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糸田さんの生体肝移植手術体験記

当ブログのブックマークにも登録させて頂いている、糸田敬弘さんの移植体験記、

生体肝移植手術を受けて 第3版

が、PDF版で公開されています。




改めて読んでみると、6年前の自分自身の体験とリンクして、複雑な思いとともに蘇えります。




体験記としても、貴重なデータとしても、見事なまでにまとめられていて秀逸です。

あまり思い出したくないことも多々あったことと思いますが、これから、移植を考えなければならない
人に少しでも役に立てれれば、という強い意思と相応の努力が感じられ、頭が下がる思いです。




中には、娘さんに書いて頂いたという、移植直後のICUでの管だらけの患者の様子(35ページ)が
あり、今更ながら見ると、自分も妻から聞かされていたものの、その壮絶な様子に絶句してしまいます。


読んでいると、やはり家族の強い絆が感じられ、患者である糸田さんの思い、ドナーである奥さんの思い、
お子さんの思い、取り巻く多くの方の思い、これらはすべて、移植経験者のすべての共通の思いであって、
医療としての移植だけではなく、患者は一人の人間なんだということを改めて再確認させてくれます。











一つの体験談として考えた場合、ブログというのは時系列的に考えると逆順になってしまいます。

このブログを読んでくださる方にとっても、更新日を追って読んで頂かない限り、いつ何がどうなったか
一見しただけではわからないだろうと思いますし、自分でも今となってしまえばよくわかりません。

ですので、今年の目標として、体験部分のみを抜き取って、時系列をはっきりさせてまとめてみたいと、
改めて思っているところです。
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