自慢じゃないが)。」



これだけ声高に借金自慢された事が無いのか、担当者、戸惑っていた。明らかに 。







本来、納めて当たり前のもの、それは充分過ぎるぐらいわかっている。

ただ、所得割の料率があまりも高い。特に札幌市は異常だ。

これは市の担当者も認めるところ。

でも話しのスタートが、この異常に高い保険料から始まるので、お互いかみ合うことはない。




しかも、病気で約一年半仕事ができなかった(つまりは未収入)ことからのこの話し、ずっと毎年してきた
ことだ。

毎年・・・それでも相談に行けるうちはまだいい。

自分が行けなくなったら・・・相談したくても身体が動かなかったら・・・


そうやって5年前、実際保険料を払い過ぎてしまい(当時、妻にあれこれ考える余裕など無かったから)、
後に気付いて減免申請した時にはもう遅かった。



役所曰く、

「すでに納めて頂いた保険料をお返しすることはできないんです。」






ど・どろボウ---------っ!!




悪代官---------っ!!




取る時だけ取りやがって-----っ!!






ってな事が過去にはあっただけに、妥協してなにするものぞ、っと、粛々と話し合いは行われたのでした。




結果、毎年のように、若干保険料を下げてもらい、言いたいことは言って帰ってきた。








以下、きちんと要望として取り上げてもらうこと。

1.特定疾患受給者、障害年金等の認定者は、健康保険料自体の減免があってもいいのではないか。

むしろ、あるのが当たり前ではないか。



2.保険証の個人用カード化。

これが現在、家族単位のいわゆる「保険証タイプ」なので、子どもが遠方に居住する場合の遠隔申請が
非常に面倒くさい。



3.所得割料率の見直し。

08年以降、札幌市は単年度黒字にも関わらず、料率が上がってきている。



4.財産調査するのはいいが、個人の置かれた状況を、個別に判断してほしい。

時間が、というが、決して時間の問題ではない、と思う。実際、プラスがあればそれ以上にマイナスが
あるんだから。

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